春の風夏の風へと変わる頃汗ばむ肌に気づいて笑う

降りてくる言葉合わせて完成する愛を倍増させる言霊

金魚見て涼やかな風感じたい水槽の中狭いと言った

ネガティブになることもなく笑い合う明 ....
寝苦しい夜に絡まる指の紐

冷や麦茶 汗も滴るいい温度

輪唱で徐々に深まる両寝息

網戸風が鳴らすカーテンの風鈴
   一筋の糸のように
   あとからあとから
              
    繋がっている

   連れてくるのだ
   思いだせない何かたちを

   そんな蜘蛛 ....
 
路地裏を通り抜ける豆腐屋のラッパは
夕暮れによくにあう

かくれんぼの時間が削り取られて
ひとり帰り ふたり帰り 
隠れたまま鬼から取り残さて
気がつけば夕闇につかまっていた
どこ ....
そうだ アフリカへ行こう!!

そう言って父が
長年勤めていた会社を依願退職したのは
定年への秒読みが開始された
梅雨の明けきれない
じめじめした蒸し暑い日だった
それ以来
キッチンに ....
圧縮された白い時間が
空に取り付けられた
タイマー仕掛けで吹き出した
入道雲

あなたが使うシェービングクリームみたいだ
毎日せっせと伸びるヒゲ
剃っても剃っても
誤作動せずに
めげ ....
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない はやく行きたいな

夕方に行きたいな


暖簾をくぐればほのかな木の匂い

カウンターの香ばしいひかり

ほのぼのとした血の匂い

いい感じで湿っている

やっぱりぼくはここが好きだ

神田三州屋がや ....
コーヒーを飲んでいると
窓に伝書鳩が降りてきた
うん? 私に宛てて?
指にパン屑を乗せて差し出すと
小さな嘴でせわしく啄ばんでくる
ふふ 可愛いやつ
光沢のある胸を撫でてやると
クク ....
栃木県に告ぐ
抵抗するのは
止めなさい
おまえは
新潟県
長野県
福島県
群馬県に
完全に包囲されている
いつまでも
関東にしがみついていたって
無駄だ
今すぐ
出ていきなさ ....
ウハって

穴をのぞいて

エって

みあげたら空
真っ直ぐな目で未来を見つめているから昨日の君はもういない



足元の影が日増しに濃ゆくなる蜃気楼の夏よこんにちは



つばめが巣立ちを迎えた日空に伸びる軌道を僕は追いかけて

 ....
「夕凪」

遠い昔
粉々になった水平線が
白い海鳥に姿をかえました

白い海鳥の
さいごの羽ばたきで
のばされた夕凪で
ひきよせられる
白い骨



「内緒」

わたし ....
竜骨座の主星カノープス 大小のマゼラン星雲 月に遊ぶ人魚 南天の星々は僕を魅惑する

散文的な日常 それも嫌いではないのだが 僕はほんらい空の生き物らしい

ただ地上では羽をもがれたバッタのよ ....
夏の香りをコバルトに立ち 足跡はどこへ辿る

慕う人の鮮明な記憶なしに 足跡はどこへ辿る

 これからは通り過ぎる 切なさえ 斬る 泣きながら前へ突き落とす 護衛
 これからが貫き過ぎ 安堵 ....
ひたひたと
ありったけの水を吸い上げ
あおく 
あかく
丸く
咲く

装飾花は結実しない
ただ
水をひたらせる

小雨
大雨
さみだれ
にわか雨
夕立ち
根拠のない憂鬱 ....
僕の小さな幸福論

TSUTAYAでアランの幸福論を探した もちろんヒルティの幸福論でも良いのだ
幸福な気分になりたかったんだ しばらく味わっていないような気がするんだ

幸福は乾いた日 ....
谷中ぎんざの通りには 
石段に腰を下ろした 
紫の髪のお婆さんが 
せんべいを割り 
群がる鳩に蒔いていた。 

向かいの屋台は 
木の玩具屋で、おじさんは
「ほれっ」とベーゴマを   ....
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません

飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
ねこのまねした石をみつけて

いしのまねして
ねころんで

こかげからとかげがでてきて
たんかきって

マッチすって
ランプこすって
さっぱり
魔法はさびてて

そうだ
ソーダ
のもう
 
手をつなごうか

心をつなごうか


ねっ



 
神様がいたりいなかったりする 1 日曜日
  夕方5時の夕食後
  いかねばなるまい
  行かねばなるまい


2 ソワソワと
  ベッドで天井見上げては
  でも どこに行く?
  でも どこへ行く?


 ....
泣きたければ泣けばいいさ

泣かないですむ人生なんて

たぶんきっとぜったいない

だからという訳ではないけれど

泣きたければ泣けばいいさ

泣かないですむ人生なんて

たぶんきっとぜったいない

 ....
トウキビの葉がゆれている
昨夜の雨に濡れたまま
まだ膝くらいの高さだが
すぐに背丈ほどにもなるだろう

トウキビはうまい だが
そんなに食べたいとは思わない
年に一度も食べられれば十分だ ....
いつ世界が終ってもいいように生きるのが大人のたしなみ
例えば手を繋いで歩いているこの瞬間が永遠に続いていてほしいと言ったら
それは違うと怒られそうだけど


このひとと一緒に消えてしまうので ....
{引用=
さだめらしき願いを ひとつ知りました


六月の
嵐にひかえる空は
細心のあやうい平衡と ためらいに似た心地なさを {ルビ具=よろ}う


見あげれば
流れは岩にわかれ
 ....
思い出を一番から五十六番まで
USBメモリに移動して
一息
私のディスクは空(から)になる
空(から)になった空(そら)に
星が一粒
もう一粒
繋がって
絵を描く
尺取り虫が
一歩 ....
肌に艶のある小母さんが暖簾を掲げている
くいっと曲がり
小さな路地に入っていくと
木のこっぱや削り粉が雑然と置かれていて
いい匂いがする銭湯のうらっかわ

すぐ右手には
古びた人気のない ....
うすずみ色の
やわらかな蓋を
かぶせられた街で
こまやかな水に
しっとりと懐かれて
わたしの内側は
ほんのり熱を帯びる

うすずみ色の
やわらかな蓋の裏に
みっしり結露した水玉 ....
たまさんのおすすめリスト(5208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の風- 夏川ゆう短歌113-6-28
眠れない夜のうた- 中村 く ...俳句413-6-28
絡みつく雨- 石田とわ自由詩16+*13-6-28
日暮れ刻- イナエ自由詩25*13-6-27
アフリカ- 佐東自由詩12*13-6-27
アンテナ- そらの珊 ...自由詩16*13-6-27
波音にとける言葉を汲み取って砂に名前を書いたりしない- 北大路京 ...短歌713-6-26
夕方に行きたいな- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...613-6-26
風と共に去りぬ- 壮佑自由詩17*13-6-26
栃木県に告ぐ!- 花形新次自由詩413-6-26
カロやかに加えるように文字をかいてみる_ - 阿ト理恵自由詩11*13-6-26
夏よこんにちは- ミツバチ短歌113-6-26
引き潮/あとさき- 佐東自由詩12*13-6-26
南十字星- 梅昆布茶自由詩1413-6-26
夏の護衛- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-6-25
水の器- そらの珊 ...自由詩17*13-6-25
小さな幸福論- 梅昆布茶自由詩2113-6-25
谷中日和__- 服部 剛自由詩1013-6-24
紫陽花と砂糖菓子の関係- るるりら自由詩26*13-6-24
きみとはねむるまえにおもいうかべることがおなじだった - 阿ト理恵自由詩9*13-6-24
ねっ- 殿上 童自由詩18*13-6-23
神様がいたりいなかったりする- 北大路京 ...自由詩1013-6-23
スーパームーンミラクル- 佐和短歌213-6-23
泣きたければ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-6-23
とうきび- ただのみ ...自由詩20*13-6-23
ワールドエンド- 伊織自由詩6*13-6-22
子午線をこえる風- 月乃助自由詩15*13-6-22
こぐま座- Lucy自由詩24*13-6-22
小さな路地の先っちょに- 灰泥軽茶自由詩1113-6-22
水の季節- nonya自由詩22*13-6-22

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