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「助けて」





トントン。
トントン。
助けてください
助けてください
お母さんがまだ帰ってこないんです


助けてください
助けてくださ ....
本は終わりから読む
音楽は終奏から聴く

恋は別れからはじめる
映画はエンドロールから観る

旅は終車駅からはじめる
夢は目醒めてからみる


そしてぼくは死から誕生する


 ....
かみさま、彼らの十字架を
どうかどうか先端を金色に光らせて


目をつむって星座をみつける
まぶたの奥
熱いたましいの燃えている火を見上げて
すべての過去に名前を与え
すべ ....
  椅子の上に
  左脳がひとつ置かれていた



  色褪せた譜面から
  いくつかの音符はこぼれ
  床のうえでひょこひょこ跳ね
  透き通った窓は、わたしたちと
  青 ....
膝小僧というより膝小娘  
もうじき終わるこの日差し

そうとも知らず夏はジリジリと

あの日のウチらのように



 
清らかな川の水に足を浸していると

冷たくて気持ちいい

足の先に触れる石の声が

沁みこんできて

生まれ変わっていくようで

何も考えずに

河原に転がる大きな石となって
 ....
4:42AM
きみがてのひらで
目かくしをしてくれる

いいにおいのする
やわらかい暗闇が訪れ
どこかで
列車が動きはじめている

八月の終り
きみがてのひらで
目かくしをし ....
十八
すべりこむとうめいの音、(僕の)使えないなかみ
まちがい、溶け出した赤い右手と、黄色い耳と、走ってる車の、青白い音と十円玉でつけた引っかき傷がほんとうは気付いてるってこと、
ほんと ....
あなたたち大人が悪政や貧困や搾取や弾圧に対して
歯向かうのは分からないではない

しかし それはこどもに武器を持たせ
そのつかい方を教える理由にはならない

大人はいつも勝手な義を矛にし戦 ....
足が痺れてチャンネルを変えられないでいる わたしがあなたの下着を干しているあいだ
あなたはわたしのために歌をうたっている

わたしがにんにくの皮を剥いているあいだ
あなたは二人分のコーヒーを落としている

わたしが玄関のタイル ....
見あげた鉄塔は
汗もかけずに
さむざむと鉄色をしている

足もとの濃い影が
すこしだけ揺れて
ふりむいたすべてはあかるすぎて見えない

あかるすぎて
見えないなかで
あなたがあ ....
長く呪うような雨が好きだ、長く呪うような雨が降り続けば、それよりもずっと怖ろしいおれの心中はどこかに隠れていることが出来る。心情的な濡れ鼠と化しながら、おれはだらだらと夜の行く先を見ている .... 『お客様は神様です』が口癖の歌手を
ずっとぼくは揶揄もし馬鹿にもしていた

しかし彼がシベリア抑留者だと知ったとき
餓死・凍死・狂死・刑死・自死で亡くなった同胞と
同じにならず瀕死の想いで
 ....
  あいするひとよ、
  ほんとうの
  きみのその気持ちは
  とうめいな廊下になって



  蜘蛛の巣がからまったような
  きょうの丸い月にむかって
  ひたむきに伸 ....
遊覧船は雨もよう

縫い針さながら森はしずかで

昼間の月は紙片を降らせる

絵になれない陰はどこにもないから

わたしはひそかに呼吸する
白熊 パンダの夢見てる 大海原の真ん中で
 立ち泳ぎ
途方に暮れて日も暮れて

せめて目指すべき陸地が見えたなら
それが遥かに遠くても
そこに向って進もうと
いのちの限り泳ぐだろう

だが今 四方八方 
 ....
道を極めると書いて
極道とはね
笑わしよんな
  苔色の水のうえに
  釘が一本刺さっているのを
  みとめて、きみは
  小さく立ち止まった



  むし暑い夏の午後の風は
  邪悪な商人のように
  きみのポケットには ....
水と油は
反発し合う
反発するから
互いが成り立つ

水と油は
こばみ合う
こばみ合いつつ
となり合う

水と油は
よごれ合う
よごれ合うから
澄み分けてゆく

 ....
たとえば一本の麦穂のように

収穫を 忘れられて
項垂れながら  汗を流している
黄金色の畑のへりで
埃っぽい道のかなたの
青空に
憧れている

そんな
一本の麦穂の ....
愛していると
水に沈めるようにしか
言えなかった

おもたいものほど
きちんと遠くへ沈むので

うみがめが
なみだを分泌するように
水のなかで
愛しているを
沈めている

 ....
わたしたちが会っていた時間は短かった。
日焼けした太腿をさすりながら眠る彼を見ながら
わたしはビールを飲んでいた。
夢の中で私の頭を撫でているかどうか
確かめられたらいいのに
一人きりで ....
むかし熊だったころの話をすると
わたしの手あしの毒虫に噛まれたところがどくどくと痛むので
これはむかし熊だったころにも同じところを噛まれたのだろうなと
予想できる

それくらいの頭で
 ....
陽のしたで
わらっている子ども
泣くとき大声あげるん
だろうな

ひざをかかえて
血をなめている
わたしのもとへ来る蛾は
どいつも羽が
不揃いで

うまく飛べるように
たか ....
なぜ命を賭して戦場に赴く
ジャーナリストや写真家が存在するのか

彼等は知っているのだ
戦争でまず殺されるのは女や子供たちではなく
もちろん兵士ではなく真実だと云うことに

それを知るた ....
  陰気な病院が
  頭の方から
  青空をゆっくりと降りてくる



  逆さまになったまま
  患者のひとりは今、
  あざやかなレタスを食んでいる
  桃色の看護婦がそ ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「助けて」- ぶらっく ...自由詩312-9-5
誕生- HAL自由詩9*12-9-4
クラシックを聴きながら- いばら自由詩512-9-3
左脳の時間- 草野春心自由詩1112-9-2
膝小僧というより膝小娘- 北大路京 ...自由詩11*12-9-2
この日差し- 殿上 童自由詩21*12-9-2
休憩- 灰泥軽茶自由詩16*12-8-30
目かくし- はるな自由詩712-8-30
八月が終る- はるな自由詩112-8-30
置きなさい- HAL自由詩5*12-8-29
足が痺れてチャンネルを変えられないでいる- 北大路京 ...自由詩8*12-8-29
抱きあう動物- はるな自由詩512-8-28
鉄塔- はるな自由詩312-8-28
がらくたくだり- ホロウ・ ...自由詩6+*12-8-28
『お客様は神様です』- HAL自由詩8*12-8-27
あいするひとよ- 草野春心自由詩812-8-27
に、じ、む、- 千波 一 ...自由詩4*12-8-27
白熊_パンダの夢見てる- 北大路京 ...自由詩9*12-8-26
遥かな灯- ただのみ ...自由詩16*12-8-26
笑わしよんな- HAL自由詩7*12-8-26
水のうえの釘- 草野春心自由詩312-8-26
水と油- 千波 一 ...自由詩5*12-8-25
麦穂- るか自由詩412-8-25
産卵- はるな自由詩712-8-25
:level- プテラノ ...自由詩312-8-25
美しいひと- はるな自由詩412-8-24
- はるな自由詩212-8-24
まず殺されるもの- HAL自由詩4*12-8-24
病院が墜ちる- 草野春心自由詩712-8-22
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21

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