冬至に至るのだなあ
ゆずだ かぼちゃだ 

忍耐を希望へ切り替える

あとは冬を乗り切るのみだ
小さな種を埋めておくこと
冬至の後は
明るさが増すのみだから

きのうまでとは大違い ....
こどもたちよ

きみたちが考えている大人だって

実はそうなんだ

失ったことに目をそむけて仕事などしているんだよ

悲しくてさびしくて恥ずかしいお話だけど


こどもたちは地震には関心がないようだっ ....
                   111222




江戸城外堀を3ヶ月で掘ったエネルギーの蓄積が現在の日本にも潜んでいるのだと解説者は力説するが、大東京と大逢坂が鉢合わせする摩擦熱 ....
生物学的にあなたが
好きだ

指でしっかりとなぞって
あたしのスケッチブックに
デッサンしたい

異性として
あなたが好きだ

相性が合うのか
確かめてみたい

手を絡め
 ....
特別切れなくてもいいんです
まあまあ切れればいいんです
私にとっての
刃物なんてそんなもんです
特別上等でなくてもいいんです
そこそこ切れればいいんです
それで
用は足りるのですから
 ....
ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている

不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね

小さな偽善の積み重ねが君の鎧

教会の鐘がなっているこの世界で

盲目のままで生きてゆく


 ....
三日月に 梯子をかけて
一緒に 昇っていきましょう

僕の秘蔵のワインボトル マントの裏に忍ばせて
風にあおられるトンガリ帽子を 飛ばされぬようおさえながら

夜遊び仲間の君の肩 しゃべる ....
こわがりさんに教えてあげよう
どんなに強く引っぱったって
うさぎの耳は取れたりしない
お星が空からこぼれぬように

ビニルのかばんにボートを入れて
雲母の国まで遊びに行こう
あんまり笑い ....
あんまり寒くて

鼻水が出た



そんな時



あなたが好きだと

ふと気付く
小高い丘に向かってだらだら延びる道
リードを着けた猫と一緒に
だらだらと線引き
一呼吸ごとに振り返り督促する猫
漸く丘の端にかじりつき
突き当たりのフェンス越しの滑走路
滑走路を飛び立つ赤 ....
譲れる花 ゆとりある胸中
譲れない花 窮屈な嫉妬

晴眼のように 総てが見通せる
不思議な胸中
邪魔な信念が総てを遮る
不可解な嫉妬

譲れる花 お人好しな花
譲れない花 揺るぎ無い ....
私は
鏡の中で火傷の痕を
そっと
指先で確かめる
年月を経て
それは大分薄くなって
セピアに変色した
フォトグラフを連想させる
右頬に
てん、てん、てんと
程よい距離を置いて存在す ....
ノルウェイの森を、久しぶりに読み返していて、七章に差し掛かったところで何かおかしいな、と思えば、43ページ目(つまり44ページ目も)がきれいに破りとられていたのだった。ワタナベと緑が昼間から酒を飲 .... 僕が資材調達課で関根さんが天体望遠鏡を組み立ていた頃総務の峯岸さんが3びきの柴の仔犬をもらってきた

工場の片隅食堂の裏の朽ちかけた木造の社員寮のあたりでわんこは皆に可愛がられながらコロコロと遊ん ....
ふたつの果実
なんで生まれてきたんだろう
なんで生きているんだろう
くりかえし熟して
大きな赤ん坊に育ってしまった
耳の魔女がささやく
真実はひとつ
おっぱいはふたつ


膨らんで ....
世の中がすきと嫌いの
ニ色だったら簡単だけど
その分あじけなくなるうすっぺらいね

大丈夫って言葉が軽くて
あたしの口がぱくぱくするの
君が言うはずだった言葉も
とんでいっちゃった

 ....
 
笑みを絶やさずにいよう

しずむあなたの灯台となるために

ずっと絶やさずにいよう



 
落下の形態が腑に落ちず
目下動転のとある夜だ
路地裏のとうに枯れた朝顔の鉢の
蔓の為の竹が歯の癖の様に泣く夜だ


眠る前から目覚まし時計が気になるのは
眠る前 ....
生きることを楽しんで
常に良い気持ちで過ごしましょう
気づかない愛を受け
喜びに満ちている。

貴方に会いたい人は
沢山いる。
貴方を頼りにしている人は
話しを聞いて欲しがっている。
 ....
またきたか 雪
せいぜい覚悟して降れ
消されるくせに

やっと生き残った枝をへし折り
修理した屋根を壊し

道をうめて無くし
叫び声さえ凍らせるなら

覚悟して私に降れ
美しい冬 ....
なんてことない不在の言葉に
愛しさを汚されたその時は
無情の荒野にうずもれて
枯れ草毟ってやり過ごそう

なんてことない不定の言葉に
審美眼を汚されたその時は
悲観の海をたゆたって
船 ....
穏やかな音楽が聞こえる
創造の逢い引き
あなたは梅の香り

土曜の通勤電車
吊革にいにしえの歌をぶら下げる
待ちわびる歌が揺れ
誰もが輪を外さない

子どもの在り方 ....
朝の光が 羊毛の絨毯の上にうずくまっている
まるで まぶしい水たまりのように
君は 寝癖だらけの髪のまま
そこに まだ生まれ落ちる前の 思い出を探している

揺れるレースのカーテン 風は優し ....
無理に考えて
こたえをだすけど
それ大抵はマチガッテル
それはアッテル

無理にいそいで
もどろうとするけど
それいつでももう遅い
それもアッテル

悲しい時間は
すぐ思い出すの ....
さみしいとか言ったらいけない

がんばるとか言わなきゃいけない

ひとのせいとかしたらダメだ

なあ、俺よ、この俺よ

ほんとうにそう思っていますか


澄んだ水色の空でした

ピンクとオレンジの色彩 ....
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う

故に生きることは辛く

苦しい




ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
こと葉って 薄いもんだ だれか言う 
だって 葉っぱだもの と答えるだれか
葉っぱをどんなにつみあげても
きっと だれもほめてくれないよ
ぱっと吹かれて無くなっちまう
 そんなかげの薄いやつ ....
糸電話上手く会話が続かない遊び心が足りない大人

朝早く列車に乗って旅に出る故郷の歌都会にはない

二人して庭に命を吹き込んだ雨上がりには虹を育てた

晴れる日を待つ植物の声がする雨 ....
街角で
僕は
釣りをしている

信用金庫と新聞屋とコーヒースタンドの並ぶ角で

きみは
なにか
硬そうなものを抱いて
立っている

そのうち雨が
降るかもしれない
この爪を折っても
しぶとく生えてくる

この爪を折っても
歳を取れば 記憶は遥か彼方

この爪に火を点せば
僅かながら この灯りで
道に迷うこともないと口にすれば
痩せ我慢だと隣人は ....
たまさんのおすすめリスト(5215)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
大好きな冬至の日,讃歌- 木原東子自由詩23*11-12-23
つなみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...611-12-23
スマホ(お利口な多機能型携帯電話機?)が犬橇を曳いてゆくね- あおば自由詩6*11-12-22
生物学的に- 森の猫自由詩12*11-12-22
刃物- そらの珊 ...自由詩9*11-12-22
すべての孤独な魂へ- 梅昆布茶自由詩811-12-22
三日月に梯子をかけて- まーつん自由詩12*11-12-22
キャヴェンディッシュの子守唄- salco自由詩14*11-12-21
遠い人- 自由詩12*11-12-21
つくば- ……とあ ...自由詩11*11-12-21
譲れる花_譲れない花- subaru★自由詩18*11-12-21
しょっぱい宝石- そらの珊 ...自由詩9*11-12-21
43ページ、つまり44ページ目- はるな散文(批評 ...311-12-21
柴犬のいた日々より- 梅昆布茶自由詩1211-12-21
ふたつ- yo-yo自由詩10*11-12-21
ニ色刷りの本- 朧月自由詩211-12-20
笑みを- 殿上 童自由詩30*11-12-20
うわ言のミッド・ナイト- ホロウ・ ...自由詩6*11-12-20
美しき地球- ペポパン ...自由詩4*11-12-20
熱の陣- 砂木自由詩12+*11-12-20
相性- faik自由詩16*11-12-20
ラブレター- たちばな ...自由詩13*11-12-20
羊毛の絨毯- まーつん自由詩6*11-12-20
えらいえらい- 朧月自由詩111-12-19
冬の夕景- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7+11-12-19
春を待つひと- 恋月 ぴ ...自由詩2811-12-19
生きるって- ……とあ ...自由詩10*11-12-19
糸電話- 夏川ゆう短歌211-12-19
街角- はるな自由詩511-12-19
- subaru★自由詩12*11-12-18

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