竹の葉に星が宿る
母が切った色紙の短冊を前に
幼いぼくの指や手や
腕から背中へ
ありったけの力が
みなぎっていく

卓袱台に
前かがみになって
鉛筆を握って
母に教わりながら
字 ....
ランチをとりに駅前のほうへ

さくらの散った街

秋みたいな空

木の芽だ

枝の先々から

黄緑いろの粒々だ

ランチをとりに駅前のほうへ


数字に感情がやられている ....
お水を待ってるの
大きなトラックで
お水をくれるから
ずっと待ってるんだよ

水瓶はこわれちゃったし
鍋はぺちゃんこだから
こんなタライしかないの
ちゃんと持って帰れるか不安

 ....
 書きたいけど、書けない

 そんな言葉ばかり
 胸の中に渦巻いてる

 木枯らしに弄ばれる
 枯葉の様に
 するり、するり、と
 指の間を抜けていく

 春の陽ざしを
 なみな ....
本当が聞きたい あるものなら今ここで
僕の有限と君の有限の間で 不滅があると信じた
ずっと笑って指差して来たものを 君とだったから信じた

いつかは土に帰る
無かったことになる
五十年 ....
暖かな日差しを受けて
春爛漫の息吹を感じる
子供達の遊ぶ声が届く
大らかな芽吹きの声が
ここに春が来たことを
そよぐ風が告げている

悩み苦しみさえも嘘と
想える程暖かな陽射し
誰も ....
高い授業料を払うと思って騙されてください 【まじか】

気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに

もっとまじかに赤を ひきよせて ....
里帰り娘に還る日

略奪の限りを尽くすバイキング料理

バーゲンは主婦の戦場

主婦ニート? 主婦が本物のニートになったら家の中がどうなるか見たい?

賞味期限+三日=正しい賞味期限
 ....
宝箱開ける前に振ってみた何が入っているか想像

難しく考えるほど難しい自分の心現実になる

正直に雨が降ったり曇ったり空は純粋でいること教える

教科書に書かれたパラパラ漫画には教師の癖を ....
衣擦れの音の軽やかさが
春がすぎたことを告げる
夏のはじまりは
眠りの季節の終わり

彼方に見える稜線から
歌声とともに虹が湧き立ち
ゆるやかな目覚めが
きみの奥の火種に熱を与える
 ....
桜が散り始めた
昔、誰かがそこに植えたのだ
古びた板壁のペンキが剥げた営舎の
埃っぽい運動場の端に

左旋回だったのは
右利きだからかもしれない

春霞の海は穏やかで
座している私の ....
春祭りを
古い習慣だというひとがいる
いろんなひとの行列

いつでも太鼓はどーんどんと鳴る
鐘はしゃらんしゃらん

いつもはスカートの巫女さんも
装束でひたひたあるく

笑顔やしか ....
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した

やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割

圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
 ....
 
ひとりでメソメソ オーケー オーケー

ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ

ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい


 
朝の空

西から東へ
まっすぐの飛行機雲

確か
この飛行機雲はラドン
ラドンの太い飛行機雲だ

ラドンが目覚めた

いつも怪獣は環境破壊によって目覚める
そして環境破壊す ....
昨晩のメキシコ映画を熱く反芻して屋台の列に並んだものの
ずいぶんと待たされた でも手作りだから仕方ない
5月は近い
風は雲を掃いて頂には太陽
匂いに高揚


じり り



り ....
震度3で久しぶりの会話 弁当を作りながら
異能する君は謎の生命体
昨日までの怒りと不満が
女のカタチに脱皮して行く
鉤爪は残したままで

朝は不躾に明るい破魔矢
夜明けの夢を葬り去って
吉凶を告げるかのように ....
冬の午後を
公園に置き忘れたので
急いで取りに戻った
言葉を頬張りながら
塾へ急ぐ子どもたちと
光速ですれ違いながら

公園に着くと
理科準備室から
そっと盗んでおいた
雲母の標本 ....
肩たたき券にプレミアがついた 隣のおばさんたちがコーヒーを飲みながら
仕事の愚痴を言っている
私はそれを聞きながら携帯電話でゲームをしている
隣のお姉さんはじっと下ばかり見つめていた
私はそれを見ながらじっと煙草を吸ってい ....
夕闇が嫌いな人たちは
原子力でそれを追い払う

宇宙から見る日本列島は
真夜中でもくっきりと浮かんで見える

世界中で一番明るい列島

誰がそれを見つめるのか
数十人のアストロノウツ ....
売られたケンカを買う暇がない 疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった

富士子ちゃん?

えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜

コップのフチ ....
4つうえの姉ちゃんの本棚には、(ホットロード)と(瞬きもせず)しかなかった
たまに学年成績トップとかの姉ちゃんは、本棚に紡木たくしか置かなかった
こんなの読んだらオカマになると思って僕は読まな ....
バスが
税務署
法務局
福祉センター
ガンセンター
サッカー場
運動公園
文化会館を
回っていく
僕たちの街にはこんなものしかないのかと
問うこともなく
僕たちは将来これらのセン ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる





「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
庭に花園を作って楽しむのは
未来を
思うこと
球根は裏切ることなく
毎年花を咲かせるし
宿根草は年毎に株を大きくする
一年草は種を落とし
思わぬところから芽を出している

白いつるバ ....
               140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
たまさんのおすすめリスト(5208)
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さきくさの咲く頃に- 大覚アキ ...自由詩9*14-4-14
遠景- 山部 佳自由詩814-4-13
春祭り- 朧月自由詩514-4-13
染み込む20分間がこんなに疲れるとは思いませんでした- ichirou自由詩1314-4-13
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震度3で久しぶりの会話- 北大路京 ...自由詩414-4-12
ハッピーマニュアル- ただのみ ...自由詩16*14-4-11
陽射し- 自由詩21+14-4-11
肩たたき券にプレミアがついた- 北大路京 ...自由詩314-4-11
漂白- ソリッド ...自由詩614-4-10
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売られたケンカを買う暇がない- 北大路京 ...自由詩814-4-10
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姉ちゃんの本棚のホットロード、- 末下りょ ...自由詩9*14-4-9
東西循環- ゴースト ...自由詩10*14-4-9
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花園- Lucy自由詩17*14-4-9
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