強い風が吹いている
頬を刺す/身震いする

そんな日の空は真っ青で
遙か彼方まで澄み渡っている


昨日
君に投げつけた言葉を思う

今日
君から投げ返された言葉を噛みしめる
 ....
僕にはできないことが沢山ある
今となってはできないこととか 
いくら努力しても出来ないことや
端からできる筈のないことだとか
そんな中で何が一番堪えるかというと
タマゴが産めないこと
なん ....
母さん
随分あんたと
話してないな
いつも 棘を踏むような気分にさせられるから

母さん
今日も元気に働いてるかい
俺のいない町で 遠い空の下で
自由を楽しんでるかい 暴君だった親父か ....
十六時になったので
この川沿いのベンチから立ち去ろう
綺麗な夕日を
今日は見たくない
宮島行きの遊覧船が
けたたましく船着き場を離れてゆく

週末は車が通れない元安橋
センターラインを ....
      あなたの詩ください
      あなたの生きている詩ください
      死んでいる詩でもいいから
      わたし、外側からぶち当てられて
      その作用でしか動けません ....
今日の昼ごはんに
ピザを焼いた

冷蔵庫の片隅で
あやうく忘れられそうになっていた
正月から持ち越しのハムを
細かく切って載せてみる

魚焼きグリルを予熱する
五分ののちに
三日前 ....
まちがいもまた
こたえなのだった

まちがいが
ひつぜんであるかのように
せかいはただしい
ほうこうにむかっている

もしもまた
あしたまちがえても
それがせかいの
 ....
さしすせそ

歯に沁みる朝

凍ったままの思考を
ポケットに突っ込んで
背中を丸めて歩き出す

たちつてと

舌で弾けない昼

すっからかんの頭に
ラーメンをすすり込 ....
【債】
抱えてる負債のことは気にならぬ彼を抱いてる夜君思う

【念】
奥さまは記念切手コレクター生きる喜び23日

【迫】
迫り来る得体のしれない暗闇に飲み込まれそう誰か助けて

【 ....
「Somewhere Over The Rainbow」

あの
七色の橋が 
青空に溶け消える前に

そっと
踏み出して行こう 
子供の頃見た夢の国

もう
幾年月 はや流れ  ....
幸せに 犠牲を払い 幸せに 小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた

仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた

たぶん
わたしは小さな蛙 ....
むやみやたらに
不安になった

刑務所から脱走した
殺人未遂の犯罪者
まだ捕まっていないらしい

今にも そいつが
玄関のチャイムを鳴らしそうで

いやいや
災厄はチャイムなんか ....
好き という気持ちは

天使ではなく
悪魔が運んでくるのかもしれない

この胸の痛みは
鎌状の針で
突かれているからだ

思いもつかない
衝動も

悪魔とは
悪さと書くが
 ....
倦怠は ぬるい酸のように
この肌を 柔らかく溶かしていく
このバスタブから 立ち上がれば
街の風が 洗うだろう

むき出しにされた 俺の白いあばら骨を
カルシウムで出来た 籠の網目の隙間か ....
この緑色の液体を飲みなさい
毒は入っていなくてよ
揉み解した葉っぱを干からびさせた物を
お湯にひたして体液を抜き出したのよ
人間は森から離れてしまったから
植物液を飲まないと
魂なき野 ....
息が詰まるほど死にたくなる。

死にたい死にたい死にたい

そんな呟きが酸素の海を漂い、見ず知らずの人間の酸素として息づく

可笑しなところ、ここは、この世界は本当に可笑しなところ

 ....
今日という船が
昨日という川を流れていく

川の水源には産声があり
川の果てには海がある

だから海は
あんなにも大きくて
少し悲しい

わたしのオールは細すぎて
川の流れは遅す ....
凍えた掌あたためる
あなたのてぶくろに
なりたいのです

ミトンもよいけど五本指
指先ひとつひとつを
包むよう

ほどけた心を毛糸にし
もいちど編めば
よみがえる

凍えた掌あ ....
爪先を照らす灯
橙色の夕げ
人差し指の先にあった虹
やわらかな心
堪えきれない笑い声
愛しさ故の毒舌

埋もれてみよう
そんな何気ない日常の中に

繋いでいこう
大切なもの一つず ....
美しい人でした
骨になった その人は
けれど
骨になった その人を
もう わたしは その人だとは呼べなくて

いただいた ブローチこそが その人

水引細工
結びの花  ....
冬の、夜空は暗くて黒い
星月がない夜は。特に
ああ
すいこまれてゆく。
なだらかな真っ黒。に思い、が焦げてゆく
恍惚な影
ひかりなし

すくいようのない空の色に
溜息どころか。
 ....
挨拶のできない子供だった
人の顔色をみていた
それでもいい
そうあなたに言える
同じ目をしたあなたの
かたい背中に
小さく震える羽がある
飛んでいいよ
あたしもここまできたんだよ
冬 ....
宇宙に音は無いという
完全な円は無いという
止まない雨は無いという
晴れない闇は無いという

今まで聞いてきた薀蓄や格言を
暇に任せて思い返していたら
不意に、頭が緑の劇物になり
猛烈 ....
このからだは小さすぎるから
わたしの心はきゅうきゅうに詰められて
ときどききりきりと痛む

心は納まりきらない
だから悲しみが涙に変わって
あふれてゆく

あふれたあとの乾燥したこころ ....
こころのなかに
海が浮かぶ
深く蒼い紺碧の海

ひとつの闇から
光を見出だそうとするとき
かならず海が浮 ....
自分が世界でもっとも惨めな
女のひとりに思われる


理由はって?
捨てた子に捨てられて
犠牲を払って拾った男は
h,,,,,でs,,,,,,でD,,,,,でf,,,,,

こいつ ....
あたしは何番目なんでしょう
この国で
不出来か出来がいいのか
セイノウがいいのか
人的にそこそこなんでしょうか
誰にきけばいいのか
多勢にきけばいいのか
人の良し悪しは人の多数決できまっ ....
言い訳じみた黄昏には
別れを告げましょう

もう
何回も躊躇ったなら
後悔は十分だから
恐れるものなど
なにも無い


やさしい歌が嫌いです
今も、嫌いです

傷つきやす ....
心を探しにやってきました

吹き叫ぶ雪の心はどこにありますか
愛なんか信じた
己のしくじりを
怒っているのかもしれません

うつむいた水仙の心はどこにありますか
抑えても抑えても匂って ....
たまさんのおすすめリスト(5201)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
寒風と青空- kauz ...自由詩4*12-1-14
タマゴが産めない- あらら自由詩312-1-14
カラスを生んだ鳩- まーつん自由詩12*12-1-14
十六時になったので- たりぽん ...自由詩9*12-1-14
あなたの詩ください- 理来自由詩9*12-1-14
秋刀魚の魂- そらの珊 ...自由詩8*12-1-14
世界の答え- 小川 葉自由詩512-1-14
寒波- nonya自由詩33*12-1-14
題詠blog2011_091-100- 北大路京 ...短歌13*12-1-13
二度童子の魂を運ぶ白鳥の歌- 板谷みき ...自由詩4*12-1-13
幸せに- ペポパン ...川柳4*12-1-13
【_井戸の中_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-1-13
災厄はチャイムなんか鳴らしはしない- そらの珊 ...自由詩7*12-1-13
悪魔かもしれない- 森の猫自由詩16*12-1-13
ぬるま湯- まーつん自由詩6*12-1-12
森心あれば- 木屋 亞 ...自由詩8*12-1-12
自殺志願者と鬱病患者と自問自答- 愛心自由詩612-1-12
- 小原あき自由詩10*12-1-12
てぶくろ- そらの珊 ...自由詩7*12-1-12
ハロー、色彩- 三奈自由詩712-1-12
結びの花- るるりら携帯写真+ ...20*12-1-12
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散弾的退廃思考- faik自由詩9*12-1-11
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『ひとつの、孤独のために』- あおい満 ...自由詩9*12-1-11
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番号- じじ自由詩7*12-1-11
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