やがて魔法は解けるだろう                                                         
強力粉をいれても                      ....
春一番が吹いて                                 
次の日 二番が吹いて                                     
日をおって 次つぎ ....
ランドマークタワーの5階から見渡す
みなとみらいの夜景

観覧車の時計が8時を告げる

心臓の鼓動で時を刻む
電気の秒針のまにまに隠れたゴンドラで
想いを重ねる恋人達

{ルビ巨 ....
あ ちょっと                                 
そこの                                     
なにやらごたいそうな        ....
捨て猫チャフカは、夜景を見ていた
チャフカは、自分を人間だと思っていた
人間達は、みんな二人組で、白い息を吐きながら
肩をよせあったり
腕を組んだり
手を繋いだり
手すりに寄りかかったりし ....
「私は挽歌はうたわない」                           
あした逝く人よ                              
きみの魂とやらが平安でありますように  ....
水仙のラッパ
ファンファーレが聞こえるよ
寒い季節だから聞こえるよ
「出ておいでよ!!」
「一緒に遊ぼうよ!!」
聞こえるよ

北風のピッコロ
水仙のラッパ
コタツのもぐり姫の私に
 ....
みたされない思いや                                 
過剰な言葉に                                      
ひき寄せられるので  ....
また春がきたね
「のどかに愛し
 愛して死のう」
と囁くたびに
あなたも歳をとり
ぼくも
樹木の内側に広がる空洞のように惚けて
なみだいっぱい流したことも
愛されたことも
みんな忘れ ....
このようにして世界がおわる                                 
あなたの腰に手をまわし                                     
ささ ....
                                 
「売らんかな花の心をともどもに」                                     
外まわりをしている人 ....
なるほど きみらにはきみらの言い分がある
屋根の下 夜の室内で
呻いたり おどけたり
それはそれで結構な見世物だ
拍手!
ところでぼくは戸外に身をおき
風物とともにうつろう役である
ひと ....
「白梅のポップコーンと咲きにけり」                                 
などと 思わずつぶやいてしまう                                  ....
しばらく詩をかくのを忘れていた                                 
それはいいことだ                                     
そして ....
森に 街に 空に                             
さんざめく                               
いきものたちの ささやかないとなみ       ....
非番の日
みえこは赤ン坊をつれて外出中
(退屈なので)ぼくは
近所のスーパーに出かけた
食品を手にしてはいちいち
(退屈なので)
表示内容を大声で読み上げた
「着色料に発色剤 合成保存料 ....
寝起きはネコのようであり
うつぶせで顔をあげると
アザラシのようであり
つかまり立ちしてキョロキョロすると
イタチのようであり
よつんばいで這いあるく格好は
イグアナのようであり
ゲジゲ ....
平成元年五月六日午前八時三十八分
きみはこの世にあらわれた
なんて真新しい
しわくちゃないのちなんだ
嫉妬と羨望 そして羞恥から
たちなおるための時間を少し
ぼくにくれ
そのあとでなら  ....
きみにとってぼくがそうであったように                   
ぼくらにひとつの指針が ....
さよならをトントン捨て
今日までのトランプで山のようだ
順番どおりに配っても
さよならトランプが山のようだ

幸せだったね、幸せだったね

トランプの数のさよならが
数の合わない神経衰 ....
みえこが                                   
おなかの赤ちゃんに話しかけ                     
仮の名を呼んでいる               ....
ときどき風も停滞して、さ                                 
いかにもなんか考えてるふうに                                     
 ....
男の子だったら
悠人という名がいい
ゆうと 悠然と人生をわたるひと
みえこも大賛成
女の子だったら
悠帆にしよう
ゆうほ 悠々と海をいく帆船
あるいはUFO 未確認飛行物体
みえこは猛 ....
みえこは日増しにおなかをせりだし                       
いまではぼくのと いい勝負                           
でも内容がちがうと 夜ごと     ....
まだ柔らかいオブジェ
蠕動しているくちひげ
最後の作品はみずからの死体だった
さけられない悪夢にも青空があるように
はてしない無の領域にも鼓動をうつ宝飾がある?
いいえ
いまでもすべての見 ....
産婦人科から出てきたみえこが                                
あっけらかんと言った                          
「二ヶ月のなかばだって」   ....
チューリップ・ツリーの上で                            
しきりに鳴いている蝉にしても                      
伝えようとしているのだ         ....
チューリップ・ツリーの下で                                                          
まどろみ 森のことや                  ....
昨日見た夢の中で
銀世界の夜
雪だるま達が
無言の笑い声を響かせ
雪合戦をしていた

目覚めたベッドから
窓を開けると
おととい冬の子供等が
煙の吐息昇らせて
きゃっきゃっ とつく ....
それは嘘である
しがらみのジャングル・ジムを
通過できる肉体はない
青空へ!
跳躍のつかのま
ぼくは地球へ落下する
格言つきの日めくりの上に
欲望と追憶のカリキュラムに
それからしぶし ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やがて魔法は解けるだろう- よねたみ ...自由詩804-2-2
春一番が吹いて- よねたみ ...自由詩604-2-2
2002_6/1_8:00pm_@Yokohama- 服部 剛自由詩3*04-2-1
あ_ちょっと- よねたみ ...自由詩704-2-1
猫のチャフカ。- クローバ ...自由詩3*04-1-30
あした逝く人よ- よねたみ ...自由詩804-1-30
水仙の咲く頃- 春日野佐 ...自由詩604-1-29
深淵を携行するひと- よねたみ ...自由詩604-1-29
また春がきたね- よねたみ ...自由詩6*04-1-29
このようにして世界がおわる- よねたみ ...自由詩704-1-28
このようにして世界がおわる_ってか- よねたみ ...自由詩304-1-28
なるほど_きみらにはきみらの言い分がある- よねたみ ...自由詩304-1-27
ぼくは春の行商人だ- よねたみ ...自由詩7*04-1-27
しばらく詩をかくのを忘れていた- よねたみ ...自由詩804-1-26
森に_街に_空に- よねたみ ...自由詩704-1-26
非番の日- よねたみ ...自由詩604-1-24
寝起きはネコのようであり- よねたみ ...自由詩604-1-24
平成元年五月六日午前八時三十八分- よねたみ ...自由詩504-1-24
きみにとってぼくがそうであったように- よねたみ ...自由詩1204-1-23
トランプ- クローバ ...自由詩4*04-1-22
空耳- よねたみ ...自由詩1804-1-22
ときどき風も停滞して、さ- よねたみ ...自由詩704-1-22
男の子だったら- よねたみ ...自由詩704-1-22
みえこは日増しにおなかをせりだし- よねたみ ...自由詩704-1-21
まだ柔らかいオブジェ- よねたみ ...自由詩504-1-20
産婦人科から出てきたみえこが- よねたみ ...自由詩1504-1-19
チューリップ・ツリーの上で- よねたみ ...自由詩704-1-18
チューリップ・ツリーの下で- よねたみ ...自由詩204-1-18
冬の登校- 服部 剛自由詩704-1-17
それは嘘である- よねたみ ...自由詩704-1-16

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