窓を開け放ち
   空気を入れかえる

朝の訪れを遮ってだらりと垂れ下がる
 色褪せた思想を派手に揺らし
  この胸を蝕み患わせている
積もりに積もった誇りや死っけを吹き飛ばし
 ....
夕べ僕はかわいい嫁さんをつかまえるために落とし穴をほっていたが
落ちていたのは中年の酔っ払いだったのでそのまま埋めてしまった
週刊誌の運勢をみたらあまりに悲惨なので世の中を憎んでいた

退屈で ....
甘い誘惑はわたがしみたいにあたしにまとわりつく
でもね、いいことないみたい
苦い薬はね、頭にくるけどいいみたい
だって、ほんとのこといわれてるもの

おとなこども人は何回もそれをくりかえして ....
泣くことに努力はいらない
笑うことにも
泣かないことにも
努力は必要だ

雨がふったといっては
泣いているかえるのように
ほんのりうれしさをまじらせながら

女のなみだは
意味がな ....
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は星を数えていました
こんなにたくさん
どうやって集めたんですか
と尋ねるので
生まれた頃からあったと言いました
使いきれない ....
パン屋の朝は早い。太陽が昇る前には起床。
パンを作る工程は秘密だ。
私がパン作りを人に知られないのには理由がある。
秘密にしないと魔法が上手くかからないのだ。
そう。私は魔法使い。パン ....
宇宙に拡散された水滴の表面張力に支持された塵芥
大きなものは大陸その千切れた微小な島嶼程もあり
十分に人類の生存するスペースたりうるが
ごく僅かな身震いに過剰に反応する塵芥達

化学反応を起 ....
夏の盛りの
透明な記憶の破片

縁側のよしずの陰の
幼すぎた沈黙

君のちっちゃい手が
大人びた仕草で
泡立つコップを
気まずさの真ん中に
ふたつ置いた

言葉の結び目が
 ....
小さな花が
音も無く咲くとき
小さいなりの輝きがあるだろう

太陽は
惜しみなく笑顔を贈るだろう

私たちは
知っている
どんな花も魂をゆさぶると

小さい花は
小さいことを
 ....
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
ではなくて
ごめんなさい

せめて日英共同開発のあんぱん機関車トーマス号で

春野を親子で車窓の旅のどかなひととき

まさかこの写真じゃ
お ....
今日も「ひとかげ」を読んだ。やさしい暗さに、弱っている自分を浸す。今のわたしは、ただ家族のためにある。主として子ども達のために。それ以上は何も始まっていないし、今はそれ以上のちからも、ない .... 千切れかけた夜に流れる月が未練する

  (月をハート型にくり抜いた夜貴方と)

君の面影が遠い空の飛行機雲に乗って

  (寄り添う私は無言の約束)

初恋は通り雨のように虹 ....
不毛なる議論みなつきたちばなし

駆け引きの万策みなつき体当たり

やがてみな月へと帰る夜の姫
 ユニバーサルデザインは1970年代後半にロナルド・メイスと言うアメリカの建築家が気づいたもので、障害者の住宅は、車椅子の人だけでは使いにくく、すべての人に向けた住宅を作ろうとしたもので最低の費用でで ....  
わたしを救いたいなら

あの月を涙でくるんで

そして、ピアスにしてください



 
来年を知らない花が
風と遊んでいた

、ふっと凪いで
花は戸惑う

それでも無心に
凛とある

いつかのまたの
友だちを

信じて無心に
凛とある



花には
 ....
雨の日の憂鬱の原因が
洗濯物が乾かないせいだと
今、気付いた
湿っけた洗濯物が
部屋中に吊るされて
うっとうしい
ベランダに干された洗濯物も
いつ乾くか分からず
さらに絶望的気分になる ....
初潮ということばが
海のことばみたいなのはなぜかしら
などと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
わたしは学校へ行けなくなった

わたしは紙のにおいが好きだった
ノートのにお ....
金があれば と言うけれど
あったらあったで目先のものに使ってしまう

時間があれば と言うけれど
あったらあったで無駄な時間も増やしてしまう

もっと自由があれば とも言うが
自由の ....
そんなに長いあいだ

怒らないでください

あなたには遊びや友達がいるでしょう

でもわたしには

あなたしかいないのです


銭湯の脱衣所に

犬の十戒と題されたポスターが ....
わが一歩 一応は一歩進む
道に穴だ 二歩さがる
すこしずらして 一歩進む
空気がない すごすご引き返す
しゃがんで一歩 こっそり出す
いきなり水の中だ 鰓がなくて溺死

科学は日進月歩  ....
あたしは あたしの 速さで
     あたしの 歩き方で
     あたしの 気ままな お気に入りのルートで

今はまだ ぼんやりとしか見えない目的地までゆこう
のんびりゆったりキョロキ ....
{画像=120624184853.jpg}


突然の雨に読みかけの新聞を掲げ
歩き出すと
ポタポタ
新聞紙に残る雨痕は
不思議に一定方向に跳ねが伸びて
跳んで
僕は誘われて歩いて行 ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
電車の
先頭車両の
運転席の
後ろに陣取って
景色の中に
割り込むように
のびていくレールを
眺めるのが好きだった

クハ モハ クモハ サハ

駅に
着くたびに
一息入 ....
 ゆきちゃんは あさ
 かさをさし 長靴をはいて
 雨のなかの花にあいさつする
 話しかける
 おじぎをする
 おはよう さようなら
 きょうなにたべるってたずねている

 ....
ラグジュアリーに罵詈雑言
スピリチュアルに自己嫌悪
鬱積なんてナニすりゃ消散
飲んで溺れて暴れて忘却
焦燥なんて気障に飾んな
つまりはお前、暇なだけだろう

撫でられたいなら出せよ、 ....
6月の雨音が
少しずつ夏を連れてくる
色々の傘とあじさいの花
ゆっくりとすすむカタツムリ
ねえ
ほたるはもうとんでいる?

大昔のあの人も
時間をきっと持て余して
広い庭を眺めていた ....
壁に吊されて
忘れたいことなどありはしない
色とりどりの画鋲が
それぞれの過去を留める

僕は整理できない
だから
貼っておきたいんだ
伝言板のように
メモみたいな思い出から
 ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ

だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
 ....
たまさんのおすすめリスト(5201)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつか世界の窓が開かれると- ただのみ ...自由詩15*12-6-30
夕べ僕は落とし穴を掘っていた- 梅昆布茶自由詩19+12-6-29
雨音がやさしい夕暮れどき。- じじ自由詩13*12-6-29
ないたかえる- 朧月自由詩8*12-6-29
星空銀行- 小川 葉自由詩13*12-6-28
#空想の街_#魔法のパン屋- 北大路京 ...自由詩17*12-6-28
宇宙の塵- ……とあ ...自由詩8*12-6-28
サイダア- nonya自由詩24*12-6-27
小さい花- 朧月自由詩1512-6-27
菜の花まつりにて- 梅昆布茶携帯写真+ ...10*12-6-27
「ひとかげ」(1)- はなもと ...散文(批評 ...5*12-6-27
夢幻- 永乃ゆち自由詩6+*12-6-26
みなつき- つむじま ...俳句5*12-6-26
福祉住環境コーディネーターを勉強して- ペポパン ...散文(批評 ...6*12-6-26
救いたいなら- 殿上 童自由詩27*12-6-25
- もっぷ携帯写真+ ...412-6-25
【_乾燥機問答_】- 泡沫恋歌自由詩17+*12-6-25
紙の家- yo-yo自由詩2112-6-25
欲するものと必要なもの- ただのみ ...自由詩22*12-6-25
犬の十戒- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-24
無駄な一歩か否か- 木原東子自由詩19*12-6-24
歩いたり- 佐和自由詩412-6-24
雨にあるこう- beebee自由詩25*12-6-24
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
クハ_モハ_クモハ_サハ- nonya自由詩24*12-6-23
ダウンズタウン_is_freedom- 石川敬大自由詩17+12-6-23
buzzword- faik自由詩7*12-6-22
ある日の日記- 森未自由詩6*12-6-22
伝言板- 乱太郎自由詩20*12-6-22
夜あけ- はるな自由詩2312-6-21

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