今朝

息子を起こすと

たんぽぽの詩を書いている夢を見ていたのだと言う

息子はつめたい目をして宙をにらんでいる

どんな詩だったのかは思い出せないのか

それとも説明するのがめ ....
【電】
電流が流れるように始まって終わった恋に何も流れず

【町】
君が住む町をひとりで訪れて君に会わずに帰っていった

【奇跡】
奇跡とは二度も三度も起こらない だけど諦めきれない想い ....
しゃがみこむ
水滴をびっしり帯びた
つめたい床

うす緑いろに
無感動に すきとおる

指先に 細い鎖をからめて
栓を ぬく。

あなたは
どこから来たのか

つまり
近く ....
どんなに痩せた
棒切れも

地に
突き立てれば
影をなす

どんなに痩せた
影だとしても

それは確かに
日を浴びて

それは確かに
時を告げ

どんなに痩せた ....
決意は
百円の紙ガムテープから
むかしの恋人に手渡された
曇りの夕方から

はじまる
助手席で息をひそめる狩人は
巻き戻せるようではいけない
くちびるは閉じる
それだけでは
時 ....
露の命の彼のこと
託すきみたちもう切るよ

誰にも見返られないで
青い瞳を輝かせ
強い心で今年も咲いた

こうして根っこを抜くとても
冬至がきては冬も過ぎ

春一番につんつんと
 ....
雨が急に降り出し
ピアノ弾きがやってきた
ミドリイロのマントと
カラシイロのヤマタカボウでやってきた

そこらじゅうのいきものは
ハミングしている
硬いものや柔らかいものは
嬉しそうに ....
      作詞 {ルビ梶百戸=かじもど}{ルビ猿娑=サルサ}
      作曲 尾長懸垂
      歌  内蒙古{ルビ斑三=はんぞう}とカピバラセブン


 寂聴歌

現実、男はブス ....
 
 
レモン
その向こうに夕日
そして
落ちていく坂道
 
海老の死体たちは
天ぷらになってしまった
昨晩、わたしが
指を怪我している間に
 
バスが停まる
駄菓子を買いに ....
廃バスの窓に無数の烏瓜 血に滲む街を
ひとり見ていた
おんぼろトラックの
荷台に座って
泣いたらあかん
叫んだらあかん
奴等の思うつぼ
Hold me tight
トリポリベイブルース
「俺ってまだ権力者? ....
絶対不変の法則発動人死なず

神意の賜物石胎星座十二車種

第三帝国脆弱な夢ナイチンゲール

瓦礫に染まり記憶を忘れ紐育の薔薇

灰色都市世紀初頭に頭打

緩慢な死へとあなたの炎の ....
谷底にこがねの雨がわだかまり見るものは泣き見るものは去る



ゆうるりと暮れあおぎみてまわる虹うた連れてゆくひと連れてゆく



冬の木が冬の木を呼ぶあいだにも白 ....
少しだけ昔のこと
日本は鉄腕アトムと手を携えて
まるで一体だった
今ではその肝心の心臓が病んでしまったようだ
科学に憧れた日本のダイナモは
脈打つリズムに変調をきたしている

鉄腕アトム ....
未だ夕暮れ来ない街在りそうだろう誰も其処へと居ないのならば


福島が日本の首都 秋雨に冷えてゆく炉と冬へと向う


水葬楽、やっていたっけ 集まって うん、私たち未来への供物
飲めないと嘘吐きましたあんたらと一緒におんのがもう嫌やねん


食堂で食べる胡麻和え不味くってため息ついでに冷めた味噌汁
真夜中に乗る千代田線御茶ノ水社会の澱のような僕たち

さみしいと凍 ....
空の一番青い所から
滑り降りてきた木枯らしが
寝惚けたネクタイを
強引にたなびかせ
腫れぼったい意識を
心地好くシュリンクする

秋晴れハレバレ
ハレバレハレルヤ

空の一番柔 ....
あるかなきかの
かすかな身じろぎに
あるいは
とりとめのない
呼吸の満ち引きに
歩幅を合わせる

小さな宇宙の
無限のひろがりを浮遊する
みる、でもなく
わかる、でもなく
ただ感 ....
いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る

囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る

静かに本を閉じたなら ....
だからあ、カブトムシだって言ってるじゃないですか! 昔、花屋にマツムシソウがあって驚いた
街で会うとは思っていなかったから
タカネマツムシソウそのものではなく
スカビオサか何か園芸品種ではあったのだろうが
風に揺れながら山に咲いているはずの花だ ....
呟いたことばが届ききらぬままふたりの間で凍りゆく朝


からだから夜を追い出せない朝になけなしの理をかきあつめている
二人の”おば”は
しらない行き先のしっているバスに乗り
どこかへ連れられて行ってしまった

けいたいでんわの
ぼたんが押すたびにこぼれて
ただの二つ折られになった

心配されても
わ ....
轟音と共に運ばれていく先は
東京
それとも母のいない世界

窓の外の闇
深さが分からなくて
何処に居るのか分からない

目を瞑る
轟音
途切れる意識

覚めてまた
轟音/深さ ....
ネットでできた詩友さんは いつも消えていくので
あまり深追いはしない いつも
忙しくなったんだな 飽きたんだな
ひとときのやりとりが 良い思い出になるように
なんて 気を使っているわけでもない ....
処女の夢 手持ち無沙汰に持て余す 有神論と無神論 ピアノ線のような視線につまずいて 気付く頃には夕刻の鐘 あの人が欲しいと猫に頼んでも黙殺される血の日曜日

空色のホースの中をのろのろと運ばれていく真っ赤な金魚が

人のいない午後は眠くて寂しくてひよこを埋葬するにはぴったり

淡々と折りつづけ ....
動機のないことが肝心でした
ことばを失わなければ意味がない
そんなふうに思っていました、つよく
それで、いまも

いまも手をのばしている
両手で頬を、挟み、包み、掬いとりたいと、考えていま ....
少し伏せ目がちに
笑っているみたい


碧(みどり)眼の街の灯が
びっくりしているよ
たまさんのおすすめリスト(5201)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たんぽぽの詩- 吉岡ペペ ...自由詩1111-10-28
題詠blog2011_031-040- 北大路京 ...短歌13*11-10-28
風呂の水を抜く- つむ自由詩3*11-10-28
日時計- 千波 一 ...自由詩5*11-10-28
瓦礫の上から- 伊月りさ自由詩511-10-28
露草によせて- 木原東子自由詩7*11-10-28
雨降りピアノ弾き- 灰泥軽茶自由詩3*11-10-28
演歌のニーズを探る- salco自由詩6*11-10-27
レモン- たもつ自由詩211-10-27
烏瓜- 春日線香俳句311-10-27
カダフィ色やねん- 花形新次自由詩4*11-10-27
醒めない夢- 高濱俳句111-10-27
骨を見る私- 木立 悟短歌211-10-27
2011年8月日本ではないアジアにて鉄腕アトムを弔う- N.K.自由詩7*11-10-26
福島参首- かぐら短歌111-10-26
デイリーライフ- 滝沢勇一短歌511-10-26
ハレバレ- nonya自由詩20*11-10-26
ちっちゃいもの倶楽部- 佐野権太自由詩7*11-10-26
夕陽- 自由詩6*11-10-26
写真を見てひとことvol.5- 花形新次携帯写真+ ...3*11-10-26
鉢植えのフロンティア- 小池房枝自由詩311-10-26
朝に- はるな短歌311-10-26
ゼロ_G- 唐草フウ自由詩10*11-10-26
行く先は東京それとも- kauz ...自由詩8*11-10-25
ぬくもり- 砂木自由詩21*11-10-25
マリア- つみき短歌111-10-25
視線- つみき短歌111-10-25
日曜日に別れを告げて- 春日線香短歌3+11-10-25
HOPE- 丘野 こ ...自由詩5*11-10-25
お月さま- 鵜飼千代 ...携帯写真+ ...9*11-10-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174