「お前ひとりくらい入れるぜ」

急に降ってきた雨

折りたたみの傘が
小さくてごめんねと言う

持っていなかった
多分
雨は大丈夫だろうと思ってた

帰り道
何も話さないかもし ....
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
きょう
たんぽぽとはるじおんを食べた
すこしだけ耳が伸びて
神様の声をきいた


あしたは
すみれとばらの花を食べる
すこしまた耳が伸びたら
まだ聞いたことのない
あなたの声が聞け ....
疲れ果てて
今日が始まった人たちと
逆行して帰っても

朝日に照らされると
なぜか顔がほころんだ

時間は平等なはずなのに
僕の時計は気がつくと遅れている

一歩、右足を出すと
 ....
金の糸
きらり

束の間の晴れ
雲の間から光

銀の糸
きらり

今日雨が降り
葉の上つるり

金の糸から光
明日は天気に
なあれ

銀の糸から光
明日は元気に
 ....
そでとくびのながい
ふくがすき

なるべくじっとして
はるがきたかどうか
うたがっている

もうサクラは
ちったというのに


ぼくは
すきだったのかな
失って気づく
こんなにも愛していたことに

涙が流れる
もういないあなたの席を見つめて

話しかけると不機嫌な顔
「邪魔すんなよ」って顔に書いて

それでもいつも
向き合って返事を ....
淋しくなると月を見る


たったひとつしかない月を

知らない誰かと
この一瞬を共にできているかもしれないと
期待しながら
月を見る


ひとりじゃないよと
自分に言いながら
 ....
ナイロンで滑る指
艶めかしさに酔い
月の果てに漂う

今宵の月
冴えて

今宵の月
独りで

輝いている


 夜の屋内プール
 水面に反射する
 水銀灯・ナトリウムラン ....
夜空に
子宮が赤く
月となって
浮かんでいる

夜空は
インディゴや
プルシャンブルーや
ビリジアンで
幾重にも
塗り重ねられ

ナイフように
尖っている



窓辺 ....
こっそりと
ゆびわをかじると きいん とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか ....
頭の中は何色?

私は 『赤』 と言う ダンサー。
俺は 『青』 と言う 科学者。
僕は 『緑』 と言う 思春期の子。
我は 『黒』 と言う 小説家。
Meは 『黄』 と言う 通訳者。
 ....
あの夏の夜 日焼けした月に 手を伸ばしたボクは
触れた君の手に ボクの体温を 悟られないように
頑なに なんともないフリをして....

君に何を話せただろう 君に何をしてあげれただろう
 ....
ひつじ こひつじ
1、2、3、4
5、6、7、8
かぞえても かぞえても
こひつじ
いくらでも どこまでも
こひつじ
そんなところで
ねてくらしたい。
人体模型は海を見ていた
筋肉の組織も内臓も剥き出しなのに
それは自分の何をも語りはしない
こうしていると
かつては本当の人間だったのかもしれない、と思う
電池の切れた玩具を
大事そうに ....
誰もいない教室で
机の落書きを消す

たいていが内容の無いもので
消すのにためらうこともないのだが

ふと窓をみると
結露したときに指で書いたのだろう
一つの文字が見えた

「海」 ....
異動先の職場に提出する書類を書きながら
彼女はポロポロと涙をこぼす

それは悔し涙だったのか

自分の人生を真摯に捉える人だからこそ
だれ憚ることなく感情を顕わにする人とは
僕は見ていな ....
旅立つキミへ
キミとボクとの道は分たれて
キミの足の向く先へ
ボクはついていけないけれど

キミがうつむいてしまった時
ボクが
ほほえみをたたえて
咲いていたいな
かぜが
よにん
てをつないで
ふいている

とおくに
ひろびろと
あおぞらが
ひろがる

あのころ
ぼくらは
そんなまいにちを
すごしていた

あなたがかいた
あねもね ....
クラブ仲間と遊んでいても
ドーリーはひとりぼっち
パブの女の子たちは貝殻のようで
手ざわりだけがいいと思う
どんな奴の話も上手に聞けるのに
なんだか仲間たちの腕にある ....
白と黒の光
強く 明るく

大きな 大きな
宇宙

パンダ
  駅前の信号待ちで 
  電柱に取り付けられた 
  盲人用信号

  杖を持つ白抜きの人の絵 
  その下の赤いボタンを 
  無性に押したくなる 


{引用=目を開いても盲目 ....
いつも迷惑をかけて
ごめんね
ありがとうじゃ
伝えきれない気持ち
照れくさくて
言葉にできないケド

本当は、ね
一緒に何かを作ったり
ばかして笑いあったり
何だかんだ言いながら
 ....
あの子にも

あなたにも

幸せが

いっぱい飛んできますように

有り余ったら

少しだけ

私にも分けてね
真っ白な雪が降ったとき
僕は子供のように喜んだ

冷たい雪に埋もれながら
僕はそんなふうになりたかった

真っ白な雪と大地の間で
わずかな温もりを感じたかった


 四月 (始ま ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
山国で育った


目をとじると
どこまでも青いものが広がる
海だった


そうやって彼は
ときどき山を越えた


どど〜んと鯨になる
風のように
しなやかに両腕を伸ばし
 ....
現在を座標としてとらえると
それは常に原点であり
未来は北の方角になります
そうなりますと
過去は南の方角ということです

西やら東やらは
存在はするのでしょうが
詳しいことは不明 ....
星だけが輝く夜。
一人の少年が、
その手に持つテニスボールを思い切りアスファルトに投げつけた。
ポオォーーーーーン・・・・・
闇に溶け込むほどに高く跳ね上がったボールは一瞬、
乳白色のやわら ....
夜道の散歩で見上げた空の 
無数に瞬く星々は 
億光年の遥かな場所で 
すでに姿を消している 

夜道の散歩で見上げた空の 
瞬く星が幻ならば 
日々の暮らしの傍らにいる 
あなたもす ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
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