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ある日アヒルの王子様がやってきて
結婚してやってもいいけどなどと言ってきた
でも待機児童問題が、と言うと
ガアガア鳴き始めたので
彼には彼の人生をお尻プリプリ歩んでもらう
瓶ビールに ....
心臓の検査で二時間待たされた
結果説明をするのは
驚くほど穏やかな話し方の医師だ
この穏やかさは
草食動物がまどろんでいるかのようなぼんやり
草食動物が説明しはじめた
非常に穏やかにしかし ....
バナナ軸レモン曜日に真っ直ぐに
洗い場にぽんぽんぽんぽタヌキノコ
赤ちゃんのほっぺのまろみ三毛がペロ
君の背のくろいのりしろ押さえてる
プロ級だ ....
鳥が庭の果実をついばみに来た
鳥によって食べ方のリズムが違う
あんなに早く飛べるなら
雨粒も追いかけていける
まあるく逆さに空を映しながら落ちていく
綺麗なものを
風がさらった思い ....
指先でぬぐえない
苦しみの跡が
陸にあり
次の世代に期待、と今の老人がいうとき
それは諦めでもある
問題を解決しても次の問題が持ち上がる
償いをしても次の償いを要求される
支配者を排 ....
ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した
そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
朝
お玉におかゆが残ってて
夕べ
ゆきひらでほとほと煮ました
温かいものが食べたくて
お米しかなくて
夕べ
お米を見ました
白くてひかっていて
さらさら洗うとすきとおる ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日はなに?」と聞きました
「コロッケだよ、手伝って」
「ああ」
寝そべってゲームをしている息子は
14歳
去年私の身長を抜きました
伸ばした手 ....
お祭りなので
顔を汚くしていた
ドラム缶いっぱい
葛湯を作ってふるまう
青い星だけをつないだ星座を下さった
青いネックレス座だと
いって
作業台の上にはつねに
いっぽんの薔 ....
困らせたいわけじゃない
だけど困ってしまったらごめんね
トーキン
はる
左の耳から出てきた紙くずが
右の耳へと入っていくような
かさかさしたおわりのなさ
木の間にぶら下がる健 ....
文化祭で焼きソバをパックに詰めていると
わき腹をちょんちょんつつかれて
そんなに親しくない人が親しい人になる
何を考えているんだろう?
私って
ビートルズにすごく詳しくなった人が
....
文芸雑誌、「文藝春秋」(三月特別号)に載っていた、芥川賞受賞作2作を読みました。
田中慎弥著「共喰い」は、女性がひどい目にあってばかりいますが、全体を覆うのは、「男ってほんとにどうしようもな ....
傘のベランダから見る
雨のとんとん
ポケットにはビスケットおじさん
割れたりしけったり
自転車タイヤの螺旋階段を
のぼっていけば虹
ストロートンネルを抜ければ
サイダーのくす ....
大柄な夜が行ったり来たりして
目にうるさいわ
と姫が言う
夜は地球の影だと
どこかの王子が教えてくれた
ならなぜあんなに行ったりきたりするの
小さな頃はよかった
やわらかいお湯に ....
『人生がときめく片づけの魔法』近藤 麻理恵 著
母が「面白いわよ〜」と貸してくれました。なんかどうでもいい著者の過去話や自慢が間に挟んであるので、太字だけでいいなと判断し、10分ほどで読み終えま ....
たまさんのふるるさんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
誰か
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ふるる
自由詩
9*
23-9-22
心臓の検査
-
ふるる
自由詩
20*
15-10-29
ゆるやみなやみ
-
ふるる
川柳
6*
14-12-9
あたたかいスペル
-
ふるる
自由詩
13*
14-4-24
僕たちは生きているだけで人生については十分論じ合っている
-
ふるる
自由詩
12*
14-4-3
ベスト
-
ふるる
自由詩
13*
14-1-16
お玉におかゆ
-
ふるる
自由詩
15*
13-1-17
コロッケ_その2
-
ふるる
自由詩
13*
12-6-3
捨てる
-
ふるる
自由詩
10*
12-3-15
トーキン
-
ふるる
自由詩
9+*
12-2-23
フォエバー
-
ふるる
自由詩
7*
12-2-16
芥川賞受賞作2作を読みました
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ふるる
散文(批評 ...
6*
12-2-13
なけなしのはなし
-
ふるる
自由詩
5*
12-1-26
湯冷め姫
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ふるる
自由詩
7*
12-1-23
最近読んだ本いろいろ
-
ふるる
散文(批評 ...
2*
12-1-18
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