どこか遠くで
子どもたちが
笑っているような気のする
静かな午後
子どもたちの
くるりとまるまったり
ぴょんとはねたりする
ひらかなのおしゃべりを
....
少しずつ静かになって
少しずつ穏やかになって
波風の立たないかなしみが
冬のひなたに沈んで行くので
拾い上げてみる 小石
てのひらに包み込んで
少しぬくもったら ....
窓ガラスの向こうは
漆黒の闇で
雨が擦り切れた銀の糸みたいだ
俺も人間としては
かなり擦り切れてる
いつも
同じところをぶつけるし
いつも
同じと ....
くちぶえがきこえた
まだうまくはしれない
こいぬのよこで
のんびりはしれ
ってうたってた
くちぶえがきこえた
やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
満月は嫌い
君はあの山のもっとずっと向こうにいる
月が欠けたら
その余白に君への思いを書いて送るから
今日も一緒に
同じ月を見ようよ
あなたからいただいた
この温かいぬくもりを
なんと呼んだらいいのだろう
からだのなかからJIN JIN
(伝わってくるもの
....
びんびんに冷えたコーラがオレは好きだ。
あの鼻から頭に貫通するしびれが好きだ。
わさびやタバスコとは又違う、あの
コーラの快感が好きだ。
最近、
オレはついにコーラの様な女に出会った。
....
みな ときを おなじくして
せかいとは まったく ちがった ときを いきている
まぶたを とじれば
おってゆく げんそうを
こきざみに いまに
ちゅうしゅつしながら
みな ときを おな ....
さみしくないなんて人はいない
哺乳類人類なら知っている
口に出していわないだけだ
言ったって仕方ない どうにもならない
人類は壊れた機械のようにさ ....
「描いた」が「猫いた」に見えてさ
にゃー
ラブホテルに行きたいわ
クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える
37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
君への思いを
100個以上の言葉にして
僕の伝えられるだけの気持ちを
精一杯の言葉にして
言葉で足りない部分は
文字にその思いを込めて
手紙にしたよ
バカみたいに大口を開けている ....
海峡を雲が渡ってゆく
なにか忘れ物でもしたように
影が海原を走る
遺失物は交番でもみつからなかった
自分が自分の塊であることをとうに ....
道は今
空は今
世界は続く
赤と黄色の
万華鏡
風の気まぐれで
くるくる くるる
君は今
心は今
遠き果てに
私の心
恋と憂いの
万華鏡
君の気まぐれで
くるく ....
薄透明の液体の中で僕の体積が膨張する
と PMとAMは分解され
いつか見たことのある景色へと再生が始まる
沈殿していく毛髪という毛髪 関節という関節
は祭の夜のような雄叫びをあげるが
....
色を伝って
つなわたり
風と窓枠
夕べの衣
水に濡れたままの効能書き
治りたいのでしょう
治りたくないのでしょう
あなたと一緒にいたいのでしょう
木の香りがいいでし ....
まないた
に
たまねぎ
を
のせてせんぎりにする
たまねぎ
が
いたいよ
と
いったきがしたのでなみだがでてきた
たまねぎ
は
おりょうり
の
めいわきやく
かれーにいれ ....
小説が好きだから、少し小説を読みます。好きな作家は、今は「宮本輝」さん。彼の小説「夢見通りの人々」の中でこのような一節があった。
『思ったとおりに詩を書く事は小学生でもできるんやで。』と言われる ....
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは
受信エラー。
とだけ 書いて
南の窓から ....
朝からロックを聴きながら
詩集を読んでいる
珈琲も淹れて飲んだ
タバコを吸いながら
言葉について考えた
鎌倉へ行こうかとも考えた ....
ボクのこころに
君をしのばせ
月夜の草原を
駈けていこうか
カンガルー・ポシェット
君が
さむいよ、
なんて言わないように
幾重にも
大事に抱きしめて
君がさむくなかったら ....
逢いたさは
距離に比例する
忙しさの倍数である
ひとりの夜には
二乗される
愛情という
未知の定数を持つ
この方程式を解きなさい
飛行機も
新幹線も使わずに
....
(2003年3月に個人的な場所に書いた文章であり、現在のフォーラムの状況について述べたものではない。つまり私はいつもこんなことを考えている。または、少なくとも昨年春からこんなことを考えていた)
....
幸せが
こっそり中に
かくれてなぁい?
いつだって
紅い窓のぞけば
私しかうつらない
さぁ 白状なさい
こっそり中に
かくれてなぁい?
言わないと
かじっちゃうぞ
しりとり・・・
理由はない
いつものこと
戸惑いが
ガラスの心に
鈍く響いた
確かめたくても
もうそこには何も無く
苦悩することしか出来ない
いまはただ
抱き締めて欲しくて
....
ぼやき。
ぼやき。
みんなで復唱しましょう。
なぜか?
要は、というか要することはできないがとりあえず
ぼやきを「批評」という言葉に置きかえると、批評の楽しさとつまらなさの判定は
かな ....
君
る と
て い
っ る
回 時
く は
早
急募であります
性別年齢不問
若干名
明るい人求む
ここんとこ
土鍋が不平不満をたらたら
全然出番が無いジャンって
家に遊びに来てくれる友達
いないのかよって
そうなんだ ....
Brilliantな彼女
動物園の豹のような 茶髪のおちゃめ
50?のバイクでこけた擦り傷
それでも彼女が笑えばみんなも笑う
彼女は職場のアイドルなのだ ....
シダ類のしげみのなかに
あなたは隠れている
シダ類が好きなあなた
世界に約一万種類もあるという
シダ類しげみのなかにいて
あなたはとても幸せそうだ
....
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