{引用=根底から
ひかりがすべり落ちている
ぐるりと結わえたひとつなぎのくさりが
少しずつ希薄になってきている
そこが温かいと机に伏しておもう
おもう?
うなずく
好きな ....

白く熱い道を
白いカッターシャツの高校生が
自転車でくる
7年ぶりに会った息子、きのうのこと
美しく花開いたのっぽのあの子

その道を今日も彷徨えば
また出逢った有り難さ

足 ....
忘れ去っていく言葉よりも
あなたのいのちの清さにふれて瞼が閉じる
いつまでも文字にならない
あなたの悲しげで透明な息づかい
反復するあなたの鼓動が
休もうとしている風を揺るがす

あ ....
静かな 待合室に響く

早口で話す声
隣りにいる付き添いの人は
慣れているのか
相づちさえ打たない

脈絡もなく
しゃべり続ける婦人

耳を塞ぐ

イライラを通り越して
不安 ....
降り続く白い冬
いまはただ
うつむいた雪が
降り積もってゆく

脊髄が 錆びついてくるのを感じる
骨が膠着し 何も言わなくなると
ますます冬は
冷たくよそよそしくなる
寒さが喉で固ま ....
 
僕の目指す
ドラミングは
 
どっしりとしたリズム
それでいて
軽やかに転がっている
 
隙間に ぴたっ とはまった
かと思えば
メロディーの上で踊っている
 
ビートを刻 ....
ひとりで生きられる
生きられない

それとも、ひとりで生きざるを得ない

わたしってどれなんだろうね




無責任ってわけじゃないけど
ちょうど
満員電車のなかで誰かに寄り ....
し ま い 湯 に 黴 の 香 ほ の か 手 足 伸 ぶ

盂蘭盆会三句
仮 住 ま い 我 に は 詣 る 墓 も な く
夏 つ ば め 塔 婆 の 高 さ 測 る よ に
抱  ....
君がリリアン編んで
見上げた空は花と同じ色で
ぜんぶ、ぜんぶ春だった

ゆびさきで、光源をたどる
なくしたもののかたちは
思い出せないけれど
なくしたものから芽ぶいたのは
街でいちばん ....
ゆらゆら路地裏に消えていく猫の尻尾
日曜日の午前9時
空がある
雲はない
宇宙がどのようになっているか いつの日か科学は突きとめるだろう
宇宙が何故在るのか 誰も永遠に分からないだろう
テ ....
わけてあげると
たわけたことを
のんきにみせてる
づきづき わらう

かなしばられないかおで
そようのないがしろな 
ほのぼのやわに

ちゅあちゅあ こぜり
みくだし みくるい
 ....
小学生の頃のいきつけの内科医院は いつも
消毒薬と漢方薬の匂いがしていた
医者の奥さんが受付の奥で薬を調合していて そこでもらう薬はとても粉っぽくて
飲むと必ずむせた

待合室から小さな裏庭 ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
 ....
なんでもね、いきすぎるとチュードクになるの
アルコール、ごはん、甘いもの、人
溺れちゃうのよね
ものすっごい、せつなさがやってきちゃうとね
依存ちやうの
ガブガブト、のんじゃうの、たべちゃう ....
本当は分かってるんです。

わたし達には何もないって。

共有できる感情もなければ

共有できる夢もない。



あなたはあなたの道を

振り返りもせずゆくのです。


 ....
                拳のなかで
                石は砕けて粉と散る
                返す言葉はどこにもなくて
           ....
たとえば試みに、「Another HTML-lint gateway」で某サイトを採点しました。
(http://bungoku.jp/)
結果は以下の通り。↓
「たいへんよくできました」
限 ....
ぼくの人生はだれが采配してるのかな

彼女に言われたの

あたしは結婚も恋愛もあきらめていたからいいのってね

時々恋をしながらでも恋に遅れていたのだね


ぼくの中には数億から数兆 ....
{画像=120223235940.jpg}



欠けた塊の怒り


輝くような怒りはあるか?
物質のように堅い岩石のような怒り
傷ついて欠けてしまうような怒り
純粋で結晶していて ....
缶入りの抹茶だ

ぼくはぬるくなってから飲む

ぬるい抹茶の味を口のなかで反芻する

お茶のお稽古で飲む抹茶はいつもぬるかった


幼稚園ではお茶のお稽古があった

お茶のあと男の子ともめたことがある ....
小さなアヒルに
似ているね
数字の2
かわいいね


   *


事故にあった君が
包帯ぐるぐるのベッドの上で
私を見つけたとたん
Vサインをしてみせた
ふたつの指 ....
公的扶助の受給者の列を写せ
民は思う
なぜ、もっとしっかり生きないのか

貧困で餓死した親子の部屋を撮れ
民は思う
なぜ、生活の保障を受けないのか

国や自治体の生活保護行政の抜け穴を ....
困らせたいわけじゃない
だけど困ってしまったらごめんね

トーキン

はる
左の耳から出てきた紙くずが
右の耳へと入っていくような
かさかさしたおわりのなさ

木の間にぶら下がる健 ....
三月雨、が降る
ほろほろとこぼれて少女は涙する
はちみつ色の瞳を濡らし鼻筋を濡らし
ああけれど溶けてしまうから唇をきゅっと結ぶ


盛り上がる雫は春の水 それとも冬の水
少女に言葉はいら ....
突然見舞われる不幸は
偉そうなご高説によるものではなく
リアルな現実でしかない。
直面する哀しみは
勿体ぶった芸術作品の中にあるのではなく
喪失したという現実の中にある。
今見ることの ....
雨はとっくに 止んでいるのに
畳めない傘の中で
君は静かに濡れている

君だけしか聞こえない雨音は
周りの朗らかな声も上書きしてしまう

あなたには聞こえない この叫びは
通りすぎるビ ....
人生は手紙
読み進むごとに
春夏秋冬喜怒哀楽
答えは最後のお楽しみ

人生はビリヤード
当たり当たられ飛んで行く
誰が誰を動かして
こいつがどいつに影響されたか
白玉だって分かりはし ....
{引用=
Femme fairytale}



死に際の蝉は毎日発情期(「「「死に際だから許されるのよ?」」」)



五反田の渋滞待ちのトロイカがスマートフォンのシャッターまみれ ....
ぼくはいつも
あおい国を探している

仕事場へ向かう朝の舗道で
灰色の敷石の
一つ一つの継ぎ目から
あおが立ち昇る

草原の朝露たちが集まって
小川になり大河になって溶けて行く
 ....
なにもしなくて
いいんだ

どうすればいいか
わからないんだもの


わからなくて
いいんだ

だって
しらないんだもの


しらなくたって
いいんだ

すべてをしっ ....
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