サイダーの中に視線が沈んでゆく 君の孤独は底をしらない
にせものの蛍の光に笑ってた ほんとうに笑えているかな
「なぐさめて。」そう言って甘い雨を降らせるこの街はまだやさしい
....
水のない水槽の中で
ただじっと空を見ていた
泳ぎ方を忘れた魚たちには
青の区別がつかない
水のない水槽の中は
水がない分だけ騒がしい
自分の鱗のはげ落ちる音にすら
耳を塞ぎたくなるほ ....
言葉を持って
大人になって
みんな忘れてしまっているが
赤ん坊には小さな合図がある
小さな両手を差し出して
結んで 開いて
ママ! おっぱい!
切なそうな声で
「ふ〜ん」と ....
1.生物とゲノムの関係
第1部「はじめに」で述べたように「私の詩論」には「生物とゲノム」との関係が極めて
重要な項目である。それは私の詩論がリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』
(TH ....
はじめに
人生は短い。そしてその短い人生のなかで詩作に使用できる時間は限られている。
日記がわりに詩を書いている場合は別として、詩を1つの芸術作品として創作している
人はこの限られた時間を有 ....
ポタージュが冷めるのを待てず
やけどする舌
冷たい朝に
湯気の向こうで
陽の光が磨りガラスにはじく
無邪気なほどきらきらと
関東地方の今朝は今年一番の冷え込み
半袖のニットを着た ....
下り坂を歩いているとどうやら
駆け出す事を自制している事に気付く
しばらく考えたがその抵抗に意味はなく
停滞よりも前進を望む解放の欲求が最後には勝る
久々の加速度
肉体もさながら運動 ....
1.
まだ小さな姉妹たちが
夜明けの色をした色鉛筆で
たくさんの羊の絵を描きながら
うとうとしていたら
一匹目の雄羊が
夏の部屋の小さな黒い空を
食べ始めました
たいへんお腹が減っ ....
天に向けて咲く花の
香は地に這って 熟み淀み
ひれ伏して嘆く夢の
その清浄を食みながら
私は 私は
還りゆく夢の
最期の一片を 奥歯で砕いた
花はいずこに咲くのだろう
詩が生まれた
あなたはどこから来たのでしょう
あなたに辿り着くまでに、
どれだけの根を共にしてきたのでしょう
たくさんの親指に包まれながら
あなたは産声を揚げたのです
この世に生まれた ....
たまさんのおすすめリスト
(5200)
タイトル
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カテゴリ
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日付
甘い雨
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七波
短歌
3
10-9-6
水のない水槽
-
三原千尋
自由詩
23*
09-7-30
小さな合図
-
マリエ
自由詩
11
09-6-17
私の詩論_「第2部_ゲノムとポエジー」
-
ばんざわ ...
散文(批評 ...
2*
08-11-30
私の詩論_「はじめに」と「第1部_この世の始まりから生命の誕 ...
-
ばんざわ ...
散文(批評 ...
2*
08-11-30
白く。いつかの、いつもの。
-
ku-mi
自由詩
21*
08-11-10
下り坂の考察
-
qqqqqqqqq
自由詩
6*
08-9-14
羊たちのまどろみの宴
-
りゅうの ...
自由詩
11*
08-8-3
天花
-
汀
携帯写真+ ...
5*
07-8-24
しはいきてすくう
-
つきのい ...
自由詩
20*
05-8-29
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