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空が裏返り
わたしたちは輪の中に身をしずめる

心がぜんぶの水を
吸いとってしまって
体は吹き飛んでいった

肥大して
びしょびしょのわたしたちは
輪を抱き
輪に抱かれながら
 ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
ここにあるのは絶望なのか
幾千の声を追い払って駆け出した
星の見えない高層ビルの隙間に
細い光でさえ、差し込まない
目の前に座る知らない無数の魂が
僕を嗤っているように、思う

少しでも ....
もげそうになった

私の身体の一部は

かさかさの瘡蓋で覆われていた

滲む体液が乾燥して

指でなぞると

疼き蠢き熱を帯びているが

やがてだんだん鼓動が波のように去ってい ....
ひっそりと

こっそりと

足を並べて立っている

大きくて哀しいこと

小さくて嬉しいこと

ひっそりと

こっそりと

歩いてみれば

誰も彼も何かに夢中で

 ....
猫 聞いて
きのう わたし
乗り越えた柵
おきたらまた
目の前に柵
猫 ねそべって
聞いてない
あした わたし
終わりをみに
いこうかな
猫 おまえ
やさしいひとに
拾 ....
一杯のコーヒーと一枚の白紙と一本のシャープペン
これが僕の全てだ
他には何もない
ここに僕は無限の宇宙を作る
それが詩人の仕事だからだ
人はそれを笑うけれど
時々、蝶々がペンに止まって
 ....
こくさいほうが
とれなくて
たんいが
たりなくて
すてーきを
たべにいく
1000えんで
さらだばーが
ついていて
たくさん
べびーこーんを
たべて
きた

こくさいほうが ....
札を数えて
何年も過ぎた
それを見てニンマリとしている内
何百年も過ぎた
そしてとうとう使う機会のなかった札束は
今ちょうど土に還った
私はもうすっかり
おかしな人になって
それからずいぶんになる
何しろいろいろあったり
あるいはなかったりしたのだから
無理もない
夜中に煙草が切れた
もういまやこれだけで
おかしな人と ....
ノイズをもってこい
おれを食ってくれ
鳥が死んだんだ
だれにも知られずに

メロディーはいらない
ノイズをもってこい
思想はいらない
おれを食ってくれ

庭師は庭を焼いたんだ
 ....
今日
わるぐちを投げた
うまくいかない 輪投げみたいに
二度ほど
書き直してから
送信

ほどなく
私の書いたわるぐちが
白い画面に現れる
匿名の
小さな怒りだ

ああ
私 ....
何かを守るため
大切なものを守るため
そうやって全てを失った
優しさが人を殺し
優しさが惑星を殺す
それでも時に、優しくならねばならない
強さを内に秘めたまま
  倉庫の隅で
  ひとつの闇と
  もうひとつの闇が
  汗をかきながら踊っている



  南京錠のこじあけられる
  冷徹な音をおそれ
  かれらは時折、同時に
   ....
運命って残酷だよな
俺のダチは雨上がりに
バイクに乗っててさ

高速の小さな水溜まりに
スリップしてバイクはフェンスに
激突してダチは投げ出されて
下の道路に飛ばされて
丁度来たトラッ ....
よみちをひとり
あるいてると

よぞらがぼくを
おいかけてくる

はしっても
おいかけてくる

どこまでも
あきらめないで

けどぼくだけじゃ
ないんだな

 ....
あなたが息を吐くだけで
心は水びたしになった
そのまま寝そべると
目頭からあふれだし
それをみたあなたが
波のように笑った
 
 
ぼくが逆立ちをする
父が支える

あれから数十年が経ち
今度は父が逆立ちをして
ぼくが支える番になった

それなのに
父はベッドに寝たまま
起きてこない
 
 
えらいこっちゃ!
君をHUGするつもりが
皮を剥いでしまった
何でこうなるのかな?
しかたない
人皮を使って
ワンピースでも縫おうか
これがほんとの
ジンピース
なんてね
文字と螺子は関係ありそうで
まったく関係がない

見栄と知恵は関係ありそうで
少しは関係がある

家事と火事は関係ありそうで
かなり関係がある

詩と死は関係ありそうで
大きな関係 ....
1

酔いどれ船の上で
朝日を待っていました

海のない部屋で
発泡酒の空き缶を
3つ4つ潰す夜
浮かび上がる船体に
千鳥足で乗り込むだけの
シンプルな船旅

朝日は
僕らが ....
60ぐらいの爺さんに

ちくちくと批判されていやな気持ちになる

耐えている

それでも


批判してくれるひとに

耳を傾けると成長できるなんて嘘だ

無責任な嘘だ

 ....
 
 
深夜、きみが
コップを割ってしまった
きみの夢の中で

思い出の品だったのだろうか
きみは泣き出して
泣き止まなかった
ぼくはきみの夢の中で
ただおろおろするばかりだった
 ....
おすそ分けが零れてゆく 至福の風に細かく入り込んで

おすそ分けを零してゆく 浅葱の風が目に沁みる 清涼感

 心の裾をなびかせてゆく 愛する人を包みながら

 心の裾が戯れてゆく 愛する ....
その空行を「空白」に化けさせているのは
誰でもない自分自身だと
言い切らない
いや
言い切れない
いや
言い切りたくない
ということにしてお(老)いた。

去年か一昨年に見えた、突然 ....
ダーウィンはロンドン動物園の小さなジェニーがお気に入り
彼女は言葉を理解しおやつをおねだりし公爵夫人に自分の可愛いドレスを
見せびらかしたり本当に人間の子供のようだった

1832年にビーグル ....
休日に早朝起床 毛布洗うが為に 気性は晴天

下の住民に気づかれないよう 忍び足の洗濯機
静かに泡をふく

そして ベランダの手すりを拭く二往復 

準備完了 気象は陽陽

 夏以外 ....
ななめの線は おめめ
口が にっこり
点は よだれ
いや 指って事で

心 って
にっこりマークみたい

コンロの上に鍋があって
コトコトと

音 って
お料理しているみたい
 ....
こんなに長く生きるつもりはなかった
こんなに長く荒廃した街を彷徨うつもりはなかった
ただ、高みに登りたくて
{ルビ宙=そら}への階段を探していただけ
時間は無慈悲に流れ
すっかり年老いてしま ....
北国に桜が咲いて幾日も経たず
昨日突風が吹いて花びらを散らして行った

今朝 桜は冷たい雨に濡れそぼち
うつむき滴る 運命を受け入れつつも

儚げな美しさを愛でる者が
その色香に誘われて ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3041)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裏返り- はるな自由詩612-5-26
お守り- 殿上 童自由詩24*12-5-23
東京- AquArium自由詩112-5-22
もげる身体- 灰泥軽茶自由詩8*12-5-19
ひっそりこっそり- 灰泥軽茶自由詩12*12-5-17
猫聞いて- はるな自由詩912-5-17
詩の賞賛- yamadahifumi自由詩412-5-16
毛利ヤック- 6自由詩412-5-15
土の札束- yamadahifumi自由詩412-5-15
おかしな人- 岡部淳太 ...自由詩912-5-14
ノイズ- はるな自由詩612-5-14
わるぐち- umineko自由詩11*12-5-13
秘めたままで- yamadahifumi自由詩212-5-13
倉庫- 草野春心自由詩10*12-5-13
Strange_Fruit- HAL自由詩9*12-5-11
夜道- 小川 葉自由詩412-5-10
うみべ- はるな自由詩612-5-10
逆立ち- たもつ自由詩1012-5-9
君をHUG- 和田カマ ...自由詩4*12-5-9
恣意的存在- HAL自由詩9*12-5-9
「詩は、酔っ払って落水しても溺れる心配のない便利な海だ」と言 ...- 風呂奴自由詩412-5-9
それでも- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-5-9
思い出- たもつ自由詩1112-5-7
おすそ分けの風- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-7
空白が種を結ぶ、その日まで- yuugao自由詩412-5-6
ダーウィンの愛したオランウータン- 梅昆布茶自由詩1812-5-6
毛布殿の晴れ姿- 朝焼彩茜 ...自由詩4*12-5-6
かわいい絵_- 砂木自由詩15*12-5-6
蒼穹- 無限上昇 ...自由詩712-5-5
悲恋- ただのみ ...自由詩11*12-5-4

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