蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
大吉さん 二年続けて やって来た

北向けば 洗濯途中の 枕有り

相談を ヘラで返して 見上げた空の 夕暮れは
藍色の帯 海は亡きかな

ピリ辛の ゆず胡椒を ふりかけて 炒めました
 ....
読んだふりして投げ出した恨みも捨てにブックオフ

いまさら人生の意味なんてと言いながら尾崎豊を聴いている

じゃんけんに勝ったら寝るよと言った娘のおそだしのズルを言えなかった夜

恋人にな ....
{引用=



海のむこうは
まだ 昨日という夜のやすらぎのなか
夏の 陽をすった赤い顔の子が眠る


男の顔をしはじめた お前の
ベッドのはしに座れば 薄暗がりのそこは、
青い ....
藪虱一秒前は過去のこと

鯊釣や猫の顔した太公望

気がつけば赤坂サカス今朝の秋

色褪せた虎の法被や秋に入る

鬼灯や一歩一歩が嘘となる

竹島は島根県だよ笛ラムネ

鬼灯の ....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい

かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく

ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら

あれは一時のめまい

傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている

戦場に散った無名戦士 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる

ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
夏が逝きます

ひとが逝きます

夢が逝きます

逝かないものも

きっとあるさ


ひととひととのつながり


夏が逝きます

ひとが逝きます

夢が逝きます

逝かないものも

きっとあるさ
錆びたチェーン 剥げた塗装と 積もる塵 空気の抜けた タイヤ、十年


伸びた腕 煉瓦色の肌 高い声 母のうでから 抜け出る十年


深くなる シワも記憶も愛もみな 未来だけが 淡 ....
汗ばんだシャツを投げ込む洗濯機 脱ぎ捨てるのは一日の労 一瞬で愛が深まるあの言葉涙浮かべて聞いた想い出

好きならば好きとはっきり言えばいい何も言わずに終わるのはいや

砂浜に残る足跡よく目立つ生きた証もよく目立っている

緊張を和らげよ ....
眠い、 と 呟いた
起き掛けた肢体を ゆっくりと
置きかけた

でも 平気
ちゃんと 静かに 留まって いるから

ゆるやかに
できるだけ
はみださないで

呪文のように 唱えて ....
今日の新聞の隅々まで読む
いまここでなにが起こっているのか
私の足元を確かめる

外に出て
花に木に雲に空に
あらためて挨拶をする

ありがとうと
よろしくを

私 うまれたよ
 ....
土の匂いがした
草の匂いがした
木の匂いがした
日陰ばかり歩いていたら
人間も虫になった


鳴くこともできず
飛ぶこともできず
交尾の仕方もわからず
それでも人間は
虫になれた ....
足音だけを削るように 影は スクリーンの向こう側だった

うたうような 雨が 溢れてた

ポツリ しずくが廻る 頭上のメリーゴーラウンド 

風は 無口で みあげていた

純粋の意味を ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
駆け抜けてしまえないのがもどかしい屋上だった8号館は


まばたきをするたび更新されている影あり春の日は万華鏡


「ガイブセイ?」「うん、外部生。」
かんたんに友がつくれてし ....
目的地を知らされていない旅路の途中はみなトランジット

不安定のエネルギー浮上して高気圧

空に立ち上る灰色の龍、雷

絵葉書に古い遺跡の写真ありどこか懐かしい気がする夏

蝉蝉蝉、は ....
押しだされる
水はつめたい

書物は
ため息のようにぶ厚い
きみのまぶたは
蝶の羽のようなかすかな運動をつづけている

空気は遠くなりすぎた
青はためらい
黄色は純情
うす紫 ....
僕にだけ見えない非常口 {引用=




:::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::: ....
すべてをきおくしている
とのたまう筋肉が鉱石になり地球を今
旅立った
これからのきおくはまかせるぞ
と私に託して

忘れないようにと誓う心は
ガラスキャンバスの水彩絵に似ている

定 ....
忘れ物に気がついて
もと来た道を引き返す

立ち塞がる湿気
項垂れた街路樹
焦げた揚羽蝶
嫌々巻き戻される遊歩道

本当は忘れたままで
良かったのかもしれない

纏いつく濁っ ....
夏の雪降る深海の
窓にうっすら映る影
ちょうちん鯨の大口に
飲み込まれたのかマルラメの
思考の中の小宇宙

星々の輝き 極彩は
積乱雲のその向こう
遥か彼方に拡散し
そのまま夢の辺境 ....
どんな美しいひとを
思って

いや、前にして

あなたは言葉を紡ぎだして
いるのだろう

甘く柔らかい感触は
いつも あたしの心を
くすぐるのだ

大きな体のどこに
少女のよ ....
どんなひかりになにを見つめていたのだろう

彼女をさいごこの世で彩ったひかりたちに

なんどもなんども

ありがとう言いながらぼくは震えている


髪の毛の生えていない頭にかぶってい ....
まだこれからも
咲いてゆくのだと思って
種を蒔く人がいる
空がこときれたように
雨がとつぜんやみ
後には思い出のように風が流れていた
大地もしっかりと
流れていて 古い
しきたりの中で ....
たまさんのおすすめリスト(5173)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パレードには行かない- nonya自由詩29*12-8-22
表面張力- 藤鈴呼自由詩6*12-8-22
ちょっとだけ哀しい人生- 梅昆布茶自由詩1112-8-22
Birthday_Card- 月乃助自由詩12*12-8-22
俳句2012_8月中旬- 北大路京 ...俳句10*12-8-21
彫刻室座のよる- 梅昆布茶自由詩1412-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
不可逆- 乱太郎自由詩25*12-8-21
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21
あの夏- そらの珊 ...自由詩10*12-8-21
きっとあるさ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...112-8-20
十年- やや短歌4*12-8-20
おつかれさん- まーつん短歌4*12-8-20
一瞬- 夏川ゆう短歌212-8-20
嘘だけは_吐かないで- 藤鈴呼自由詩4*12-8-20
誕生日の朝- 朧月自由詩612-8-20
虫の季節- yo-yo自由詩712-8-20
よるのしっぽ- マーブル自由詩212-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20
8号館_〜遠ざかれない日々によせて〜- Rin.短歌13*12-8-19
晩夏(自由律俳句)- そらの珊 ...俳句7*12-8-19
するどい時計- はるな自由詩912-8-18
僕にだけ見えない非常口- 北大路京 ...自由詩9*12-8-18
時雨の時- 月乃助自由詩14*12-8-17
meredi- mizunomadoka自由詩212-8-17
残暑- nonya自由詩21*12-8-16
粋人の午睡- ……とあ ...自由詩10*12-8-16
蚊帳の外- 森の猫自由詩13*12-8-16
さいごこの世で- 吉岡ペペ ...自由詩1512-8-16
種を蒔く人- 岡部淳太 ...自由詩1212-8-16

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