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君に会ってから空が青い 酷い話だ
身内が横たわっていても
涙一つ出やしない

酷い話だ
悲しくならなければいけない
と自分で言い聞かせても
涙一つ出やしない

酷い話だ
死に顔をじっくり見ても
とて ....
ペットショップで
赤ちゃんを買ってきた
うまく育てれば二十年生きますと
ペットショップの人に言われた
赤ちゃんはかわいかった
けど次第におとなになって
すねたりして
おとなし ....
笑え、笑え
この世の下らぬ嘘を
全部笑ってやれ

その嘘で人を騙す者を
笑ってやれ

その嘘を信じ抜く者を
笑ってやれ

その嘘を愛する者を
笑ってやれ

その嘘に一生を賭け ....
  草の皿に
  いっぴきのいなごがとまっている



  ぼくはいつも色んなことを
  すぐに駄目にしてしまう
  砂団子のように丸く脆く
  君への思いを胸のなかに固めて
 ....
  がれきを噛む
  直角の月光がきみの
  糸切り歯を白く燃やしている



  かなしみを心にとめ
  そして死ぬように忘れ、
  忘れるように死んでいく
  もろく、
 ....
  だきしめたものはなんだろう
  あの雲にのって
  ほんの子どもみたいな
  ばかげた思いをしょって



  ただ、あたたかな
  かおりだけのこったこの手
  なんだ ....
裏返った猫がまどろむ 火星移住計画って聞いた事があるかい
嘘か本当か この星を捨てて
火星へ転がりこもうって考えている人達がいるそうだよ
彼らにとって 愛する という事は
味が無くなるまでひたすら噛み続けた後に
 ....
僕が誰なのか

僕は知らない

僕は世間話をする

僕はアルバイトをする

僕の年収は二百十万円だったり

一千五百六十二万円だったりするのかもしれない

僕の年齢は三 ....
見つめたい目がない 陽を逆算して踊る心模様
否を受け入れて見えてくる絶景
うねる髪は群れる揺れる速乾詩
忙しい少数派の毛虫
寝てばかりの石を裏返し
叩き割り起こす神社前
鉛雲に負けるビニール傘
雨の一粒一粒 ....
少し横顔を見せただけで
思わせぶりに去っていく夏

雨が 家々のトタン屋根から
ライラックの葉の一枚一枚から
信号機の黒ずんだカバーから
夏を洗っていく

雨が 夜更け ....
ひたひたと
ありったけの水を吸い上げ
あおく 
あかく
丸く
咲く

装飾花は結実しない
ただ
水をひたらせる

小雨
大雨
さみだれ
にわか雨
夕立ち
根拠のない憂鬱 ....
全部嘘でしたって言おうよ
本音なんてない
ただ
この建前だけが
本当でした
自分へのご褒美で太る きみはぼくを情熱家だと言う
それで多くのものを得たとも
多くのものの襟を正したとも

でもだ
これだけは覚えておいて欲しい
英語でいう“passion”には
受難という意味があることを
 ....
神様がいたりいなかったりする   初夏の淡い光が
  ラップトップに白くこぼれる
  なにを言葉にすればいいかわからない
  机のすみに置かれた古い文鎮



  地下水のようにしんと音は澄み
  こわばっ ....
私とは何か

私とは何だろうか?

パスカルがうまい事を言っている

・・・「誰かが窓際に座っていて道行く人を見ようとする

すると、そこに私が通りかかる

だとしたら、その人は『 ....
うまいもんも不味い 留守電の知らない声に励まされる 余計な一言が面白いと思っていらっしゃる 思い出を一番から五十六番まで
USBメモリに移動して
一息
私のディスクは空(から)になる
空(から)になった空(そら)に
星が一粒
もう一粒
繋がって
絵を描く
尺取り虫が
一歩 ....
肌に艶のある小母さんが暖簾を掲げている
くいっと曲がり
小さな路地に入っていくと
木のこっぱや削り粉が雑然と置かれていて
いい匂いがする銭湯のうらっかわ

すぐ右手には
古びた人気のない ....
翠星石が死んでしまった
ついに姉妹に殺されてしまった

翠星石は動いてはいるが死んでいる
人形のあるべき姿に戻っただけかもしれない

綺麗なオッドアイだった
片方の眼は潰れてしまい
口 ....
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます

ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い

擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ

他人 ....
愛してる
人とはさよならしたけど
愛することとは
さよならできない

金がなくても幸せは
少しだけなら
買えたけど
金がいらないなんて
まだ笑えない

誰かといるのが
辛い時も ....
海の真ん中で言葉を捨てる 首から上は白い
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君に会ってから空が青い- 北大路京 ...自由詩1813-7-3
酷い話- ……とあ ...自由詩20*13-7-3
天寿- 小川 葉自由詩813-7-2
笑ってよ- 一 二自由詩313-7-1
いなご- 草野春心自由詩513-6-29
がれきを噛む- 草野春心自由詩613-6-29
かおり- 草野春心自由詩213-6-29
裏返った猫がまどろむ- 北大路京 ...自由詩513-6-28
火の星- Neutral自由詩4*13-6-28
僕の思考は- yamadahifumi自由詩213-6-28
見つめたい目がない- 北大路京 ...自由詩513-6-26
詩たしく失を代現- 左屋百色自由詩7*13-6-26
夏の横顔- Lucy自由詩22*13-6-25
水の器- そらの珊 ...自由詩17*13-6-25
告白- 佐藤伊織自由詩413-6-25
自分へのご褒美で太る- 北大路京 ...自由詩513-6-24
passion- HAL自由詩6*13-6-24
神様がいたりいなかったりする- 北大路京 ...自由詩1013-6-23
青葉- 草野春心自由詩313-6-23
私とは何か- yamadahifumi自由詩213-6-23
うまいもんも不味い- 北大路京 ...自由詩113-6-22
留守電の知らない声に励まされる- 北大路京 ...自由詩313-6-22
余計な一言が面白いと思っていらっしゃる- 北大路京 ...自由詩1613-6-22
こぐま座- Lucy自由詩24*13-6-22
小さな路地の先っちょに- 灰泥軽茶自由詩1113-6-22
翠星石が死んだ- 一 二自由詩6*13-6-22
ちっこい幸福論- HAL自由詩13*13-6-21
タバスコペッパーにも朝日は差す- 竜門勇気自由詩313-6-21
海の真ん中で言葉を捨てる- 北大路京 ...自由詩5+13-6-19
首から上は白い- 北大路京 ...自由詩413-6-19

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