すべてのおすすめ
 
 
高い高いをされてる時が
一番高い時だった
何よりも誇らしい時だった
もう僕を持ち上げられない父が
故郷に帰る段取りを心配している
ぶつぶつとうわ言のように
出鱈目な記憶を繋ぎ合 ....
爪先まで宇宙 今夜も
うちの犬と猿が騒がしい
/妻、戌年、息子、申年

犬猿の仲とは言うけれど
喧嘩するほど仲がいい
とも言うんだな

だから毎日大賑やか

おれは酉年
鳩は、クル ....
きみは阿片を吸ったことはある?
もちろんないよね当たり前だよね

ぼく?
答える必要はある?
答えて欲しい眼だね
香港でね一度だけ

でも阿片窟に辿り着くまでは
大変だったしお金も遣 ....
あんなに抱いたり
キスしたりしていた妻が
今は物体のようにそこにある

その物体も
私のそれと同じように
いつかどちらかが先に
物体ではなくなるのだろう

あんなに抱いた ....
鳥はなぜ逃げない


足下に 跳ね回る

逃げないが 近寄らない

近寄らないのに 逃げもしない

小さな雀



鳥は なぜ逃げる


逃げるのに また舞 ....
雪に埋もれたまま青く影を落とし
家々は俯き黙祷する
気まぐれにも陽が歩み寄れば
眩い反射が盲目への道標

抱擁されるまま

冷え切った頬が温もり
辺りに耳が開かれるころ
頭の後方 梢 ....
 
過去にとらわれた方は、遠い目をしてはります

未来にとらわれた方も、遠い目をしてはります


そして現在にとらわれた方は、白昼夢をみてはります




 
ぼくには、ない
その欠片すら、ない
それが不幸なのか
幸福なのかも分からない

あなたにはあるだろうか
なにかに殉じるものが
あなたにはあるだろうか
私は自然と対話する
好きなものが好き
身体性
小さな幸せ
ささやかな愛

これらは
すべて
人間の機械化への道である

おんなじことを

機械達が喋ってた

万国博覧会が ....
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
真実思っていることを
と願ってもやはり
愛されるにはと計算も
あり

明かせないことばかりの
真昼の闇
真夜の夢と祈り
流れ星のように

経ってしまえば良いのに
消えてしまえ望み ....
もう充分だと言うのは
きっと身勝手なんでしょうね

でもその気持ちが消えないんです
良くないことだとは分かっていますが

やはりこうして日々を
何とかうっちゃっていると

いつも最初 ....
僕ばかり君が好きで腹たててゴメン 月が満ちて満ちて音楽がこぼれる ごすいって
ひすいに似たような

たおやかに
睡り続ける
午後
もくもくと
宝石になる練習をしよう

纏足の爪先から
あたたかな成分が溶け出していく
あらがえない{ルビ麻薬=レ ....
あなたは眼の前で
ひとがひとに殺される所を視たことがありますか
ぼくは一度だけあります
そこはサイゴンの中央広場でした

それは公開処刑でした
若い女性で南軍からベトコンのスパイとして
 ....
部屋へはいって
コートを脱ぎ

耳飾りをはずし
髪留めをはずし
おどろくほどなめらかなしぐさで
結婚指輪をはずす

このひとはこれから先
なんどひとを壊すだろう
おどろくほどなめら ....
耳をすませてみてよ
聞こえるかい ギターの絃のはじける音
シンセサイザーの 機械的に透明な音
地を這っていくような 重たいベース
いくつも重なり合うドラムの心拍数
張り上げたボーカルの肉声
 ....
暮れなずむ冬道を

人は家を目指して

せかせか歩む


一つ路地を曲がると

落日が

真っ赤な柿の実のように

目に飛び込んできた


夕日よ

こんな ....
ブランコを欲しがったのは私
それを父にせがんだかどうかはおぼえていない

どうだ こんな大きなブランコ
どこにも見たことないだろう

校庭にあるブランコよりも
はるかに高い木の柱と
長 ....
どうしても転がってしまう
できそこないの
羊のぬいぐるみ
連れて帰って気がついて
でももう取り替えてもらうなんて
ありえなくて

きょうも昼間っから
転がってた彼女を
仕方ないなぁっ ....
いったいきみはどこにいったんだ
きみはぼくたちに愛想をつかしたのか

ぼくたちの背信に
なにも学ばない愚かなぼくたちに

なぜ消息を絶ったのか
なにも知らせずに消えたきみ

ぼくたち ....
ついこの間まで
アンチエイジングな歩き方というのを
こころがけていた

高い化粧品も買えないし
せめて遠めに若々しく見えればもうけと
良い姿勢には自信があるし

さっさっと足早に
目 ....
朝がやってくる
風がやってくる
音がやってくる
虫がやってくる
雨もふりかかれば
猫もやってくる

人がやってくる

外へ広く放たれた
寛容な空間だった

祖母が景気よくぞうき ....
さみしいと
雪になる
凍えて咲く花になる

産まれて
すぐに旅立った
あの子の魂なのでしょう

てのひらで包めば
睦みあって水になる
笑って
消えてゆきました
久しぶりに紙飛行機を作ってみて

狭い部屋の中を飛ばして見た

ひょいっと

指先から放たれた私は

少しの間だけ時を止めて

音を吸い込み色を無くし

透き通った羽を生やして ....
塩を振られたなめくじは 
縮みあがった僕なのです 

縮みあがった僕だけど 
今は一児の父なのです 

一児の父であるならば 
縮みあがった、この体 

自分らしくのそぉりと 
濡 ....
ある朝 目覚めたら 部屋には 誰も居ない
机の上の 置手紙 さよならと お袋の文字
何が何だか 分からないまま 俺は 親戚中たらい回し

親父と お袋 愛し合って 一緒になったと
死んじまっ ....
何故なのだろう

人の後ろ姿に惹かれるのは


遠ざかる人ばかり見てきたからだろうか

その人の前にはその人なりの生活があって

日常が息づいている


そういった ....
まーつんさんの自由詩おすすめリスト(3206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
高い高い- たもつ自由詩1213-2-25
爪先まで宇宙- 北大路京 ...自由詩813-2-25
犬と猿と鳩- 小川 葉自由詩413-2-25
純潔な眠り- HAL自由詩5*13-2-25
夫婦- 小川 葉自由詩413-2-25
ひとつまみ- 芦沢 恵自由詩20*13-2-25
永久の瞬- ただのみ ...自由詩27+*13-2-24
とらわれた方- 殿上 童自由詩22*13-2-24
ぼくには、ない- HAL自由詩7*13-2-24
小さな幸せ- 佐藤伊織自由詩313-2-24
雲の子- たま自由詩40*13-2-24
抵抗- もっぷ自由詩413-2-24
巡礼- HAL自由詩6*13-2-23
僕ばかり君が好きで腹たててゴメン- 北大路京 ...自由詩313-2-23
月が満ちて満ちて音楽がこぼれる- 北大路京 ...自由詩313-2-23
午睡_或いは崩れ落ちる砂の壁- そらの珊 ...自由詩24+*13-2-23
許されない好奇心- HAL自由詩9*13-2-22
結婚指輪- はるな自由詩413-2-22
live(ライブ)- 凪 ちひ ...自由詩413-2-22
落日- オキ自由詩213-2-21
父のブランコ- Lucy自由詩23+*13-2-21
冬の終わりの彼女- もっぷ自由詩613-2-21
消息- HAL自由詩4*13-2-21
アンチエイジングな歩き方- Lucy自由詩9*13-2-21
縁側- そらの珊 ...自由詩16+*13-2-21
むつのはな- そらの珊 ...自由詩1313-2-20
紙飛行機- 灰泥軽茶自由詩7*13-2-20
なめくじ親父_- 服部 剛自由詩14+*13-2-19
お袋_俺を捨てたんだって- 板谷みき ...自由詩8*13-2-19
郷愁- オキ自由詩213-2-19

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