脚の生えたサカナがレジを打っている
白いカラスが新鮮な品物を輸送する
18本脚のタコがてきぱきと品物を並べていく
小型のゾウが鼻と耳を上手に使って清掃をしている
青い瞳をしたウサギが惣菜をつく ....
指先一つで簡単に
時間を支配できたらいい

会えないときは早回し
一緒のときは止めてしまう

永遠さえも手に入れて
それをあなたに捧げたい

もどかしさがつのらせる
想いもあるとい ....
   

   干された布団に冬の陽が
   いっぱいにあたっている
   ここは天の香具山ではないが
   まぶしいくらいだ 女でなくても
   洗濯物は 気持ちよく見える
   太陽 ....
僕はどうしようもないほど

危なっかしくて

何も信じられなかった


お金も名誉もない

詩人とも言えない

ただ

詩を書くのが好きなだけの僕が

信じていたのは
 ....
力の抜けた指先

軽やかに動いては
言葉を並べて楽しんでいる

自分が自分であることを確かめたくて

無意識に飲まれないことが
その証明になるのなら

身を削って書こうじゃないか
 ....
好きな人と一緒になった場合は
間違ったふりをして全部の階を押してください
目的の階まで長くいっしょにいられます

好きな人に思いを伝えるときは
すべての階のボタンを押してください
目的の階 ....
大潮の日に
満月に向かって
車を走らせ
家路を急いでいると
どこからか
海の匂いがして
どこからか
いるかの笑い声が聞こえ
ぼくはなんだか
きみといるときみたいに
あたたかく
お ....
おなかが空いたら

君の笑顔を食べて

満腹なはずなのに

どうしてだか口が淋しい
空を涙で濡らしてください
虹がかかるのですぐに渡ってください
渡りきったら壊してください
誰にも追われないようにするためです
僕の知らないところへ行ってください
僕のことは忘れてください
 ....
道草を食っても食っても減るのは時間

太陽と月の間に挟まれて

開かぬなら開くまで待とう自動ドア

エレベーター定員9名8人でブー!

チャン・ドンゴン ウォンビン チェ・ジウ ペ・ヨ ....
そうですね
貴方の言うとおり成す術も無い子供です
そうですね
貴方の言うとおり常識の無い人間です

だから
どうしたというのですか?
それを
個性とは認識できないのですね
たんに
 ....
  もうすべてうすっぺらになっちゃった べこべこ
  もう吹き飛んでしまいそうだ こんなはずじゃあなかった
  もっとカリスマだった もっとカイワレ大根だった
  それがもう べこべこ しゃれに ....
小さな公園には
ぼこぼこの砂場と
青いブランコと
黄色の滑り台と
赤茶の剥げたベンチがありました

他には僕と君がいました
僕たちはまだ真っ白な友達です
涼しい街を
旅するさかな
大きな瞳で
まばたきするよ

かなしい夜は
明るい街で
楽しい夜は
深い闇のなか

旅するさかな
今夜もひとり
止まることなく
回遊するよ

さ ....
今日は「先入観」について少々・・・

選択というものは 本来 あれこれ考えてするものなのでしょうが 実はそれよりもはるかに多い選択を私たちは無意識のうちに行っているわけです。それを大きく左右する要 ....
 
  黄海をはたはたはたと飛んでくる蝶の背中に銀杏のコピー

  燃えている書類の中の拳銃を持って少女は大空を舞う

  ぐるぐると螺旋階段のぼってく400メートルの空中楼閣

  腐 ....
   庭先に咲いているのはブーゲンビリアではありません
   あれはあなたの愛の緋文字です 少しくたびれた

   海岸の珊瑚礁は美しいリングではありません
   あれはあなたの母を呼ぶこだま ....
白い大理石の上で眠りたいの 赤ワインを1本と少々飲んだのよ
ヒンヤリした床の上で丸くなって眠りたいの
ここが美術館の巨大絵画の前でもね


例えば 誰かに「あっちにお行き!」と言われたら
 ....
そこには居ないものの影が
たくさんの影に混じっている
やわらかい草と硬い草の境いめを
音はまぶしくかき分ける



紫に囲まれた桜色の道を
ふたりは手をつないで歩い ....
地底のマグマを噴出し

地形を変え続けるガイア

低いところに水を蓄え

緑を育てるガイア



あなたのぬくもりに包まれて

無数の命が育まれる

何もみかえりを返せな ....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい

僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん

「君!お尻が見えてるよ!」

「えっ!ほんと!?」

「みーつけた・・・」

 ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう

ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして ....
   


   なぜもっているのだろう
   めったにならない携帯電話
   ロリコン男からおくられてきた数通のメール
   をのぞいて いちども振動したことのない携帯電話
   なぜ ....
床屋から戻ると少年はいつも
美しい母の鼻先に
散髪したばかりの頭を近づける

あら、大人のいい匂いね

それでも早めの夕食が終われば
母は仕事へと出かけていく
男の人のもっといい匂 ....
  


  明石海峡を渡る
  猿
  群れをなして
  渦潮に巻かれ
  浮き沈みしながら
  潮に乗っている
  危ない猿も何匹もいる
  息絶え絶えだ
  本土から四国へ ....
盲目であることを知った

ふと
砂嵐の画面に吸い込まれた

夜通し泣いたら疲れて眠ろう

朝には
全部忘れているだろうが

当たり前に 夜は来る

僕はただ
真夜中の中間点が ....
花が咲いていたよ
色とりどりの輝きで

一等星
二等星
あの花は
きっと三等星

輝きを競うことなく
光を奪い合うこともなく
輝いているよ
瞬いているよ

空に咲いた
美し ....
  



  ココロが純粋であるということは
  ヒバリが空を舞うように
  ひとつの高さを持つことだ
  ココロが純粋であるということは
  緑を緑といえることだ
  山桜の樹液 ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉たち(お勤め)- 桜 葉一自由詩104-12-1
時間を支配できたらいい- ベンジャ ...自由詩4*04-12-1
原子心母- 天野茂典未詩・独白304-12-1
★117_アノヒ、アノトキ…- 貴水 水 ...自由詩3*04-12-1
オーバードーズ- ベンジャ ...自由詩4*04-11-30
エレベーター有効活用方法- 桜 葉一自由詩304-11-30
大潮の日に- 草野大悟自由詩2*04-11-29
おなかが空いた- LEO自由詩9*04-11-29
逃亡方法- 桜 葉一自由詩104-11-29
川柳る- 桜 葉一川柳204-11-29
言分- HEDWIG自由詩5*04-11-29
べこべこ- 天野茂典自由詩104-11-29
言葉たち(お友達)- 桜 葉一自由詩104-11-28
旅するさかな- チアーヌ自由詩904-11-28
先入観について- ベンジャ ...散文(批評 ...4*04-11-28
lLOVE_ME_TENDER- 天野茂典短歌304-11-28
南国の淋しい鳥たち- 天野茂典未詩・独白304-11-28
酔っ払って記憶を失くす程の勇気をください。- 千月 話 ...自由詩4*04-11-28
ノート(ふたり)- 木立 悟自由詩804-11-28
「_小さき者のおもひ_」- 椎名自由詩204-11-28
かくれんぼ- ベンジャ ...自由詩6*04-11-27
十二時のしずく- 望月 ゆ ...自由詩17*04-11-27
ときのはな- 玉兎自由詩904-11-26
ハートのエースをひいてみろ- 天野茂典自由詩204-11-26
ヘアー・トニック- たもつ自由詩1504-11-26
その時あなただったらどうする- 天野茂典未詩・独白304-11-26
真夜中の中間点- ベンジャ ...自由詩4*04-11-26
What_a_beautiful_view_is...!- Lily of the ...自由詩6*04-11-26
ライブ・ハウス- 天野茂典未詩・独白504-11-26
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26

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