プライドや
スキルや
イデオロギーといった
後付けアイテムで体裁を整え
何層にも膜を張って
“ ハッタリ ”という殻で
コーティングしたら
実物より 
やや立派に見えた

だが
 ....
陽のあたる書棚 憩う一羽の本

タランチュラのような手が二つ

美しい表紙を捕まえると

隙間なく閉じられた頁に太い指が滑り

弛緩した貝 白いはらわたよ

青く刺青された文字は星 ....
何か栄養素が足りないような思考
無意識に生姜湯と書いたメモに従い はちみつ不要で机の上

もう少しで つわりの時期を終える 
猫がしょぼーんと鳴いている ごめん かまってあげられない

ベ ....
いつも待っている
誰かを
何かを

右手か
左手で
いつまでも招きながら

黄色い砂埃も

べたべたしたちっちゃな手も

酷い陽射しも

すぐに味がしなくなる憐れみも
 ....
孤独を直視せず笑っていた

素晴らしくこれ以上ないであろう

素晴らしく憂鬱な日々では

視界に入る物全てが僕をみくだしていた

信じれる勇気もない奴に

この痛む胸傷跡は見え ....
遠い星までの距離を
なにをもって測ろうか

言葉でそれとも
夜の波の響きで
それともきみの血流の速さで

こころの深さはなにで測るの
ざわめく風のおとでそれとも
過ぎた日の木漏れ日の ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた

その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
 
花ぬすびとをききながら流れるのは一粒の涙

移ろうことが許せなくて怖かったあの頃

あの頃と同じ一粒




*YouTube 花ぬすびと (明日香)
 http://www ....
こんな色をして

みんなのためにがんばっている

すみのほうでおどけた顔している

こんな色をして

そこにいないひとのことを想い

胸をいためてはまた

きみはみんなのことを想っている


きみのい ....
スキップが出来た日
ひとりの道を楽しむ会の
仲間になった

逆上がりが出来た日
さかさまを楽しむ会の
仲間になった

しびびーが出来た日
くさむらを楽しむ会の
仲間になった

 ....
何でもなかった一日が、
特別な日になってから四年が経った。

 
君の笑顔は夏の向日葵よりも眩しくて、
卑屈だった僕の心を照らしてくれた。

僕の悲しみは悲しみでなくなり、
母なる大地 ....
死ぬまで内緒を忘れている しゃけたらこ おにぎりばくだん投下するシンジゲートの朝は忙し

しみじみと昔の恋がよみがえるように便座に熱戻る朝

カシミアはさぞ美味しかろうよ 虫食いの穴に悪態を吐く

秋空の雲の流れる ....
通り縋りの街に
何処か懐かしさを覚えて

忘れていた記憶を思い出そうとする
ふと浮かんだ笑顔に
少し胸が痛くなるけれど
明日のお天気のことを考えてみよう

幸せは無味無臭だから
気づ ....
会いたいな
会いたいな
今年もやさしいあなたに会いたい

いつでも私を見かけるたび
やあお嬢さんと挨拶してくれる

薄紫色の私のドレスを
きれいだねって褒めてくれる

また今年も
 ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
二番目でも良いと言った女が一番 木の天辺に腰かけて 青空と雲ばかり見る
木の葉を見下ろして 草が波のよう
風から生まれる 花の歌
花しか知らない 風の夢

靴が かかとから外れて
靴が 足から うっとりと飛ぶ
羽など  ....
椅子になってみようと思って
椅子にはなれなかった
三秒で挫折した
たゆまぬ努力なしに
椅子は存在しえない
私の大腿四頭筋は悲鳴を上げ
痙攣を始める

あまねくすべての椅子は
慈悲とい ....
人の体温に恋して
霊は家に住み着くらしい
頼んだわけでもないけれど
周りにたむろする木や草の
のぞき込む好奇心を追い返し

昼間 人が出かけても
テーブルの下 柱の陰
ドアの後ろの暗が ....
いちじくは
花を 外に 開かない
いちじくは
内側に無数の花をつけ
やわはだの秘密を 隠し持つ


ある日
たったひとつの いちじくの実に
たった一匹の 蜂が来た
 ....
僕の<ありがとう>に
羽がはえて
僕の<あり蛾とう>が
飛んでいく

特製オムライスを作っている
君の左肩にふんわり
とまると思いきや
君の脇腹をつまんで
帰還する

<最近 ....
夜の匂いを忘れてしまうまえに
早くしなくちゃ、って思ったんだ
玄関から一歩踏み出したときに

夜の匂いがするということは
昼間とてもあったかかったということかな
熱が土にたまって、それが噴 ....
光しか見ていない人は
本物の光は描けない
背中に杭がささる
子どものころはそのまま
小学校に行った
人には見えないので
痛みをこらえている表情を見せなければ
だれにもわからない

休み時間に追いかけられて
プロレスのヘッド ....
       なんと醜いものだろう
       ただの肉塊であったなら
       赦されたものを
       このなかには
       潜み蠢くものがある
       ....
滴り落ちて返事もなくて水面の波紋がひとつ消えてゆくまま

滑らかな器にそって水は満たされやがてはそのかたちとなる

曇ったガラスになぞった文字は夜明けとともに透き通って読めない

瞳に映る ....
帰宅早々インターフォンが鳴り
え? 宅急便?
受話器を取ると
「とりっくおあとりーと!」
子供達の雄叫びが両耳に飛び込んで来た
驚いた
かぼちゃランタンがそちこちに並ぶ時節
とうとうアク ....
夏の空気に寄って立つ 少女はあざみの花
かな文字で記した遺書のような視線が
日焼けした少年のまだ皺のない心のすみに
紅い糸を縫い付けることは終になかった
四季が幾つ廻ろうと心の真中が憶えている ....
間違いたくて最終電車をやり過ごす
日付が 変わった

 きょうは
 だれに
 さまよう

幻想を見るのは自由だと言い聞かす
差し出したものに見合うだけの温度が欲しい

 どなたか
 ....
たまさんのおすすめリスト(5208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
【_途上の人_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-13
朝の読書- ただのみ ...自由詩21*13-11-12
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distance- 梅昆布茶自由詩26*13-11-11
赤・青・黄色- 夏美かを ...自由詩28*13-11-11
花ぬすびとをききながら- 殿上 童自由詩17*13-11-10
こんな色をして- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-11-10
お天気倶楽部- そらの珊 ...自由詩20*13-11-10
結婚記念日〜愛する妻へ贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*13-11-9
死ぬまで内緒を忘れている- 北大路京 ...自由詩813-11-9
めいぷる- そらの珊 ...短歌1113-11-7
【_凪_】- 泡沫恋歌自由詩21*13-11-6
サフラン- 未有花自由詩15*13-11-5
おやすみなさい- Lucy自由詩20*13-11-5
二番目でも良いと言った女が一番- 北大路京 ...自由詩2*13-11-4
み_どり- 砂木自由詩15*13-11-4
あまねくすべての椅子に捧げる- そらの珊 ...自由詩2313-11-4
家霊- イナエ自由詩22*13-11-4
いちず- るるりら自由詩22*13-11-2
<ありがとう>- nonya自由詩25*13-11-2
夜の匂いを忘れてしまうまえに- ユッカ自由詩313-11-1
光しか- Lucy自由詩1013-11-1
心に杭がささる- 殿岡秀秋自由詩713-11-1
わたしのなかの- 石田とわ自由詩14*13-11-1
水滴- 梅昆布茶短歌1013-11-1
黒船- salco自由詩13*13-10-31
初恋- ただのみ ...自由詩20*13-10-30
まわり道- 伊織自由詩7*13-10-30

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