昼下がり 
古いテニスコートを占領して
自転車の練習をする女の子
もうずい分上達したようで
ぎこちなくだが転びもせずに
不規則軌道を描いている
ヘルメットを被った人工衛星
昔は誰も被って ....
鳩尾を透過していく
風のライオン
たてがみの感触に
背中が粟立つ

睫毛を蹴って逃げ出す
光のインパラ
ボンネットを飛び移る
逃げ足が眩しい

舗道に投げ出された
影のアミメ ....
私の目はどんどん見えなくなっている
ぼんやりと、ゆっくりと、確実に
どんどん見えなくなれば
みなの姿も あの人の顔も
どんな感じなのか 憶測で考えていくだろう
できるだけいい方向へと思う ....
きびだんごで複数年契約 三択問題の4番が正解 昨年と同じ弔辞の河豚供養 絵の具の声が
はじめて油絵具を手にした少女には 聞こえた。
「恥じるな ためらうな チューブから色を ひねりだせ」
開封し、すこしだけ色を出してはみるけれど、ぬっちょりとした色があるだけの
そ ....
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ....
主語がない! アレ。コレ。

子どもをたくさん産んだ主婦ほど威張っている

失敗しても謝るより先に人のせいにする

ゴキブリとおばさん、どっちがしぶといか? 生物学レベルで検証中!

 ....
おもちゃ箱の底にタミヤじゃないミニ四駆 自分が思っているようには
他人は自分を見てくれない

それで私は
極力自分を
客観視しようと試みた

気付いたら
他人の顔色ばかり伺って
ますます自分が
わからなくなっていた

 ....
 
おいらの悲しい涙をみたのは、おふくろとおまえだけだ

おいらの悔しい涙をみたのは、おふくろとおまえだけだ

おいらがひとのために歌うのをきいたのは、おまえだけだ



 
社会人になり
デスクワークの仕事で
尚且つ週休二日であり
学生の時より暇になったので
念願の大型自動二輪の教習に通いだした

教官に免許を取ったら何に乗るのか?
と尋ねられ俺は迷わず
 ....
ピーマン食べられず誰もいない放課後 屋根裏の小部屋の窓から、表の世界を眺める。
そこには、競争があり、強奪があり、また征服があった。
人生の秘密は悉く暴露されていた。
私は頭では当然の事だと思いながらも、心は深く病んでいた。
静 ....
たわわな緑が

柔らかなみずみずしさが

宮沢賢治する

新緑が

まだ濃くない緑が

揺れる

たわわな緑が

柔らかなみずみずしさが

宮沢賢治する


生きていることへの不安

貧しさやひなびた ....
春の野がどこまでも遠いこの{ルビ病室=へや}できのうさくらが終わったと知る


この年のさくらも終わりわが{ルビ病室=へや}はたとえようのなく北東を向く


春風が知らずにすぎる向きに建つ ....
あかつきに浮かび上がる
公務員宿舎と電電公舎
ひとり走って戸に挟む朝刊
サン、サン、イチ、ヨン、ニ、イチ、ニ
口をつく勢い
少年だけの暗号


 また足音のように、それはやって来た
 ....
だから
直立猿人はマイルス・デイビスじゃないって
チャールス・ミンガスだっつーの

あいつは部室でカセットテープに録音した
直立猿人をよく聴いていた
そんな時のこんな会話を
あいつはきっ ....
横波 縦波 渦巻く世界
肩肘張って働いて
お疲れなんでしょうね
名も知れないゆきずりの肩に
頭を預けてしまって
安心しているあなた

満ち溢れる心労を
化粧に隠していても
あなたの髪 ....
僕たちが「かいている」それは小説と詩と絵と愚痴とそれから、自分  道端に 老いを養ふ あせびかな そのわらべうたは
作者不明だという

畑に添って
作られた石垣
その隙間から
シダやペンペン草が顔を出し
しっぽがふたつに別れた小さな虫が
忙しそうに出たり入ったり
雨が降れば
水 ....
冬の海 
風にのって
たこは
突き進む
よく澄んだ青空を 

たこは
海を見下ろし
静かにないだ波が冬の柔らかい光で照らされた
淡い世界をみつめる

子どもたち 大人たち 
犬 ....
今夜ぬかるみそうですね
まだちょっと震えていて
瞳は亀裂して手招くのです
梢に掛ったビニール袋の
違和としての惨めさの中へ
眠りは逃げた僕から逆行した

福寿草のように笑う
気の早い毒 ....
いたずら  乱太郎

眠りを知らない時の神
人間の右回りに活動する肉体の細胞核は
騙された睡眠薬だ
無限に生きる術は夢で踊り
永遠の門番から渡された片道切符の切れ端の上で
一喜一憂して果 ....
指の絆創膏をはがしてみれば
血は止まったものの
いまだ なまめかしく
傷はそこにあった

たった一日
空気を遮断されただけで そこは
色が蒸発したように
あっけらかんと白く
まるで湯 ....
 元関西テレビアナウンサー、杉本清氏の競馬実況を集めた愛読書『三冠へ向かって視界よし』(日本文芸社)から、特に好きな実況を十選し、ひとことふたこと述べさせていただきます。ワタシの蛇足はどっちでもいいの .... 凹んだままもどらないこころを
あえて膨らまして生きている弾力をおもう

生きることに引きずり回され
足下がみえないまま歩をすすめて行かねばならない
立ち止まるわけにはゆかないのだ
それが残 ....
喧嘩した ただ私が勝手に怒っているだけ
あの人は 云えばわかってくれる 

されど 女には お願い解ってという想いが溢れる
特に不安定な時 お腹が大きくなってきている

私は怒っている 
 ....
たまさんのおすすめリスト(5208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めまぐるしくも- ただのみ ...自由詩20*14-4-24
21℃_31%_4m/s- nonya自由詩19*14-4-24
さよならの鎖- 唐草フウ自由詩15*14-4-24
きびだんごで複数年契約- 北大路京 ...自由詩814-4-23
三択問題の4番が正解- 北大路京 ...自由詩214-4-23
昨年と同じ弔辞の河豚供養- 北大路京 ...俳句114-4-23
血管少女- るるりら自由詩15*14-4-23
透明な声- まーつん自由詩13*14-4-23
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の七- 泡沫恋歌俳句5*14-4-22
おもちゃ箱の底にタミヤじゃないミニ四駆- 北大路京 ...自由詩214-4-21
客観視- Lucy自由詩15*14-4-21
おまえだけだ- 殿上 童自由詩18*14-4-20
Ninja- 一 二自由詩314-4-20
ピーマン食べられず誰もいない放課後- 北大路京 ...自由詩514-4-19
岐路- ヒヤシン ...自由詩10*14-4-19
宮沢賢治する- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-4-19
「かおるのおと」2014.04.19_(一五首)- もっぷ短歌7*14-4-19
新聞配達_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩9*14-4-19
直立猿人をいっしょに聴けたなら- ichirou自由詩8*14-4-19
私の肩を信じるあなたへ- イナエ自由詩15*14-4-18
僕たちが「かいている」それは小説と詩と絵と愚痴とそれから、自 ...- Neutral短歌214-4-18
早春- ……とあ ...俳句6*14-4-18
アルカディア- そらの珊 ...自由詩19*14-4-18
カイト- 林 淳子自由詩814-4-17
コウフクノモノサシ- ただのみ ...自由詩17*14-4-16
いたずら+イタ・ヅラ- 乱太郎自由詩15*14-4-16
溺れる人魚- そらの珊 ...自由詩21*14-4-16
杉本清名実況十選- 平瀬たか ...散文(批評 ...4*14-4-15
弾力- 梅昆布茶自由詩2014-4-15
じゃがじゃが- 朝焼彩茜 ...自由詩12*14-4-15

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