すべてのおすすめ
幸せの早さはみんな違う。


君にだけ遅いんじゃない。


君にだけ早いんじゃない。


追い付けない事も。

追い越してしまう事も。


きっと。


 ....
  十月六日
  梢という言葉をまだ
  使ったことがないと気づく
  酢酸オルセインに染められた玉葱の薄皮
  カヴァガラスとスライドガラスに押さえ込まれた
  あの惨めさ
   ....
  森のなかで眠る
  ひどくねじくれた女
  爪に溜った懐かしい土
  {ルビ蚯蚓=みみず}があなたの太腿を這う
  けがれているから葉は美しい
  「たべてよ、
   ねえ、た ....
  きみがすき
  まっすぐな線をひいてみても
  やっぱりどこか曲がってんのさ
  だらしなく
  少し可愛らしく



  想い寄せるときは
  心をしんとしずかに……
 ....
                    131004



懐かしいなぁと思いながらも
作者は今頃どうしているのだろう
フランケンと一緒に遊んでいるのだろうか
 ....
宇宙誕生の冷たい光にうっすら溺れていた僕の近くで、
きみのみなもとが粒に変わって、星のあいだに流れていく。

ただ空を見ていたんだ。すべてはただ広がっている。
膨大になるばっかりの空間が、 ....
詩にならない言葉ならべてインクのな
くなったボールペンに私は告白したの
です。今までありがとうずっと好きで
した。ボールペンは息をひきとり今は
コンパスの隣りで眠っています。退屈
していた言 ....
あなたは殺したくなければ殺せと仰る 私に残された道は何なのか 罪を償って死ぬことなのだろうか 罪とは何なのか 全てを知ろうとすることなのか 私という胎児がメスの人間の腹にいて今ここにいる いったいそれ .... こんなにみじめなのに
雨もふるのね
蔦は先端から枯れはじめ

あんなにしたのに
あなたは笑うでしょうね
あらゆる肯定をもって
嘘は嘘でなければ意味がないのに

雨はふるのね
蔦 ....
神さま、神さま。
お願いがあるのです。
あんたは神さまなんだから、聞いてくれるでしょう?

なんだい人の子よ。
わたしに何を強請るんだい?
聞いてから答えようぞ。
言ってご覧なさい。
 ....
OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
母の手作りする洋服は
大体において
あらかじめ寸法が大きかった
未来が足されていたから
子どもはすぐ大きくなっちゃうからって
それは言い訳というより
有無を言わせない印籠のように掲げられた ....
三本足の猫は
とてもはやく走るので
だれにも見られたことがない

知らないふりをしないで
外ばかりみないで
わたしがわたしになるまえに
鉢植えは育ってしまうし

なにかのふりをし ....
  雲が赤く染まる
  町はうずくまっている
  少し怪我をしているみたいに
  どこかで華やかなパーティーが開かれている
  緩められるネクタイ
  グラスの触合う他人行儀な音
 ....
  ハンカチに指で書いた
  とうめいなそのポエムは
  日なたと影のにおいがする
  歯をみせてわらってよ
  はにかんだきみの口元が
  不思議にうごくのも好きだけど
  高い ....
慟哭しながらガラスを割り続けていたら部屋がとがった粒子で埋もれていきました
ばらばらのぱらぱらなガラスのなかに飲まれていたら皮膚が血だらけになっていたのです
だがそれでも動けないというのか ....
街の中になくした
放り投げるようになくした
あなたの
多面体のブロックパズルの面が、
そろわないからと
子供のようにわめいて
そろわないままの多面体は
街中の賑わいに似た
何色もの色に ....
墓荒らしの墓を荒らす 夜中に地震で目が覚めて
地震が起きるたびに
いろんな神社の鳥居から
小石がぱらぱら落ちているのだろうな
と窓を開け閉めして
もう一度、すとんと夢の中に入る

夢の中では栗の木林にいて
 ....
紫色の紙が足りなくなってしまった
急いで買いに行かないと、もうすぐなのだからと
気ばかりがいたずらに焦って
どうしたらいいかわからない
今までどこで買っていたかなんて覚えてないし
手配してく ....
好きと嫌いは裏表ではありません。
好きだけど嫌いです。
あなたのことです。

嫌いです。
でも好きなんです。

本当です。
嘘も時々ついてしまうけれど。

甘いものが好きです。 ....
  老人が籾殻を焼いている
  見えそうで見えない光のような匂いだ
  空は青く、少しあどけない
  わたしという言葉はもう
  ここには似合わない



  赤茶けた四角い煉 ....
雨や風にさらされて
月日が過ぎて
崩れては消えてゆく

光と影の浮き沈みで私に語りかけ
三味線を鳴らし唄うのは石の像

笑っているのか
哀しんでいるのか
なんだろう
くすくすとささ ....
ゆうぐれどきに
しらない風景にであう
いちにちの終わりとか
あしたの始まりとか
そういうことばでは言い表せないような
じかんのこどく

わたしはちらと時計を確認し
じかんという概念 ....
あんまりにびしょびしょで
かまわないまま
それがなにかも気にせずに
奪いあったものだから
愛みたいにおもってしまう
ただのセックスを
それ以外のかたちにくり抜こうとしたから
からだは ....
にわか雨の後に風を読み
電線に止まった鳥がきれい、
だというならば
ガードレールの影がのびてゆき
おどろいた猫の目がきれい、
だというならば
たくさんの小さな色が花びらに
とけ込んでゆく ....
  朝がいそいでいる
  子の笑う声のような
  光たちを小脇に抱えて
  ガラスの球は真ん中から
  はっきりとふたつに割れた
  きみが急に
  うたうからだよ
  ゆうべ見 ....
証拠を埋めたシャベルの音が残っている たわんだガラス窓をひたすらに登ろうとしている羽蟻を見ていた。
同じ動作を飽きもせず繰り返している。
彼はなぜその小さな背に生えている羽を使わないのだろう。
よく見るとその羽は見る影もなく疲れ ....
捨てる物が無いとは気楽なものだ
捨てる物がないから強きでいられる
ずーっとずーっといつだって捨て身な私だった
何も持たずに居いたらよい
あるのは本とペンとノートだけ
庵に籠もれば何もいらない ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
幸せの早さ。- 永乃ゆち自由詩2*13-10-6
語彙- 草野春心自由詩413-10-6
ねじくれた女- 草野春心自由詩313-10-5
きみがすき- 草野春心自由詩513-10-5
怪物くん- あおば自由詩7*13-10-4
はじまりの光のよるに、星を見ていたと伝えよう。- 北街かな自由詩3*13-10-4
題名が決まらないまま- 左屋百色自由詩16*13-10-4
全知無能- 散布すべ ...自由詩113-10-4
- はるな自由詩613-10-4
憎まれっ子世に憚る- 瑠依自由詩213-10-3
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
ぶかぶか【詩サークル「群青」九月のお題「音」から】- そらの珊 ...自由詩22*13-10-2
三本足の猫- はるな自由詩413-10-2
パーティー- 草野春心自由詩313-10-2
はにかみ- 草野春心自由詩713-10-2
痛みと妄想と肉体の輪舞命題- 北街かな自由詩4*13-10-1
東京23色/街の中にいくつも散らばっていく- 水町綜助自由詩913-10-1
墓荒らしの墓を荒らす- 北大路京 ...自由詩413-10-1
鬼あざみ- 春日線香自由詩213-9-30
紫色の紙- 春日線香自由詩613-9-30
わからないこと。- 瑠依自由詩3+13-9-30
籾殻- 草野春心自由詩813-9-30
やわらかな五百羅漢- 灰泥軽茶自由詩13*13-9-29
じかんのこどく- かんな自由詩8*13-9-29
- はるな自由詩513-9-29
きれい、- 左屋百色自由詩15*13-9-28
せわしない朝- 草野春心自由詩513-9-28
証拠を埋めたシャベルの音が残っている- 北大路京 ...自由詩913-9-27
ある社会の中で- ヒヤシン ...自由詩11*13-9-27
瞑想・・・- tamami自由詩513-9-27

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