荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
青いワンピースの彼女を好きになった

彼女の白い肌によく似合う

さらりと長い髪
しゃんと伸びた背中

彼女に付け入る隙はなく
僕には近寄る術がない

彼女は、、
2つ手前で降り ....
数週間かけてつくった 
富士山の大きいパズルも 
遂に最後の1ピース 

・・・というところで 
頂上のましろい1ピースが 
無い・・・! 

わたしは探す 
目を血走らせ 
床を ....
ほんとに本気?
確かめたくなる。
目があうたびに
つかれたとき

まず つぶやいてみます。
もぉ あかんわ。。。

つぎに、もいっぱつ おいうちをかけます。
もぉ ほんま つかれ はてたわ。。。

そして ぐったりします。
ぐったり ....
六月の香りの入った
お手紙
あなたから

お久しぶりです
から
始まって

麦わら帽子をかぶった
七月の夜に
なぜか さみしかった
その日の
星がひとつだけの夜に

かわい ....
埃くさい

骨組みだけの

濃いひかり

会いたくなった

確かめたくなった


現実にはピンとこない

でもいつも

イメージだけを

感光紙に翻訳しなおす

 ....
鳥はいいなぁ
と誰かが言った

鳥のどこがどういいのか
説明こそしてくれなかったけど
何となく理解できた

きっと空を自由に飛びまわれるから
なんて単純な理由なんだろうけど
 ....
霧雨の降る朝、老人ホームの先輩Aと後輩Zは、お年寄
りを迎えにゆく車内で肩を並べていた。(先輩、一日
何時間あれば足ります・・・?ぼくは、二十五・六時
間ほしいですね)(う〜ん・・・俺は一日十時 ....
たとえば
宇宙にいってもいいと思う
ばかげててもいいとおもう

常識おっていきてくことが
すばらしいとはかぎらない

そういいながらも
非常識さに

腹をたてる
私は全く矛盾して ....
転ぶのは歩いているから。
痛いのは生きているから。
悩むのは前に進みたいから。
逃げ出したいのは闘っているから。



生きているから、辛いことも悲しいこともあるんです。
けれど ....
強さの羽根が一本、二本
折れては生えてを繰り返し
今もまだ輝いている

弱さの羽根は思いのほか丈夫で
だけど君には見せられない
わたしは強い女でありたい



もし、本当に
本物 ....
夢が
からからに干涸らびて
アスファルト道路に
張り付いている

やけに元気な
これは
あのころの
あなたの夢

からからと
渇いた音をたてている
あれは
このごろの
おれ ....
地球が背伸びをした
夢の中から目覚めて

(いつになったら
孤独は消えるのだろう)

そんなことを考えていた

夢で見た
木星との
失恋を思い出していた

悲しかった
こんな ....
ひたむきだから
汗をかく

それは
おろかであるかも知れないけれど
ふしあわせの向こうが
しあわせであったり
するもので

虹は
しずかに消えてゆく


あおぞらがき ....
かけ足に過ぎなかった

いまでもそれは
よくみえる


ほろにがい
夕暮れの日を
燃え尽くすには
まだ早い

わからないほどに
からまり続けて
いるからね


 ....
「宇宙」と書いて「ソラ」と読む

自称詩人の始まりだとしたら

私は間違いなく

それにあたると思うんです

「本気」と書いて「マジ」と読むとは

ちょっと違うのです

 ....
明日からも僕は
この道を行く
すれ違う人の微笑みも好きで
この道を行く
ときおり
交差する人達の瞳も魅力的だが
僕はそこへは行けそうもない

今日も
胸が痛くなることがあった ....
かろやかに
自転車を漕いでいた風は
あの日、突然
吹くことを断ち切られ
いまは
病院のベッドで
蛹となって
眠っている


息することさえできなくて
ときおり
顔を歪め、真っ赤 ....
風の精が
ひとり
病院のベッドを
駆け抜けていった

きみは
ぐっすり
眠っている
君思ふわが名流るる滝つ瀬の
   はやき心をたれか止むらむ

紅の色に夏の葉かくす{ルビ山躑躅=やまつつじ}
   いでやかなしき人をぞみゆる

こころありや宵待草にあさつゆを
   ....
大人になりたくて、お酒を飲みました。
美味しくありませんでした。


大人になりたくて、男の子とキスしました。
口の中が、気持ち悪くなりました。


大人になりたくて、タバコを ....
ぱらぱらと降っていた雨の間に
少しだけ見えた
澄んだあおいろ

絵の具屋さんには売っていませんでした

とぼとぼと帰る道
水たまりの中に
もう一度そのあおいろを
見つけました
一喜一憂してる自分がいる



たった一言
されど一言


その言葉で幸せにもなれ
その言葉で不幸にもなる



誰かの一言
こんなにも重いとは思わなかった



 ....
最後に降った
雪の日のことを
思い出そうとして
思い出せなくて

そこからようやく
なつかしさが
訪れました


うしなったわけではなく
戻りたいわけでもない

いつだっ ....


教授の息子は
父親の話す世界を
土を捏ねてひとつずつ作り
アダムやイヴのかわりに
幼いころから憧れていた
ネイティヴの顔を描いた

はるか

はるかの時の後で
ただ
 ....
休日の静かな午後 
図書館で借りた
図録の頁を{ルビ捲=めく}っていた 

今は亡き画家が 
キャンバスに描いた野原に 
ぽつんと立って 
空っぽの{ルビ笊=ざる}を両手で持ち 
木苺 ....
捕まえた蝶々を逃がしてやる
ガラクタの中から見つけ出した
君のような美しさを見る

近づいたね
もう戻れないのに
知らないよね
こんな言葉の意味

見苦しいばかりの詩を
不器用な腕 ....
子どもたちのかおり水はかがやく
わたしの足をのみさらうもの
それはとても自由な戯れに見えたけれど
目をとじて 耳をすませば
ひとつの韻律をかんじるわ
わたしもむかしは うたでした

 も ....
とおくながれゆく
やすらぎの衣は
たしかに
あの日
おれたちが纏っていた日常

じゃれあいながら
風に泳ぐ魚たちは
たしかに
あの日の
おれたちの心

べた凪の
深い
もっ ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
青いワンピース- 百合自由詩607-7-9
幸福のピース_- 服部 剛自由詩8*07-7-8
君はいつもそうだから- 日朗歩野携帯写真+ ...907-7-8
僕の元気のだしかた- 日朗歩野未詩・独白907-7-6
返信- 乱太郎自由詩35*07-7-3
色彩の翻訳- 吉岡ペペ ...自由詩707-6-28
- 優飛自由詩12*07-6-28
我輩は藁である。__- 服部 剛自由詩3*07-6-26
てをつなぐくらい- なきむし自由詩907-6-23
To_live...- Lily of the ...未詩・独白3*07-6-22
空を飛べたら- 小原あき自由詩23*07-6-20
干涸らびた夢の季節- 草野大悟自由詩2*07-6-16
恋しくて- 小原あき自由詩16*07-6-15
あおぞらがきれい- 千波 一 ...自由詩17*07-6-15
夕焼け- 千波 一 ...自由詩17*07-6-12
詩人はじめました。- 優飛自由詩13*07-6-5
40- AB(な ...自由詩12*07-6-4
それでも風は- 草野大悟自由詩10*07-6-2
風の精- 草野大悟自由詩2*07-6-1
恋夏草(れんげそう)_______■古語の宴参加作品■- Rin K短歌28*07-5-28
大人になりたくて- 愛心自由詩13*07-5-21
捜し物- 小原あき自由詩19*07-5-18
Syllable_from_you...- Lily of the ...自由詩3*07-5-15
最後の雪- 千波 一 ...自由詩14*07-5-15
ミシガン・レリックス_- AB(な ...自由詩1107-5-10
麦藁の少女_- 服部 剛自由詩14*07-5-6
産声- おるふぇ自由詩507-5-5
わたし_うたでした- soft_machine自由詩29*07-5-3
たとえば太陽が- 草野大悟自由詩8*07-5-3

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