僕は君を愛するために生まれてきたと言ったら

思いっきりぶたれた

でもホントだよ

エデンの薗に君といたのは


僕は光年を素早く手に入れる流星

永遠のecstasy

 ....
受話器を上げる瞬間と置いた後の数分間。

切なくなるのは

なぜだろう。




切手まで貼った手紙を捨ててしまったのは

なぜだろう。



あんなに楽しそうに笑ってる ....
           朝のニュースより


             今朝方未明、すずめの涙に溺れたとみられる
             中年の女性が遺体で発見されました。
       ....
都会はいいねと人が言う
暮らすところではないけれど

雪国はいいねと人が言う
暮らすところではないけれど

だから人は旅に出る

暮らしを離れ
夢を探しに
指切りをして差し招いてほしい
あわただしく生きていてほしい
てん、てん、と、時折ついてくる足跡を
少しでも砂のあぎとに残せますように











ほら、こんなに ....
朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
生真面目な絆の国の小市民の仮面

の下には

逃げ足だけが速いご立派な大人の仮面

の下には

空気より希薄な辛うじて世帯主の仮面

の下には

コップ1杯でクダを巻ける安 ....
ふゆ
ただひとりの


さまざまないろ
さまざまなひかり
ついばむひと おもいはらはら ゆびおり消えて
積もり
かさなり
かけひき
そしらぬ目をし
つまさき立ち からころり つち ....
おとといの晩、列車をのりついで、姉がこちらへ来た。
電話が来たのが六時半で、その四時間あまりあとに明石のコンビニエンスストアで発見したとき、姉はおそらくいそがしく泣いたり、笑ったり、落ち込んだり ....
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
ジューネンくらい前の詩とかが書いてあるノートを引っ張り出す
そう言えば君はこの「とか」の用法のレポートを書くと言っていたね
そのウチの何冊かはよくわかんない奴に捨てられたらしい
よくわかん ....
かがり火が灯る冬の夜
どこかで
誰かが泣いています

寒々とした出窓に置かれた
ピエロのオルゲエル人形
1ミリたりとも動くことはありません
ネジを巻かれたのは
いつだったか
もう思い ....
貧しいひとの手はなぜか淋しいかたちをしていて
貧しいひとの目はいつも悲しい言葉をさがしています

(本当はとてもきれいなものを求めているのに)

そう、
雪降る夜の冷たさは震える指を動かし ....
ふと気づく

同じ人に同じ話題を話している自分にぞっとする

それも初めての如く話しているそぶり

相手はなんだか苦笑い

空転のソラがコロガル

カラコロコロカラ

カラコロ ....
帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る


砂漠いろの黄色い天体

幸福が明るく焦げている

ああ孤独って可笑しい


帰 ....
望みが持てなくなって
ひとつの灯りも灯せない
そういう夜にその日は思えた

雨が降り出している
耳をすまし
黒い地面がまるで現実に見ているようにはっきりと見えるね
もう二時になった
枕 ....
人魚姫はハッピーエンドじゃないけど

人魚姫は幸せだった。好きな人がいたから

自分の命を犠牲にして好きな人を助ける

悪い事は絶対しない。信用が大切。



苦しい事でも楽しけれ ....
一羽の鳩が飛んでいた
わたしの乗る列車を追いかけるように

無機質な四角い窓枠のなか
黒いコートの肩越しに
羽ばたき続ける
白い鳩の





線路を渡る架線を巧みに避けて ....
いつからか
生きてるわたしたちよりも
そちら側のほうが多いのね
年賀状
父に問われし
頌の読み
誇らしくはあれ
情けなくもあり
{画像=120109021256.jpg}



君に一等賞をあげよう!

神さまが居たんだ
表参道の交差点から明治通りを渋谷方面へ歩いていたら
通りすがりの神さまが振り向き様に僕の肩 ....
{引用=

 空がひとつ、短く呼吸をして、タクトが振られる。
 と同時に、ティンパニが鳴りひびき、世界が崩れ落ちていく。無声映画のそれのように、 立ちつくすわたしの背中に、スローモーションで再生 ....
        

        暖房のきいた薄闇のなかで
        ことさら物憂げにゆっくりと
        衣服を脱いでゆく

        (ここはそういう部屋だから)
 ....
訪ね来る甥姪ばかり伸び行きて輪転のごと新玉の侘び
年々に家は古びて絨毯も煤けまろうどはしゃぎごえ減る
黙然と高校サッカー観る兄の肩幅のみが去年と変わらず
嬉々と再た愚痴吐く姉の大病と幸を思えば腹 ....
未来世紀ブラジルだって、
物心ついたときから言われていたっけ
映像には黒いオルフェのモノクロ映画とSF映画
未来世紀ブラジルだって
子供の時から言われていたっけ
網膜には怪しげなコ ....
心の奥底から
ぼこん ぼこん 
呻くように
呟くように
一つ 
また一つ
上がってくる
白いあぶくを
押しつぶす
日々の生業に
心を添わせようと

外側は
辛うじて
規格品 ....
嫁いで どれくらいたった時からだろう
実家の両親が 他家の者として私に接し
夫の両親も 嫁として私と接した

血族でも 他家の者になった私は
実家の事には 深く口を出さず
それが お互いの ....
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ....
トンビが輪を描いた
僕はそこに
メッセージを探す
空っぽの空に残された 足跡に

寂しいけど 寂しくない
不思議な気分だ
君の温もりを求めなくても
すでに世界の腕が
僕を抱きかかえて ....
何もない深い海に
沈みたいときがある
そんな気持ちが
突然わたしから出入りする
たとえば地下鉄の窓からや  ....
たまさんのおすすめリスト(5200)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だい好きな娘- 梅昆布茶自由詩512-1-11
許されている- 永乃ゆち自由詩9*12-1-11
すずめの涙- 石田とわ自由詩7+*12-1-11
- 小川 葉自由詩612-1-10
ねこのしっぽ- 理来自由詩412-1-10
どんなことをして大人になった?- ホロウ・ ...自由詩8*12-1-10
仮面_(再)- nonya自由詩21*12-1-10
ついばみ_跳ね- 凛々椿自由詩912-1-10
おとといのこと- はるな散文(批評 ...512-1-10
聞こえた気がして- 乱太郎自由詩24*12-1-10
そんな風に生きていけたら良いね- 虹村 凌自由詩412-1-10
かがり火が灯る冬の夜に- そらの珊 ...自由詩16+*12-1-10
「貧しいひと」_(青年詩片)- ベンジャ ...自由詩712-1-10
あまじょっぱい- 灰泥軽茶自由詩5+*12-1-10
いのちを祈る- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-1-10
前を見て- 加藤自由詩312-1-9
苦しくても楽しければ- ペポパン ...自由詩7+*12-1-9
Bird_strike(車窓のひと)- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-1-9
book-end- mizunomadoka短歌412-1-9
年賀状- たにい短歌212-1-9
君に一等賞を上げよう事件_/_冬もやっぱり不思議話- beebee自由詩34+*12-1-9
ウブゴヱ- 望月 ゆ ...自由詩11+*12-1-9
モノローグ- 石田とわ自由詩2+*12-1-9
新年- salco短歌4*12-1-9
未来世紀ブラジル- ……とあ ...自由詩8+*12-1-8
この海は深く呼吸する- ただのみ ...自由詩12*12-1-8
お面- 砂木自由詩20*12-1-8
【_夜の雫_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-1-8
再会- まーつん自由詩7*12-1-8
『深海』- あおい満 ...自由詩9*12-1-8

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