大晦日は
子供部屋のとびらを
あけておかなくてはならなかった
トシガミサマが来るので

トシガミサマ
というものがなにで
どんな姿をしているものなのか
わたしは知らない

ある年の ....
僕の家の水道水には
カルキとカルマが含まれている

カルキは浄水器で
取り除けるかもしれないけれど

カルマはおいそれと
消えて無くなってはくれない

僕は毎朝
カルマで顔を洗 ....
えら
背びれ

くちばし


囚われている

その範囲からの逸脱は
一方には死
もう一方は生を意味する

彼にはその水槽こそが出発点であり
前提であり結論である
保障され ....
双六で『ひみつを言う』のマスとまる 年賀状にAir Mailと書き忘れたので
私の想いがとどくのは
一ヶ月後かもしれません
雲一つない青空に
紙飛行機が舞っている

一つや二つじゃない
それこそ無数に

たくさんの白い翼が
たくさんの願いをのせて
思い思いの方角へと

ゆっくり 漂う

涙を孕んだ雨 ....
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き

はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね

でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね

おかずはいいさはっきり ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った        ぴんとはりつめた
       そらのした
       つめたいかぜが耳をなで
       にぎりしめた指先が
       ポケットのなかでかじかむ
   ....
おとうさま
きんととはどうしてきれいなおべべをきているの?

とうちゃんはおもうんだ
とおく離れた御池に
きんととは居て
落ちてきたもみじをおべべにって思った

おとうさま
がてんが ....
おっ 雪
景気は どうだい

見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ


そうだな


まだ まだ


いや今日は もういいと思う


まだ まだあー


 ....
暗黒の宇宙に漂う 青い星
四十六億年前に誕生した 小さな惑星
我らが地球 七十億の人類を乗せている

白い人 黒い人 黄色い人
国も習慣も宗教も違うけれど
みんな地球が育んだ生命なんだ
 ....
 謹んで新珠の御慶びを申し上げます。御父様つたら昨夜の破魔矢を旧年のとお思いになつて、神社へ納めに行かれたのですつて。 恒子


 スミソニアンの地下ボイラア室にはホオチミンの木乃伊が刺さつてい ....
初富士を拝みに昇る歩道橋 あみだで負けて お正月に当番の旦那さん
私は初日の出を夢の中で拝み 目を覚ます

御節のレシピを何度も見るが お付き合いで売買
田舎なのかテレビの特別番組が遠い

福袋買いに行こうか 透視 ....
年が明けて何かが変わるかもと
歳の数だけそう想って来たけれど
一度だってそうであったことなんてない

悲しみは悲しみのまま
しんどさはしんどさのまま
ずっと飲み込んできた酸っぱいものが
 ....
初々しいと言えば
きこえはよいが
あのころの私はとても無知だった

結婚して初めて過ごす夫の実家でのお正月
おせちに「くわい」を炊くという
新種の宝石のような
淡い水色でつやつやの丸い物 ....
季節の車輪を転がしながら

時代の坂道下って降りて

さあ年の終わりと始まりのテープが切られました

あなたの目にはどんな時代が見えますか

世界は灰色にもバラ色にも染まります

 ....
 
世界平和なんて願わなくていい

家内安全、商売繁盛、合格祈願、恋人ができますように、何だっていい

目を見開き、そして願え!



 
小さなツリーに飾りつけ ケーキを食べて
プレゼントを期待して眠った子供の頃
夜中に聞こえてきたのは 言い争う声

弟達は眠っている 耳をすますと台所で
父と母が言いあっている
なんだろうと ....
      かぜは冷たく
      日のひかりも少ない中で
      みどりの葉を増やしつづける
      寒さがやわらぐころ
      真白き花を咲かせるだろう
 ....
主婦が三日寝込んだだけで
高く高く それは高く
見事に築き上げられた
お皿の山
洗濯物の山
子供が引っ張り出したガラクタの山
塵・埃・ゴミの山…

実家を離れて初めて知った
美味しい ....
ヒマラヤザクラは冬咲く桜

冬青葉繁れる

そうセットされた時限爆弾


こんなに辛い人生ならば

敵も味方も

せめて必死であってくれ


ヒマラヤザクラは冬咲く桜

冬青葉繁れる

そうセットされ ....
死神踏みつけて明日まで歩く 六月の朝に好きな人に会う。

新しいときの創造は過去を手放すことなのに、音をたてて崩れる国のまえで、いまは少しも淋しくなれない。

ほんの小さな単語たちにも特権は与えられる。神は完全な意味で公 ....
クリスマス以降
全くやる気が起きなかった
どうにか今日で仕事納め 
やっと時間が心に追いついたのだ


裸婦像みたいな街路樹の肩にカラス


除雪車に削られた白い壁に車を着けて
ふ ....
あの頃よりも綺麗になった君を
呼び止められなかった右手

苦し紛れの甘い褒め言葉に
不覚にも照れてしまった右手

掴み損ねた夢みたいなものを
慌てて誤魔化そうとした右手

振り返 ....
まほろばが うたいはじめるのです
フライパンの中は カタクチイワシの まほろばなのです
心が自然と フライパンに降りてゆき
放物線をえがいて 炒られて対流する香ばしい香りに
うたいはじ ....
なぎらさんは僕より一個上ででも若者が変革を実感した時代の証言者及び旗手として、悲惨な戦いという名曲のシンガーとしていまだに東京下町のヒーローとして
卵焼き屋さんの息子テリー伊藤さんと並びおっちゃんカ ....
たまさんのおすすめリスト(5215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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祝詞- HAL自由詩8*13-1-1
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