僕の彼女にはストーカーがいて

僕は2番めのストーカー

夜のアスファルトを這う獣


15の夜から変わらない獣

今日も素面で盗んだバイクで走り廻ってる


軋むベッドを今で ....
十二月某日
この地はまだ吐いた息が白くならない
気温はこの時期にしては穏やかである
相反して 福岡の繁華街は喧噪としている

次から次へと
多系統の行き先を掲げた市バスが滑り込み
 ....
少し神経質で几帳面すぎる
右手

無骨だけど何故か憎めない
左手

ろくに箸も持てないくせにと
名前すら満足に書けないくせにと
いつも左手をなじってばかりの
右手

何を語る ....
経済格差の存在が前提ではあるけれど

景気循環という不況は

グローバル経済においては存在しないはずだ

はずなのに

いったい不況はどこから来るのだろう


富める者だけに金が ....

7歳の女子Y、何者かに命じられ
人形を手作りすること決意

綿、晒の布、針糸鋏
どこから手に入れたものか

胴体、手脚四本、それぞれの大きさに
チクチク縫った
ひっくり返して綿を ....
ところで、すべての結末は
流れの中で見えるものか
流れの先のその先に
大きな海があるはずで
流れの先のその先に
大きな地球の表面が
それしか見えないものもいる
詰まらぬ未来が見エルモ ....
たよりない軸をつかんでわらってた 人工衛星みたいに遠くで



罵倒してもよかったんだよ ボディソープの淡い匂いのぬけがらを抱く



かみさまの代わりにネオンの消えた街へ ....
ポケットから
手帳を取り出す手が冷たい
ことばを整理する
その過程で
冷えてゆくものも温まるものもある
あられが窓をしきりにノックする
冬が訪ねてくる深夜

うまれてきたことに感謝し
 ....
お互いの娘の墓に柿落葉

リストラをされたと言えず日向ぼこ

君の咳止まらないのが心配で

未成年けんちん汁で乾杯を

鴨川に八百万羽の都鳥

セーターをほどいたもので首くくる
 ....
何度決意しても

捨てられないものがある

過去に生きているわけじゃないけど

宝物のような思い出は。

そっとそっと
しまっておいて
温かいままでいたい

こんな寒い雨の夜に ....
王国はいつまでもそこにありますように
ありつづけますように

(そこ、
という代名詞の罪ぶかさについて考えていた)
尾を振りながら過ぎ去っていくいくつかの流体
真白の雪原がどこまでも広が ....
{引用= 「歯」

  数匹の
  蟻とともに
  おまえの白い歯が
  焼かれている
  雨は
  降らず
  風だけが、その
  匿名の乾きを
  旗印のようにたなびか ....
「カリヨン」

                 乱太郎

さっきまでの淋しさは
          何処に

さっきまでのうっとう ....
失った
後悔を
追いかける
俺は無常

無くなった
腹減った
飯を食う
俺は無常

虫が湧く
無視をする
虫になる
俺は無常

情熱に
蓋をする
莫迦になる
俺は無 ....
月曜日
突き刺す気嵐の中
若い女が ビールを振る舞う
突き刺す気嵐の中
マネキンの片手に数羽の鳥が止まる

火曜日
隕石が飛び交う真夜中
若い女が アイスを振る舞う
隕石を避けて生き ....
ふるえるのは

百万の宇宙の

軋み

もつれ

私は言う、還れと
持ち前の笑顔とやらの裏にある疑心のやり場がまだ見当たらず


舞い込んだ平穏にさえ整合性 求めてしまうみだりなユーウツ


孤独だと自惚れるより幸福を受け入れるほうがよっぽど難儀


 ....
夜を翔け抜けろ

システムに

善きことを入力せよ

そして善きことを出力せよ

システムを強化せよ

僕等よ僕等

めげるな行くぞ


ふたりがまた会えるなら

百 ....
ほんの気紛れだった
マンションの折込みチラシで
折紙しようなんて思ったのは

最寄駅徒歩7分を山折り
南角日当良好を谷折り
指紋の間にかすかに残る
あどけない感触を頼りに
無骨な指 ....
感覚を駆って
熱と湿度が飛び交って
ふたつの身体を高めていく

星間飛行の鈍色の船体が
故郷の水を恋しがって
恒星の配列をなぞるように
五感が跳ねて
目を閉じているのに  ....
見えないものに
なりたいな

癒えないものに
なりたいな


光らぬものに
なるもよし

至らぬものに
なるもよし


切れないものに
なれるかな

消えないもの ....
きみのペースに生きている
ゆるまったり急いたりして
かたちを自在に変えながら
音楽を奏でるいきもの
春の空をゆびで容易くひろげて
降りてきたきみなのでしょう
川辺の花に鼻をよせ
草にむし ....
折り紙
あなたは何を折りますか?
折り鶴
空へ飛ばしませんか?

紙を折れば線がつく
たとえば人生が一枚の紙であったなら
線の数を讃え合いましょう

紙を広げれば最初からやり直せる
 ....
誘う手のさみしさに似て 誘蛾灯 布団の中で広げた架空の地図さえも
ままならない
実際の世界は
もっと歯がゆい


おい魔物
わたしの胸に居座るのなら
おまえの目で
見えるものはいったいなんなのか


吐き溜め ....
          指関節をなんど曲げても
          言葉がどこにあるか
          わからない


人類の要素のひとつ わたくしも
紙とペンで書いた言葉を 今は ....
今日の議題は今日の空! 昨日でもなく明日でもなく

誰にでも優しい男がいたけれどこの空みたいと思えばよかった

命って一人がひとつ持ってます持ってる間は生きています

病室の四角い窓が今朝 ....
舗石の下には砂
自由の下には旗
投げつけられた火炎瓶
怒号、
硝煙、
五月革命のパリ

嘘つきアルベール
誰しもあなたのことをそう呼んだ
真実ばかりじゃ息がつまっちまう
たまには嘘 ....
つめたい床の上に
つめたい果実が転がっている

べつに
なにも
守ろうとはおもっていない


わたしの床に

つめたい果実が転がっている
 
目が覚めたらやっぱりおっちゃんやった おっちゃん

ひとりやったら泣いちゃう おっちゃん

そんなおっちゃん、やさしいしたってやー


 
たまさんのおすすめリスト(5200)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ストーカーの夜- 梅昆布茶自由詩411-12-5
「ね」はあげたくない- subaru★自由詩14*11-12-5
右利き- nonya自由詩23*11-12-4
景気循環ではなくて- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-12-4
人形願望- 木原東子自由詩17*11-12-4
四次元観察2- ……とあ ...自由詩611-12-4
アンチ・ハッピー- しろいろ短歌10*11-12-3
冬が訪ねてくる深夜- かんな自由詩16*11-12-3
俳句2011_冬2- 北大路京 ...俳句12*11-12-3
捨てられないものがある- 森の猫自由詩18*11-12-3
monologue- 雛鳥むく自由詩1011-12-3
草原へのコラージュ- 草野春心自由詩11*11-12-2
「カリヨン」+「ケロヨン」- 乱太郎自由詩1711-12-2
俺は無常- faik自由詩23*11-12-2
マネキンの若い女- subaru★自由詩16*11-12-1
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夜を翔け抜けろ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+11-11-30
折紙- nonya自由詩24*11-11-30
星にかける虹- 橘あまね自由詩1311-11-30
うてな- 千波 一 ...自由詩5*11-11-30
生まれたことについて- たちばな ...自由詩23*11-11-30
折り紙- そらの珊 ...自由詩11*11-11-30
誘蛾灯- はるな川柳311-11-29
歯がゆさと切望- マフラー ...自由詩3*11-11-29
痴呆の季節- 乾 加津 ...自由詩17*11-11-29
今日の空- そらの珊 ...短歌6*11-11-29
嘘つきアルベール- そらの珊 ...自由詩10*11-11-29
果実- はるな自由詩311-11-29
おっちゃん- 殿上 童自由詩19*11-11-29

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