綿ぼこりが部屋の片隅で
クルクルと回っている
小さなつむじ風が
部屋の中で起こっている

ふたつ、みっつ、
意志を持って踊るように
寄り添ってクルクルと回る


部屋に吹き込む風が ....
みんなでつくりあげることが
たいせつなんだよ
それは間違いない
のだろうけど
花壇の外れの
ハルジオン
の小さな花の前で
シジミ達が順番待ちしている
その風景もまた真実なんだろう
 ....
(サンタマリア)

あなたが女神だと
何かの本で読みました
あなたが女神でなくとも
その名前はきれいだと思いました

(サンタマリア)

いつか人は人の汚れにまみれて
いくつかの罪 ....
少し湿ったね と
旧道沿いの
あしもとのほうから
梅雨のにおい と
祖父のにおいがした


ふりかえると
あたり一面にシャガの花

思い出すひとがいるから
咲くのだろう
 ....
アテネ・フランセの
フランス人のフランス語の先生に
彼は恋をしました
ジュ・テームあなたが好きです
彼のフランス語が通じません
日本語も通じません
ミラボー橋の下を
セーヌ川は流れるそう ....
やらなければいけないことが
たまっている
そんな時にかぎって
思い出すことがある


親水公園からの帰りみち
あの
  ふたつめの花がかわいかった
と聞こえたのだけど
あぁ 
と ....
夜空を越えて
きらめく星空
箒星が瞬くあいだに
胸の奥に秘められた
小さな鼓動は
紅くかがやきながら
燃えている
Over the
Sentimental Memorial


 ....
むこうで
ねむたそうな
きみが
いる

こちらで
ねっころがっている
おれが
いる

次女夫婦が
ぷれぜんと
する
きみと
おれとの時

テレビ携帯で
不如帰が
二 ....
雨上がり
屈折した気持ちで見上げた空に
描かれた虹

一つ悲しみを乗り越えるとき
失くしてしまうものがあるとしたら
それはある種の光なのかもしれません

水分を透過して
感情の成分を ....
雨に打たれて
凛としながらも
寂しげな
白いバラに

君の横顔を見た

切なくて
会いたいのに
触れたいのに
触れられない

雨が激しくなって

落ちる花びら

僕の夢 ....
燃える夕日が
大地を赤く染める

人々は
家路につく

けれど
止むことのない
この魂の旅路

決めたことさ
僕は生きる
この命燃え尽きるまで


広い大地に
咲いた名 ....
足を痛めても
人は歩く

勉強する意味も
働く意味も
生きる意味も
わからないから
捜し求める

人はみな旅人

恋する意味も
愛する意味も
わからないから
捜し求める
 ....
おはようと
大きな声で
産まれたよ

おはようが
空の白から
産まれたよ

おはようの
よからお歌が
生まれたよ

おはようさん
たいようさんさん
うまれたよ

おはよ ....
ほら
加速してごらん
景色が
混ぜた絵の具のようだよ

加速するのと同じ速さで
後退してゆくいろいろを

君はのがさずにいられるだろうか
なんて
それは難しいことかもしれないけれど ....
その動物園の
彼女は羊の飼育係です
ぜんぶの羊の顔を
それぞれ見分けることができる
それがひそかな自慢です
不眠症の彼女は
ベッドの中で羊を数えながら眠ります
夜の羊はなぜか
どれも同 ....
ぼくは泣く

涙がかわりに泣いている
泣いた涙がぼくならば
ぼくはさらさら流れてゆく
涙のように流れたぼくは
何も無かったかのように
ひどくかわいてしまうから

それが悲しくて
ま ....
さよならと
言ったあの日に
返りたい

もう一度
やり直せるなら
返りたい

好きだった
好きだった夜に
還りたい

今私
ここは何処なの
帰りたい

還りたい
ゼロ ....
ああ 詩が書けません
ああ いいフレーズが浮かびません
ああ 手が止まります
ああ どっこいしょ

私はゆっくり詩を書きたいけど
私は早速詩人になりたい
私はゆっくり生きていたいけど
 ....
あの日
びるのてっぺんは
どれだけ
さみしいひかりがみえたの

むてっぽうなことで
きみも
やっぱり そんを したのだろうか

そっとちかづこうとすると
花をちらすみたいに ....
季節の変わり目は
こころのどこかが騒がしい

きちっと折り目のついた夏服を
着ている君はいつもと違って見えて
気持ち良さそうに風が吹いてる

話しかけたら
振り向いてくれそうな距離 ....
黒ねこが
ペリカンを好きになりました
好きだという気持を
彼女にどうやって伝えようかと
彼はとても悩んでいます
ペリカンは水辺にばかりいるし
黒ねこは水が嫌いなのです
届かない想いを
 ....
まだ恋をしたことがないので
彼女はカルピスを飲んでみました
甘くて
酸っぱくて
冷たくて
あたまの芯がきいんとなって
失神しそうになりました
けれども
なんだか物足りません
キスの味 ....
「国宝薬師寺展」の垂幕が 
灰色の壁に掛かった
上野の美術館 

瞳を閉じる 
観音像の絵が待つ入口へ 
長蛇の列は
ゆっくり進む 

 ぽつり ぽつり 

曇り空から
降り出 ....
あの椅子を買おう

モスグリーンの
スイス椅子を

あの椅子を買おう

あなたと
ぼくの
こころと
からだが

あなたの
ねじまげられた
半身が

ゆっくりと
くつろ ....
あなたが創った
ぼくらの時計は

今日も単身赴任の
この部屋に
あなたの眠る病室に

永遠の時を


刻んでいる
心音をメトロノームに
できるなら埋もれていたい
いつか来る安寧のなかに
私のまわりのきまぐれ君 あなたに あなたのすぐそばでお話したいことがあります
「ほら、聞き耳立ててるのがわかるんですもの」
ええ あなたはいつもそう 何の前触れもなく降る通り雨みたいで
雲みたい ....
ぼくは
きみのヒーローでいたい

きみの目に
ぼくは強くて、かっこよくて、やさしくみえる
そんな魔法を
きみにかけているつもり

きみの前でやらかしちゃったときは
きみの目をみて確か ....
きみの夢は
ただひとつ
ぼくといっしょに
くらすこと
??????・・・

きみの夢は
ただひとつ
おおきないえと
たくさんのおかね
??????∬

きみの夢は
ただひとつ ....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
つむじ風- kauz ...自由詩8*08-6-18
ハルジオン- AB(な ...自由詩508-6-18
「サンタマリア」- ベンジャ ...自由詩3*08-6-15
シャガ- AB(な ...自由詩808-6-13
フランス- yo-yo自由詩5*08-6-12
ニワゼキショウ- AB(な ...自由詩508-6-11
箒星が夜空を堕ちていくあいだに- りゅうの ...自由詩6*08-6-10
不如帰- 草野大悟自由詩208-6-10
「虹の色が足りない」- ベンジャ ...自由詩8*08-6-10
@バラ_Ⅳ- 貴水 水 ...自由詩308-6-10
@旅人_Ⅴ- 貴水 水 ...自由詩108-6-10
@旅人_Ⅳ- 貴水 水 ...自由詩108-6-10
うまれたよ- そらの  ...川柳5*08-6-10
「加速してゆく」_(それが君の明日になる)- ベンジャ ...自由詩6*08-6-9
- yo-yo自由詩8*08-6-9
「ぼくは泣く」_(心象スケッチ)- ベンジャ ...自由詩5*08-6-9
かえりたい- そらの  ...川柳10*08-6-8
スランプの歌- そらの  ...自由詩4*08-6-8
てん、- はな 自由詩42*08-6-8
「半そで_(初夏の風から)」- ベンジャ ...自由詩7*08-6-7
黒ねこ- yo-yo自由詩8*08-6-6
初恋の味- yo-yo自由詩10*08-6-6
頭上の傘_- 服部 剛自由詩408-6-5
椅子- 草野大悟自由詩308-6-5
空の時計- 草野大悟自由詩508-6-5
静かに好きでいたい- 長谷川智 ...自由詩10*08-6-5
きまぐれ君♪にささぐ- もこもこ ...自由詩3*08-6-4
魔法をかけて- ここ自由詩508-6-4
きみの夢- 草野大悟自由詩308-6-3
ちいさな手帖- 乱太郎自由詩25*08-6-1

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