いちにちじゅう
いつもここにたっている
へんなやつがいるんだ。

なにをするでもなく
ただぽつねんと
くうきみたいに。

やつは
あのころの
おれかもしれない
これからの
きみ ....
毎日、毎日ケーキを作る

おとといはマコトくん

  マコトくんは今年で小学5年生
  去年まではお母さんと一緒に来ていたのに今年はお父さんと

きのうはフミさん

  毎年、旦那さ ....
 夫と出かけると、いつもこうだ。レストランでバカ笑いをし、電車で大きなゲップをする。昔からまったく変わらない。本人が気にしていない分、横にいる私が余計にはずかしさを感じなければならない。だから復讐して .... チンピラだ
わたし
声がもう
濡れてる

夏の
アスファルト
熱い
マンホール
開けて
野良猫を
放り込んで

自分も飛び込みたい

人が恋しくて
誰かにしがみつきたい ....
退屈の記号と

幸せの符号と

感動の脱殻が

空中の水際で

じいっと僕を

見つめている
ほんじつ
ちかりょこうへ
ごどうこうさせて
いただきます
ガイドです
よろしく
おねがいいたします
みなさまと
おもいでに
なるような
りょこうに
したいと
おもっておりま ....
蚊のせいで眠れない

あなたは言った

眠れなかったのは
その蚊


それを知らせるために起こされた


ンーーーー

豚が口からけむりを吐いて
やっと眠りが ....
こんなに
たかくて
こわい
ばしょ

とおくに
みえる
ビルも

さらに
たかい
そらも

ちっぽけな
たましいは

どうして
そこを
こわいと
かんじる ....
 手が届きそうな低い空を
 逆光に輝く雲が流れる
 私は何か恐ろしかった
 歩く犬の眼が不吉だった


 堤防の道を愛想笑いで
 私は歩いていたと思う
 濁った ....
少年
いつかなくした自転車の
へこんだ場所を忘れてた
あの子を見ててブロック塀に
ぶつけたときにできたやつ
そうだったね
そこに貼り付けたシールは
昔からの空色で
覗くと雲が浮かんでた ....
四角い出窓にひじをついて
わたしは お空をみてました

ときどき 桃色の雪が
紛れこんではちらついたりして
世界は彩られたりしましたが
わたしは お空をみてました
ひじをついたまま

 ....
深緑の
深くなる光を
鉄筋コンクリートの箱の中から
眺めています

時計の針は
ここを刻むと
それ以上は動かなくなるのです
取り残されるように
私と空間は


どこか
こころ ....
あたしを抱いた男が貳人
運転席と助手席に居る事実
その風景が まるで{ルビ他人事=ひとごと}の様で
遠い月を眺めてた

「無垢を装ってんじゃねーよ」

あたしを娘と呼ぶ男が壱人
液晶画 ....
     
天野茂典+古川由美


風の通り道には
いい匂いのレストランがある
新鮮な野菜と
おいしい魚の塊が
ゴッホのひまわりのように
置かれている
これからどんな料理ができるの ....
ごらん

荊の冠をつけて
干潟を歩いてゆくのが
風だ

鋼板の前に
累々と乾涸びているのは
おれたちだ

ほら
海が苦笑している
権力の
縮図
ふうわり 心地よい うたは
ふと めをつむり 眠くなり

つらぬくような つらい詩は
ぼろぼろ 泣けて 目が霞む

胸のあたり に くすくすと
笑える詩 には 逆らえない

 ....
この庭を今
黒猫が横切りました
急ぎ足です
影だったのかもしれません

向日葵は私を追い越して
手探りで空へ
夕暮れの角度を真似して
ちょっと斜めに傾いてみると
向日葵と空が
一緒 ....
悲しみの扇風機に顔を近づけて
あー、と泣けば
雨が降る
扇風機は
どこにも行かない
たまに、本物の宇宙人がやってくる
光と影が混ざり合うことは
ない

俺の中にも
光と影があるはず

青い空に 両手を広げて
笑う
そんな光があることは
知ってるぜ

心の中に
光が満ち溢れる
部屋があることも ....
俺の眠れない夜も もう終わる
泣きたい気分だぜ でも泣かないぜ

I don't cry I don't cry

誰にだって 眠れない夜はある
誰にだって 辛く切ない夜はある

S ....
ひつじが鳴いていた
ひまわりが咲いていた
人がいた 好きだった
目を閉じる
陽だまりのなか
明日なら
死んでも良かった
からだは こころだ

こころは やっぱり からだだ

だから からだが とまると

こころも とまる

それでも からだは

こころとして 

みえないものに

 ....
うたに
あわせて
リズムに
うまく
のっかって
けん けん ぱって
まえにすすむ

ときおり
バランス
くずしそうに
なるけど
けん けん ぱってね

けん けん  ....
1秒にも満たない
光りの震えに

たましいは清く
熱の涙を僕に
もたらした


それと全く
同じ瞬間の中で

たましいは卑しく
多くの打算を僕に
急がせる


そんなた ....
こだま呼び込む窓辺
群れる空の白魚たち

過去と迷走の影なら
銀のクリップで重ねて

浮かれるまま
浮かべばいい


望み通りの風
手のひらで創ったなら

さあ ....
ほしまつり きんのほし

つきまつり ぎんのつき 

ふえのね たいこ かねのおと

きつねに たぬきに やまねこ いたち

うさぎに りすに むささび てん

どこか わからぬ  ....
ぎざぎ ざ 
の はーと

小骨 を トッテ は
陣取る 

いかれた ピアの ん

かき抱く 絶望 
抜ける 髪

あんたは つまり 正しくて
嘘 は つけません 
 ....
今日はいつもより嬉しい事があったので、
僕の乗る総武線は、
両国あたりをすぎる、
軽快に。
遠くの景色はゆっくり
近くのものは素早く
そんな当たり前の遠近法さえ、今日はなんだか
(ああ、 ....
おまえ

いっつも

かみのけいっぽん

にえきらないんだよ
カタツムリは眠りからとけ
雲は姿をたちまち透かす
おまえはありもしない虹を見ては
何食わぬ顔で明日にむかうことだろう
憂鬱は空に達し
そうやって
そうやって
私は存在をなくしていく
蛙 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海辺の野良犬- 草野大悟自由詩6*04-7-7
ケーキの休日- あとら自由詩304-7-7
- 城之崎二 ...散文(批評 ...404-7-7
チンピラ- チアーヌ自由詩11*04-7-7
空中視線- 松本 涼自由詩2*04-7-7
へんてこ_りょこう- 玉兎自由詩9*04-7-7
夜更かし選手権大会- クローバ ...未詩・独白3*04-7-7
たかくて_こわい_ばしょ- 玉兎自由詩3*04-7-6
盲目_(2004.7.6)- 和泉 輪自由詩1104-7-6
少年と自転車と雨の中- 霜天自由詩604-7-6
あなたが恋をしているあいだ- 望月 ゆ ...自由詩5*04-7-5
どこかの折り目を- 霜天自由詩1404-7-5
泥沼- HEDWIG自由詩3*04-7-4
風の道- 天野茂典自由詩8*04-7-4
21世紀の首- 草野大悟自由詩2*04-7-4
うた- 砂木自由詩11*04-7-4
この庭- 霜天自由詩1104-7-3
扇風機- 辻野克己自由詩504-7-3
☆150_Open_The_Door_- 貴水 水 ...自由詩4*04-7-3
☆149_Comeon_Everrybody- 貴水 水 ...自由詩2*04-7-3
ひねもす- たもつ自由詩30*04-7-3
からだ_こころ- こむ自由詩404-7-3
けん、けん、ぱ_リズム_の_かいぼうがく_- 玉兎自由詩2*04-7-3
ふるえ- 松本 涼自由詩3*04-7-3
窓辺- 松本 涼自由詩5*04-7-2
ほしまつり_つきまつり- こむ自由詩5*04-7-2
みに_好運_機- 砂木未詩・独白5*04-7-2
帰り道- 落とし子自由詩904-7-2
極上パスタ- 涼(すず ...自由詩604-7-2
雨が通る頃- かえで自由詩4*04-7-2

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