池袋のスクランブル交差点
ど真ん中で俺は
釣り糸をたれる
ジョニー にぼしのジョニー
おまえはどこか
白い皿の上で美しく
干からびている
ジョニー にぼしのジョニー
おまえもかつて ....
あなたからの手紙、
「。」が全部ミジンコで
「、」が全部ゾウリムシ
だったよ
どうでもいいから
早く会いたい
むねにすんでる
やわらかくて
せつないもの
いつでも
せんめいに
さいせいできる

いっしょにすごした
さいごのなつの
はなびも
あか、あお
ぱち、ぱち
さらり、さらり
 ....
西の空の
あの薄桃色は
今日を
黙って許してくれる
と いうしるし
明日を優しく
連れてきてくれる
と いう約束
大きく大きく
愛されている
ぬくもり

光る機体が
傲慢に突 ....
ため息が汽笛となり
涙は色の無い雨となり
配膳車で旅をする
乗っているのは
おまえたちというより
俺たち
港町
哀歌
巨大なカウンターに腰掛け
俺たちは
おまえたちの肩を
そ ....
ふでばこを開けると
アフリカの草原が広がっていて
夕日に向かって一人
お相撲さんが
四股をふんでいる
何故あの日
僕はふたを閉じてしまったのか
守るべきものなんて
まだほんの少しだ ....
コンクリートの丸いもようは、踏んじゃだめよ
って、
しあわせになれないから
って、
きみが言ったとき
さっき
二度ほど踏んでしまったぼくは
ちょっと泣きそうになって、あわてて
声をだし ....
おふとんのうえ
ごろん、とだいのじ
そのきもちよさで
のばした ゆびさきに
うちゅうがちょっこっと
ふれてる
めをとじると
おほしさまの
ちかちかが
まぶたを
とおりすぎていって
 ....
みえない ことが
おおいから
きみの かんじたこと
わたしのこころにも
とどけてほしい
ないものねだりの
きみのそらの
てんきよほうさえ
ままならない

るいせきしてゆく
さまざ ....
男は長い間カバンの中に住んでいたが
ある日旅をすることにした
もちろんカバンを忘れなかった
昼間は旅を続け
夜になるとカバンの中で寝た
朝起きると同じ場所にいることもあったし
誰かの手 ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
はっぱをめくればなめくじ

みんなにきらわれて
しおをまかれたりする

おまえなめくじ

うまれてからずっと
からだじゅうでないている

おれだっておなじ

みんなにきらわれて ....
それは
いまにもきえいりそうに

ふわふわと
ぼくらのまえにあらわれ

ながれにおち

みずいろにひかりながら
ながされていったけれど

あのひ
だれにしられることもなく
ひ ....
玉ねぎが自分で自分の皮をむいている

オレハ ドコニイルノダロウ

いくらむいても自分は出てこない
それでも玉ねぎは自分をむき続ける

オレハ イッタイ ドコニイルンダ

その間 ....
野菜の苗を
手に受けて
指から白い
根っこが生えた

「植物の三大栄養素は窒素・燐酸・カリです。
これを8:8:6で配合し、苗を植えつけて行って下さい。」

手に取った苗は
陽の輝き ....
恋をしたら
ひとはみんな
詩人になるっていうけれど

詩人のつもりのぼくなんて
いつまでたっても
恋ができないのでした


六月の
ベルベットの小道を
今夜もぼくは歩きます

 ....
日常に溶かしたはずの角砂糖なめてみたけど甘くはなくて

君の手に触れてみたいと思うのは見つめるよりも愛な気がして

目覚めたら全部白紙のストーリー笑わないでよ寂しがりなの

真っ白なあの雲 ....
なんじゃもんじゃのはなを
きっとみようね
みにこようねと

こがらしのふくひに
きみは
自らの愚かな手で
目の前をさえぎる沼を
つくり出してしまった時は
でくのぼうとなって立ち止まり
かけがえなき友の背後から吹き抜ける
風の言葉に耳を澄まそう

私は木になりたかった
幾 ....
部屋の中で素振りをしていると
外は激しい雨が降っていて
どこかとても遠いところから
僕の知らない動物の鳴き声が聞こえる

シマウマはたてがみも縞模様なのだと
テレビ番組でやっていた ....
もしも もしも     もしもし……?


本物の詩人になれたら
うしろめたく感じたり
我儘かな 思たり
苦を知らん 思われたり
ねたまれたり
クレームおもっくそきたり

ずっし ....
毎日が 
ずっと、遠浅だったらいいのに

って、言ったのは
あなただったか、わたしだったか、
もう わすれてしまった
うつろいやすいふたりだったから
ただ
手をつないだ

波が
 ....
心臓破りの坂
に破られる心臓
そして
けたましく鳴り響く電話機
に似た形のビニール袋
に梱包された
けたましく鳴り響く電話機
の絵

範囲内の限りにおいては
どうにでもなる
 ....
きみのへやには そらがあって
くもが ぽっかり うかんで
よるが こない

つないで ひらいて こぼれた
ほしの かずだけ みらいの はなしを
きかせてあげる

うつら うつら し ....
食後に飲むはずだったビタミンが
テーブルの上で醗酵している
その熱で君の言葉は燃え尽きてしまった
僕らはたくさんの窓や部屋を投げあって
ぶつけあって、お互い
何となく傷ついてる
夏 ....
夜店行くと いつも買ってた
友達と みずあめがついた二本の割り箸くるくるまわして
透明な みずあめが空気をふくんで真っ白に変わる
しろぉーくなったら もぅ一本貰える
もぅ一本欲しくて
 ....
きらめく星空 瞬く間に見た夢
あぁ 手を離さないでいて 
波打つ心 雲間の向こうで微笑む{ルビ未来=あした}を掴めるの?

”I miss your smile”

突き抜ける青空 はばた ....
命令に従うまま

とじた視線の先に蠢く

はかない炎の中に

何れとも知れぬ炎が また消ゆる

でいごが僅かに開く

すずやかな風は何処へ行く

かぎりない空へと

毎日たくさんのものが
あなたから生まれることを知っている
それは言葉であったり、声であったり、感情であったりする、けれど
それらはあなたの分身でしかないことも知っている
そのことをあ ....
いのちの たづなを つかんできみは

あしたへの ベールに またたきする

あのとき かんじた こわい、こわい

きもちを しかい いっぱいに かんじて

せかいの ただ いってんで  ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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Answer_is__unnecessary- HEDWIG自由詩3*05-5-16
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