ほぼ等間隔に置かれた
不安のハードル
倒さないようにしながら
生真面目に歩く

決して抜け出せない
ループの回廊
天気はいつも晴れのち曇り
ところにより雨

ほぼ等間隔に現れる ....
旅の朝 味付け海苔の 栞かな


本開き 細工美し 光る海


家族旅 娘のしおり 待ち焦がれ 


好きだけど ちょっとツンデレ 本の紐


貼りすぎて 何だかわからぬ 赤付 ....
ぼくのからだには
女神が住む

臍のわずかに下に
寝殿がある

からだから力を抜くと
女神が目覚める

からだが力んでいると
女神は寝てしまう

動きだす時にぼくは
力む癖が ....
まどみちおさんの訃報に泣いている場合じゃない!ので、。ちょっぴり、あわい思いでなんかをですね。恥ずかしながら書いてしまうことにしました。
たぶん1996年頃です。フォンレター送りました。まどさんへ。 ....
死語の道徳を囀る一羽の小鳥が
超高層ビルからヒラリと飛んだ
喪失した記憶 飛び方を思い出すための荒療治
ところが思い出したのは
自分が本当は魚だったということ
《しまった早まった! 》
だ ....
沼のほとりにあなたは立って
覗き込む
濁る水底
揺らぐ藻の影
素早くよぎる魚の気配に
煌めく泡が
まっすぐに
昇ってくるのを待ちながら

言葉の淵にあなたは立って
覗き込む
尾び ....
不完全な春に花を盗もうと今から用意している

星が堕ちても拾わないで誰のものでもないのだから

約束って悲しい響き裏切りを孕んでいるから

一足飛びに人生を俯瞰してでも今が好きなんだごめん ....
あの草原のうえに浮かんだ雲はいまもかわらない
風はやわらかな吐息とともに春をはこんでくる

春待ち鳥は歌声を整えてこぼれる季節にそなえる
翻弄されながらもまた花びらとなって流れてゆく
ひとの ....
炬燵の上にはみかんの入ったざるが置いて在る
あたりまえのように炬燵に入り蜜柑の皮を剥く
子供の頃は至極あたりまえに蜜柑を食べたもの

蜜柑やりんごはいつも一箱ごとに八百屋さんが
届けてくれて ....
お喋りして良いかしら
もしもある女性が心は男性だったとして
でも同時によ
同性愛者だったとして
男性を愛したとする
すると
そとからみれば普通の異性愛者と見えるでしょう?


北 ....
さめたみそ汁

水たまり

霞や雲が

大人しく降る


風に運ばれ

光に刺激され

歴史の束の間

毒をおびる


ああ、黙っていたら

損をするなんて
 ....
西側の二脚の椅子に
座っていた
子らは
ふくふくと育ち
ようようと三月へと出かけていった

つながったひとつのベンチに
結果 残されたようになった
夫婦は
横に座って
同じ景色を眺 ....
置いてけぼり加速している 都合の悪いことや
不快なことは
予め伏字にするという
配慮が
いつからかこの国では
行きとどいているので
よほど気をつけていなければ
事実は見えない
まして
事実を都合よく見誤ろうと ....
【人間】
初めてのアルバイトは中学1年の冬休みだった。
親戚の雑貨店でのレジ打ちの仕事だった。
年末のある日、事件は起きた。
その日の昼食後、レジに戻ろうとしたら、おばあさんが
お茶碗を買い ....
通ってたカフェのマスターが
産直の宅配してるって

輸入雑貨店のオーナーは
いま中古レコードのお店をやってる

わたしが詩を書いてることを
知ってるひとが少しいて

わたしのお父さん ....
ボールが転がる音がして
振り向いたら
それは冬が去っていく音なんでした

冬は寒いものを転がして
古くなったものを巻き取って
辺りをふかふかの風景にしていきます

それが春なんでした
 ....
店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ      寒かったから
     息を吐きかけ
     こすり合わせる
           
     店先のディスプレイは
     パステルカラーが
     華やかさを競って ....
風の便りを聞いて私の心は再びこの村へ戻ってきた。
今日は良く風が見える。
微かな秋の名残は遥かに遠く、木々の下に集まった落葉の談話が心地良い。
こんなに風の見える日は、きっと私の村も雪化粧に ....
春がいる

駐車場の奥の
ハイブリッド車伝いに
ブロック塀の上に飛び乗った時
チイ子はそう思った

春がいる

朝の見回りで
ナワバリ荒らしのクロに
やられた三角耳がまだ痛む ....
ぐうっと伸びる
四肢が
おのれにおのれの目覚めを知らせる
 
大あくびが
まずは昇ったばかりの太陽を食らって
牙が汚く光る

ゆっくり開いた目
の血走り
冬の間中 ....
タトゥーに誤字  
エッチ、スケッチ、ワンタッチ

スカートめくったら いちご柄


甘酸っぱい思い出に練乳を


 
舟が
天の使いが
父を迎えに降りてくる

モニターの
緑の輝線
彼の何かを告げている

母と私は部屋を出て
お向かいの
やけににぎわう居酒屋で

白身魚の天ぷらと
焼き鳥とサ ....
カレーを作ったが旨くない

入れるものは入れている
ジャガイモ
人参
玉ねぎ
にんにく
鶏のもも肉
そして 
いつものインスタントのルー

毎度のことなのでいいかと思ったが
ち ....
ウケグチノホソミオナガノオキナハギ彼が名前を書くことはない 小さな家の
小さな庭で
立ち止まる小さな時間

枯れた柿の木の下で
腐ってゆく
冬を越せなかった果実

もつれてしまった糸を
ほどいていくのに
疲れてしまい
あきらめてしまった春 ....
つむじ風は南南東に駆け抜ける
収束しない想いを切り裂くように

二足歩行の夜は遅々として眠れぬ夢とともに
進化論の樹を遡り霊長類の高みへとたどり着く

昨日のことはもう知らない
知る必要 ....
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス
たまさんのおすすめリスト(5201)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ループ- nonya自由詩17*14-3-1
しおり- ichirou俳句3*14-3-1
からだの中に女神がいる- 殿岡秀秋自由詩414-3-1
どんなにわたしがまどさんをすきかかくことにしたぞう(泣笑)- 阿ト理恵散文(批評 ...15*14-3-1
歴史の礫- ただのみ ...自由詩14+*14-2-28
沼のほとり- Lucy自由詩19*14-2-28
不完全な春- 梅昆布茶短歌1014-2-28
流れる- 梅昆布茶自由詩1314-2-28
炬燵・・・- tamami自由詩1114-2-27
サークル「群青」_課題「紫」_『赤と青の間』- 木原東子自由詩7*14-2-27
天気予報- 吉岡ペペ ...自由詩414-2-27
二月は未来を調整します- そらの珊 ...自由詩17*14-2-27
置いてけぼり加速している- 北大路京 ...自由詩314-2-26
配慮- Lucy自由詩24+*14-2-25
アルバイトの備忘録- ichirou自由詩18*14-2-25
ニュースたち- もっぷ自由詩814-2-25
春待ち- 小原あき自由詩11*14-2-25
店員に生活知られないために要らないものも買ってカモフラ- 北大路京 ...短歌314-2-25
隠したのは袖口でした- 石田とわ自由詩14*14-2-25
故郷からの便り- ヒヤシン ...自由詩10*14-2-24
チイさい春- nonya自由詩21*14-2-24
春のおおかみ- 平瀬たか ...自由詩9*14-2-24
タトゥーに誤字- 北大路京 ...自由詩1214-2-24
いちご- 殿上 童自由詩13*14-2-24
舟の儀式- umineko自由詩21*14-2-24
砂糖- ichirou自由詩10*14-2-23
ウケグチノホソミオナガノオキナハギ彼が名前を書くことはない- 北大路京 ...短歌214-2-23
小さな家- within自由詩5*14-2-23
つむじ風- 梅昆布茶自由詩1614-2-22
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス- 北大路京 ...自由詩514-2-22

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