言葉よりも確かなこと
言葉よりも曖昧なこと
瞳 閉じてしまうけど

言葉よりも大切なもの
言葉よりも大好きなもの
思い出して 見詰め合って

信じていた大好きな人
信じられた大切な人 ....
窓に映る自分を見てた

隣の彼女は何かと話し掛けてくる

向かいのおばさんは世間話に興じている

何もかもが嫌だった

何もかもが鬱陶しくて……

自分でもわからないものに苛立って ....
知れば迷い 知らねど迷う 獣道

何すれば 良いかも分からぬ テスト前

親子泣く 共に離した 小さな手
ボクは、12年間、入院しました。
病院は、いろんなことのある場所です。
亡くなる方もいれば、元気に退院していく方もいる。
何人の人を、ボクは見送ったのでしょうか。
何人の人の、冥福を祈ったので ....
花が咲いた
名も知らぬ花が

花が咲いた
名も無い花が

まるで
自分のようだ

名も知られず
名も無い自分

生きるのに精一杯で
他のものには目もくれず

生きるのに精 ....
遠い遠い道、

君との道はどこにもない、

俺と君とはもう一緒に歩けない

だって俺と君は違うルートを歩くから、

一緒に歩くというルートは俺達にはなかった、

結ばれなかった二人 ....
菜の花の黄色に
あたたかさを感じた

芽吹いた緑に
優しさを覚えた

暮れゆく紫に
せつなさを知って

どこまでもある青に
強さを学んだ


心のゆとりは 恵まれていたから
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように

思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら

その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
夕暮れに 君と見た
オレンジの太陽
泣きそうな 顔をして
永遠に さよなら

泣きそうな 君が言う
真っ黒な瞳で
また会える そう信じて
永遠に さよなら

もう少し 側に居て
 ....
凍えるようなフランスパンに
アプリコットジャムの毛布
パチパチと弾ける
ガーリックバターのシャッポ
クリームスープに浸しては 寒さを癒した
季節

家庭教師の家には いつも
ライ麦パン ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
反響する月あかり
空は明るい菫色です
白い雲が
流れます

今夜
地上で起きている
出来事が
みな懐かしい
白い廃墟の町も
風の荒野も
現実にあった夢も
何一つ欠けることの無い ....
思いっきり身震いしたら
壊れてしまうかと思っていた
田舎町に
今ではすっかり馴染んで仕舞い

若かったゴジラ達も
皆立派な町の世話役となり
ズルズル引きずっている

逞しい尻尾に気づ ....
午前零時半
歌舞伎町の片隅
長旅で東京に辿り着いた女は
コートに{ルビ包=くる}まりしゃがんで
コンビニで買ったおにぎりを
むしゃむしゃと喰っていた

隣で塀にもたれた僕は
熱い缶コー ....
いらっしゃいませ

ここではルールにしたがっていただきます。

いたって簡単。

オレが気になる行為。

気になるしぐさ。

かわいい動作。

そして

オレの話を聞いてく ....
空寒み ぽっぽとこぼれる 白い息 春への汽車が 出発進行 こんなにちっぽけなものでも
ここにある と 静かに語る

ただ黙って積もり
その日の風に 明日の模様を描く
その日の波に 昨日の夢を揺らす

永い永い時間を抱いて
ここにある と 静か ....
北風は、吹かない
春一番で、うるさい夜に
貴女はやってきた

ここはすごく田舎だから、地元の人で
ここが田舎だってこと、わかっているのは、ボクしかいないんだけれど
それは置いておいて
と ....
ダンスに浮かれて
青い悲しみを散らそう

輝く風に身をまかせて
凍える心を暖めよう

君が言った「限りなく闇に近い箱」を
見つけたときには
君の汗のにおいと
閉めきったカーテンだけが ....
はぁ

ため息ばっかだよ最近

いつからため息するようになったんだろう

もうオレも歳か
もくもくと
ただもくもくと
ふくらむままに
あなたをだいじにすればいいのに

入道雲の中では
小さくちぎれた雨雲が
ちくり ちくり と
針の雨を降らせ
あふれる想いを傷つけます
 ....
正直に言います

今 あなたを見つめてました

ふいに目があって

慌てました

アッカンベェをしました


正直に言います

アッカンベェは 嘘です


心でそう言っ ....
いつものように
笑ってるから
元気なんだと 決めつけないで

いつものような
笑い顔は
いつもヤリキレナイって ことなの

涙とか
ふくれっ面とか
そのままに
出せないってことな ....
ぶっちゃけ

教室で君とふたりでいる時

めちゃドキドキしてるねんで

抱きしめたくなるし、我慢できんようになるねん。

けど、それをやったらおしまいやねんな〜

だから、我慢して ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました

某大統領の
20年前にボツにされたPR用写真とか
某独裁者の
校正もしないで出しちゃった自叙 ....
寒さは人を侘びしくさせるので
細い雪道ですれ違う時は
どちらからともなく微笑みあって
凍えるのを防ぐ

カタクリの粉を握るように雪を鳴らして
灯りのもとへ帰る人の足どりを子守唄に

産 ....
 「捧げる詩集」(1995年・緑鯨社)には、1988年から1990年にわたって個人誌「風羅坊」に発表した作品を収めた。個人誌といっても、B4用紙に短い詩を毎号6〜8篇コピーして読んでほしい人に見境もな ....  
並木道に
誰かの日傘が忘れられているのを見つけ
持ち主の名前がなかったので
失敬することにした
けれど自転車のかごに引っ掛けて
ペダルをこぎだしたそばから
日傘は陽を浴びて匂いたち
 ....
抽象的では、何もわからないと

君の声を、聞いたから

具体的ってなんだよ

と、僕の声を、飛ばしてみた



なべに水を入れて火にかける

なべの内側には、小さな泡がまとわり ....
毎度ありがとうございました
こんどお会いするときまで
つつがなくおすごしください
ぼくは生活と 
そうでないものの間の距離を 
はかりそこねる者
その両端にひきさかれ
かつ跨がろうとする ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
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毎度ありがとうございました- よねたみ ...自由詩804-2-2

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