十五年ぶりに
山辺の路を歩く
あのときは誰と歩いたっけ

いくつもの寺や神社で
いくかのお願いをしながら
あのときは誰と

箸墓の謂れを読んでいるころから
みぞお ....
耳をつむっているのです
だから見えます
あなたから生まれる
静寂の波

唇が動く
同じ距離にいたら
同じ速度で響いた言葉を

出来るだけ離れて

平等な冷たさをもって広がる
波 ....
行ったきり帰って来ない父を待っている間に
僕は肩を壊してボールを握れなくなった
故障した肩は匂いや形が花に似ているみたいで
通りを歩いていると勘違いしたハチが集まってきて困る
その度にそよ ....
秋になったかは知らんが
満たされない月に向かって吠えます
オレンジの灰が屋上の地面を転がってゆき
本当の地上へ、ダイブ
深夜3時になりそう
明日への特急が来るなら何故に荷物をつくらないの、と ....
金色の

呼吸が

金属から

美しく

小さくても

低音が

空を秋に

高く押し上げた

公園で

ぼろを着た

青年の

胸で光る

金色の ....
膝についた土の足影
太陽で溶かした黒印

混じらない遠吠えに
砕かれる夜霧の血脈

降りていく杖の焜炉
縮んだ石からり炒り

潰した靴直して履く
立てるならまだ歩く
帰り道 雑木林の遊歩道 


意識もせずに3人並んで  


等間隔に浮かんだ声


その意味に気がつくのは、3年後
洗濯を干しているときにパンツが見えないように心を尽くす

掃除をしながらついつい言葉について考えてしまい
「いやらしい」と思う

朝の散歩をするおじいちゃんににこやかに大きな声で挨拶をする
 ....
肌を、エア。気づくとイラつく太陽は頂上。知らずのぼくらの、ここそこあそこを均等に、均等に照らすのでした。光、光光、だから見えるってさ。記憶って、街中に溶けて流れて固まってつまり建物とか電柱とかそういう .... えー前回の「わからん!」が多数の好評を頂きましたので、(頂いてねえ〜)
もう少しつっこんでいこうかと思います。

○勝手にやってくる詩みたいなもの

自分の意思でなく、勝手にやってくる詩につ ....
見上げた空に朧月

闇に染まるそのまえの

まだやさしい空に浮かぶ



今日という日が終わる

様々な想いを抱いて

暮れてゆく空は

やさしい目をしてる


 ....
どううぶつえんの檻の前で親友は盤を取り出し
飛車角落ちで良い、と言う
親友の温かい手から飛車と角を受け取り
どううぶつの檻に投げる
どううぶつは隅でうずくまったまま見向きもしない
飛 ....
ねぇ、知ってた?
君がはじめて、私にくれたもの。
一つのガム。コーラ味のガム。
それがね。どれだけ嬉しかったかわかる?

君のズボンのポケットのなかにはいっていた・・・
まだ、少し君の体温 ....
あの日

君と僕があの日拾った木の実の種は

同じように見えていたけど

そのうちに

芽が出て

葉がついて

茎がやがて幹になるころから

どちらの思いも

お ....
余計なものはすべて捨てた
部屋にはダンボール箱が一つ
私は体を折りたたんでその中に入り
蓋を閉める

部屋には今、箱だけがある
かや かや かや

しなの ほの なき

かな かな かな

つれた つもり の そそらの はなお

ひせの くら ふき

さや さや さや
泣きたくなるのは俺が弱くなった証拠か?
不意によぎる居た堪れない感情が
嵐みたいに過ぎ去るのをジッと待っている

俺はいつでも強くありたいんだよ
どうか 涙なんか流れぬ日々よ来い

独り ....
ゆらゆら と 水面が揺れ
光が反射して
ひらひら と 葉が水面に
落ち波紋をつくりだす

水面が空を鏡のように映し出す

形を変えながら
       ゆっくりと流れる
空の時間
 ....
目、ぬれてる
ポケットにひばな、突っ込んで
夜が死ぬのを待ちました
ワルツされる 砂の中で
心底待っていました
(水溜りで溺れます)
(水溜りで喜びます)
林立した子供の列はファ ....
ビールをコップ三分の一くらい飲んで
ほろ酔い加減になったきみが急に
散歩に行く
と宣言し
最近越してきたばかりの
夕暮れの町並みに
とことこ歩き出すから
ボデイガード替わりのおれは
オ ....
お馬はみんなぱっかぱっか走る
って唄うだけでしあわせなんだなこれが

僕らはみんなかっつかっつ歩く
って唄っても楽しくないんだなこれが

どうしてなーのかー
なんて考えちゃったら
ます ....
けだものの口からはいつも涎が垂れていて
その臭いは数百メートル先まで届くが
けだものは気づいていない
もちろん
涎が垂れていることに

けだものの体毛は針のように硬く
生えている ....
愛の奇跡であの娘と結婚させてください
そう神様にお願いした次の日の朝
目を覚ますと僕の右手には一本のわらがあった
どうにかしろ、ということなのか
どうにかなるさ、ということなのか
わ ....
しりきれとんぼの君に
まる
いつもあたらしいおもちゃの方を向いて
振り向くこともなく
ぽいと捨てられた君のおもちゃに
まる

おけらの君にまる
最初の意気込みと
投げ出す言い訳の愛し ....
かぜをたべて
いきているとりを
たべて

かぜは
なんだか
かなしいきもちになった
ひっそりと

川べりに咲く小さな露草

青い色は清清しくて

けして自己主張しないのに

なぜか心にとまる



青空の青よりも

太平洋の青よりも

綺麗な青

 ....
短命な其れ
地面に亡骸
目を背ける

さぁ 出鱈目に唄えよ 
今宵今晩限りの{ルビ宴=パーティー}ならば
あらん限り 唄えよ

俺は耳を澄ますから

冷酷なる彼れ
水面に死顔
 ....
軍艦巻きは週に一度
それが我が家のおきて

ちぐりす飲んでゆうふらてす
シャバのシャバダバ
シャバダバ・ダバダ

うちのじーさん、ひーじーさんの子供
じーさんの子供はとーさん
 ....
ほうっておかれて、いいのだ。
忘れていてくれたほうが
ほっとするのだ。
猫じゃらしなんかを
そよがせて
雲の影を
ひたいに映して
空想していたいのだ。
『愛』と言う名のエゴで、ずっと彼女を縛り付けていた。
この世から、解き放つことをしてあげられなかった。
彼女が亡くなってから、三年半。
ボクの髪は伸びつづけ、思いは強くなっていった。
周りを見 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
軒下いっぱい- AB(な ...自由詩704-9-25
- RT自由詩3*04-9-25
降板- たもつ自由詩1204-9-24
ネイビー、今日も明日も- 船田 仰自由詩904-9-24
秋晴れ、バリトンサックス- RT自由詩4*04-9-24
彼岸- 砂木自由詩9*04-9-23
あ、は、は- 半知半能自由詩404-9-23
あなたは私の本心を知っているというのか- 初代ドリ ...未詩・独白16*04-9-23
エア・エア- nm6自由詩1604-9-23
「わからん!_その2」- ふるる散文(批評 ...4*04-9-22
「_朧月_」- 椎名自由詩104-9-22
ゆうううつ- たもつ自由詩28*04-9-22
コーラ味のガム。- 天使自由詩204-9-21
ものかけ- AB(な ...自由詩304-9-21
Simple_Life- たもつ自由詩1404-9-21
ゆう_せ_に- 砂木自由詩10*04-9-21
- HEDWIG自由詩2*04-9-19
片隅の景色- 自由詩104-9-18
ファンファーレ- 嘉村奈緒未詩・独白904-9-17
オロオロなボデイガード- 草野大悟自由詩4*04-9-17
ぱかぱかかつかつ- ミサイル ...自由詩304-9-15
けだもの- いとう未詩・独白29*04-9-15
愛の奇跡- たもつ自由詩13*04-9-14
- AB(な ...自由詩1404-9-14
風鳥(ふうちょう)- 草野大悟自由詩9*04-9-13
「_露草_」- 椎名自由詩2*04-9-13
鎮魂歌- HEDWIG自由詩1*04-9-13
- たもつ自由詩704-9-12
空地- エズミ自由詩8*04-9-11
さようなら、ボクの救世主。。。- Lily of the ...散文(批評 ...12*04-9-11

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