駅のホームで国歌を斉唱します、国歌を斉唱したいのです
どこの国歌でも構いません、僕は斉唱したいのです
恋人はホームの先端でフェンスを噛み砕いています
ものすごい音をたて、あるいは音をたて ....
葉桜から降ってくる毛虫の事を思うと
五月の桜の木の下
自転車をこぐのは憂鬱

未だ残っている桜の花と
例えば鳴く鳥のために懸命に散る花びらを思えば
晩春の桜の下
土の道を行くのは生きる喜 ....
僕は

君の笑顔をみるだけで

元気になれた

電話番号を聞いてみよう

どの辺に住んでいるか

聞いてみよう

思い切って

食事に誘ってみよう

そんなことを考えて ....
赤とんぼ食堂の他人丼の味と
裸電球の熱は変わってなかった



そんなことで
たったそれだけのことで
さんざん無理して
気付かないふりしてきた僕が
すぐそこで笑っている
淋 ....
後悔なんぞしてやんない
ひたすら顔をあげるのは難しいけど

嘲笑するなら{ルビ嘲笑=わら}えばいい
馬鹿にする位なら馬鹿にされてやるよ

染み付いた汚れはとれないよ
洗ったって 拭えやし ....
ざわざわと鳴り響く
変わらずに続いていく音
私の内側で広がっては消えていく
潮騒のようなもの


潮騒の降る
そんな街に出掛け
片耳で受止めながら
海沿いに伸びる道を歩いたりする
 ....
ぷよぷよ頭のシロイルカや
花火のようなくらげをみて
三人でおおきなアイスクリームを食べても
小さな女の子はそっぽを向いたまま
だから水族館から海へ向かう砂浜は
お母さんと君だけで歩いて行った ....
ニュー。ニュー。
新しくなることについて考える昼すこし前の柔らかい光だ。


上着のポケットにしまっていた石を垂直に投げる。加速度と重力。そう、加速度と重力がせめぎあうその瞬間の曇り空に、押し ....
春の電撃作戦。開始。
街のいたるところで僕らは耳に手をあてる
どかん
それは小さな破裂
作戦が始まった合図だ、ほら
そしてまた、どかん
コンビニで働くあの娘、最近きれいになったね
と ....
僕は

どうしても

君とひとつになりたくて

君のシャツのボタンに手をかけた

君は暖かくて

柔らかで

僕は幸せだった

君もそういってくれた

僕たちは溶け合っ ....
干し竿に捉まったやかんが
風をすいこんで
ふるりゆれ

蓋はいつの頃にも
なかったようす

雲が影って 
うつむき
口をぶらぶらしているやかんには
少し水が入っていて
のぞく顔を ....
望遠鏡で
月を覗いたら

傷が付いていた


のは

望遠鏡の方で


月は今でも

美しく欠けていて
無い知恵を絞っても
さまざまに思いつくことは
己一人の生き様だけで
それぐらいしか思いつかぬ
そんなものでこの世を測っても
いい加減が
疑わしい物を計るのだから
腑に落ちる話にはならない ....
白いバラのキャンドルから

透き通って射してくる

炎の揺らめき

俺には

とても暖かいぜ

だんだん

形が崩れて

なんだか解らなくなるまで

白いバラのキャンド ....
私たちの関係

それは君からのたった一言の

「おはよう」

と言う言葉でした

学校が違っていつも朝すれ違って

君にあこがれていた

でも 君からの一言で
 
今は幸せ ....
なんか今日は疲れたなあ
雨だったし

なんか今日はやる気がないなあ
酒のんだし

じゃ
そゆことで

明日も
また会えるでしょう
たぶん

たぶん ね
月の光り射す 真空の夜に
ひっそりと咲く 月下美人といふ花の
計り知れない悲しみは
茨となりて 一日たりとも
咲いてはいられぬ

私の この大輪の
白いドレスの花びらを
どうして見ては ....
僕たちの恋は

静かに終わったね

君はどうしているだろう

人が死なない日は無くて

人が生まれない日は無くて

人が別れない日は無くて

だけど

誰とも出逢えない日は ....
僕は

非常階段から夜空を見上げる

星を見つけようと思うけど

月を見つめようと思うけど

君の顔が浮かんで消えない

僕が寂しさと引き換えにしたのは

君と居た時だった
 ....
網膜が揺れる
それが私の波動

井戸のように深い深い水底から
すっと浮かび上がり
光りの前で躊躇する
それが私の波動

その一瞬を見逃さなかったあなたは
あまり私の目を見なかった
ここへ来たのは
あの日の風が吹いたから
遠い記憶がうずきだす

あなたの名前
遠い過去の忘れ物は
今もここに刻まれて
忘れやしない
これが私の{ルビ郷=くに}

風、風よ
名前を ....
もぐらが穴を掘るわけは
ほんとは空が見たいから

トンボが空を飛ぶわけは
海を泳いでいたいから

夕日が海に沈むのは
赤く染まる波々の
向こうにおうちがあるからで

とうさん帰 ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
昨日の夕やけを
ぼくが持ち帰ってしまったことを思い出して
朝起きて、あわてふためいた


夕方までに返さなければ、 
そう思いながらも 
休日の時間の流れがぼくを誘惑する
珍しく 
 ....
嬉々として初夏の陽気を真似てまで我が玉肌を見たいか春よ 「えいえんをめぐる短詩集」


 @ノ”


@ノ”
かたつむりは
えいえんに
えいえんに
たどりつきませんでした

おしまい



 海と空と


何のために生 ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
煙草を切らしちまって

コンビニまで歩く

今日の夜空はきれいだった

いつもより

星が良く見えて

きらきら光った

俺に何かを伝えるように

三日月が

尖ってな ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう

腕章をつけた腕で
その児童会役員は、挨拶運動をしていた
少年は、中心的人物で
1組の代表だったが
実はこの学校には、まだ1年半しか通っていない
(しかし、当然6年生ではある) ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
国歌斉唱- たもつ自由詩1704-4-18
散り際に雨- 小太郎自由詩404-4-18
★68_イエナカッタ、オモイ- 貴水 水 ...自由詩704-4-17
夕焼けのソケットさん- AB(な ...自由詩5*04-4-17
嘲笑- HEDWIG自由詩3*04-4-17
潮騒の降る- 霜天自由詩404-4-16
子供の日- まんぼう自由詩604-4-16
ニュー/ヒア- nm6自由詩21*04-4-16
春の電撃作戦- たもつ自由詩2004-4-15
★65_アオイシャツ- 貴水 水 ...自由詩304-4-15
やかん- 湾鶴自由詩904-4-14
月で満ちて- あとら自由詩1204-4-14
海の日- まんぼう自由詩604-4-14
☆110_モエツキズ…- 貴水 水 ...自由詩204-4-13
おはよう- 翠茜自由詩204-4-13
じゃ- みつべえ自由詩304-4-13
片恋の花- 千月 話 ...自由詩5*04-4-13
★64_デアイ- 貴水 水 ...自由詩504-4-12
★63_プレゼント- 貴水 水 ...自由詩6*04-4-12
水の波動- mayaco自由詩404-4-12
若草の郷(くに)- 春日野佐 ...自由詩104-4-12
となりの我が家- たもつ自由詩1004-4-12
In_the_spring...- Lily of the ...自由詩17*04-4-12
昨日の夕やけ- 望月 ゆ ...自由詩7*04-4-12
半袖- 和泉 輪短歌1004-4-11
@ノ”「えいえんをめぐる短詩集」- ダーザイ ...自由詩1404-4-11
レノン- 純太自由詩804-4-11
☆107_ヨゾラニ、タバコヲ- 貴水 水 ...自由詩7*04-4-10
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
空の骨- クローバ ...未詩・独白3*04-4-10

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