誰かの中で激しく
試験管の中で化学変化を起こすように
あなたの笑顔を輝かせるように。
時に笑顔を曇らせるように。
ボクの心をあたためるように。
時に心を切り裂くように。

喜びを、悲しみ ....
ふしぎ ふしぎ
遠く離れた君の心が
こんな近くに感じれるなんて

ふしぎ ふしぎ
言葉をかわすだけで
こんなあったかく心がなるなんて

忘れていた気持ちを
思い出したよ

ふしぎ ....
水のごとく消えていく幼さ
当然のように突き抜けていく風
僕たちはどうして痛みばかりをみてしまうのだろう

消えていきそうな息づかいをいつからおぼえたのか
僕は偽善のような無償できみを守りたい ....
人のなかに 波のなかに
言葉を放ち
よろこびもしあわせも捨てようとしている
見知らぬ雨 見知らぬ路
見知らぬ緑
石にはね返る言葉を見つめていた


誰もが居るのに 誰も見えない
 ....
こん
こん
こん
と、こんやも
とびらにノック

いらっしゃいませ

たくさん
ふくんだ
もののなかから
すきな
きもちを
どうぞ

いろいろ
ふくみすぎた
 ....
僕には好きな湖がある

久しぶりに行ってみたよ

1人で

そこで小さな光を見た

煙草の赤い光でもない

錯覚でもない

僕の目の前を

二つの光は

寄り添い離れ
 ....
押入れに顔をつっこんで
ぐるりと見回したら
天井の端っこに
小さな穴ぼこがあいていました

穴ぼこの向こうは
下から見る限りでは
ただ ただ 暗闇でしたので
なんだか怖くなったぼくは
 ....
説明が出来ない
キッチンの片隅
気付かれないように
涙が流れた

想いは
こぼさないように
シンクの横に
そっと置いたまま
君の夕飯を作った

テレビに目をやりながら
明るい声 ....
ひとりの子が
ひとつの楽器の生まれる様を見ている
作るものも
奏でるものも去ったあとで
子は楽器に愛しげに触れる
おずおずと うずくように
楽器は
花になる



新しい言 ....
触れてしまうと
消えていくものがある

まなざしに耐えられず
溶けていくものがある

凍えるべきは
私の手だ
蔑むべきは
私の目だ

暗闇の中
独り 閉じ篭って
見据 ....
夜の海は

気まぐれだよ

上手く乗らないと

もう帰れないぜ

俺は

毎日

夜の海を楽しむ

高い波ほどわくわくする

だから

人は誘えない

大事な奴 ....
生きているのがつらい

お前はそう言って

涙を一粒流した

俺だって

生きているのはつらいぜ

だけど

花をみて綺麗だと思う

月をみて心安らぐ

星をみて願いを ....
そこに宿った
小さき 命

光を浴びることのなかった
小さき 命

その人の涙は
暗闇にひとすじ
混じりけのない
透明な線を描く

ぽつり、と落ちた水溜りには
空の雲が映って
 ....
切れなくなった
あなたが
あんなこと
言ってくれるから

『愛してる』

ただそれだけ
それだけを言って
電話は切られた
人の返事も
何も聞かずに

『私もだよ』

そう ....
入り口は すぐに見つかった


もう何年も
ここでこうしています
と、いった具合の
あぐらをかいた白髭の老人から
地図を手渡される

地図はすべて
記号化されており
懐中電灯はな ....
空が笑ったら迎えにきて

そう言って 
きみは去っていった
わかった 
とぼくは言った

ぼくは 
今もあの時のあの場所に立ち
一歩も踏み出せないまま
シャボン玉をとばしている
 ....
もう会えないあなたへ
ちょっと照れくさいけれど今日は語ろうと思うんだ

****************

こんにちは
私のことをあれからも親友と思ってくれていますか
別れてからあなたの ....
桜散るのは夕日の丘か
日暮れ近づく夕日の丘か
散りゆく桜は薄紅色
薄紅色の十二単
十二もまとった春の衣
一枚脱げば夏の予感


呼んでいるのは母の声か
遠い故郷の母 ....
こんばんは今夜も恐怖をお伝えします

拉致チューハイ戦争ワイン虐待ビール

電流を流そか それとも殺そうか

白状なさい楽しんだでしょ虐待を

事件性持たぬ殺人? なんだそれ

虐 ....


縁側につるされた風鈴を
さやかに押すその御手
彼らは海峡をこえてゆく海鳥の
滑空する翼の先端に生まれ
たたみで昼寝をする私の
ほほをなでて死ぬ





二人 ....
今までにどれ位の人達が
私の前を通り過ぎて行っただろう
何かを与えてくれる者もいれば
何かを奪い去って行くだけの者もいた

でも今となってしまっては
そんなことはどうでもいいこと
さっさ ....
クローバーの海に沈みながら
流れてゆく雲を見た
雲がちぎれ また別の雲に繋がり 空の色に染まり 風に操られる
疲れ果て
クローバーの海に身を任せ
四葉を探すついでに
忘れていた涙を地球にあ ....
まぶたのうえから
なぞる
いたみを

きみは
またしらんぷり

くるしい
ことば
むねに
しずめて

ふりかえり
くちつぐみ

またあるいてゆく

いっぽん
す ....
どこに吹いているのだろう
どよめく風の中に
探し求めているものは

人からの毒をはらんだ風が
わたくしの肺に充満して
わたわたと苦しみ始めたのは
おこんじさんを初めて見たときだったか
 ....
空が群青を増す
黒い鳥の列は視界を横切り
どこかの汽笛をよそに
寝床に向かう


遠い汽笛、の中では
知らない誰かが
知らない誰かと
別れ、を歌っている
そこには色さえも、ない
 ....
痛いほど 靴紐ギュッて結んで
駆け上がってきたきた坂道

ふと見渡せば固く結んだ拳に
まだ何も無い事知ったんだ

それでも君が愛した景色は
誇り高く空は紫に色づいて
いつか あの空の様 ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
底面の アスファルトまでも
濡らす五月の緑を
どれほど丁寧に踏みしめても
足音は奇妙に乾くのでした


その足音に含まれた 一連の私は
ぱらぱら 小さくほどけ散るところで ....
自分のための食事をして
猫にごはんをあげる生活
このままずっと進んでいくなら私の生活は
きっと満たされないばかりで狭まるばかりなのだろう
「そんなのはいやよ」
と心の私は叫ぶけれど自分にも誰 ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく風景に溶ける




”ちかみちはこっ ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- もこもこ ...自由詩3*04-5-8
ふしぎ_ふしぎ- 春日野佐 ...自由詩2*04-5-8
暗い浴槽- かえで散文(批評 ...3*04-5-8
異路- 木立 悟自由詩6*04-5-8
ゆめだいりてん- 玉兎自由詩204-5-8
★76_ミズウミノヒカリ- 貴水 水 ...自由詩304-5-7
押入れの穴ぼこ- 望月 ゆ ...自由詩10*04-5-7
一人物語る悲しみを- さち自由詩10*04-5-7
器の子- 木立 悟自由詩1204-5-7
要冷凍- いとう未詩・独白1104-5-7
☆122_ヨルノウミカラ…- 貴水 水 ...自由詩3*04-5-6
☆121_ヨゾラニネガイヲ- 貴水 水 ...自由詩6*04-5-6
幽命- 望月 ゆ ...自由詩2*04-5-6
You_disappeared_in_this_world. ...- Lily of the ...自由詩3*04-5-6
出口を探して- 望月 ゆ ...自由詩2*04-5-6
空が笑ったら- 望月 ゆ ...自由詩3*04-5-5
あなたへ_てがみ- かえで散文(批評 ...7*04-5-5
さらば_春の日- ワタナベ自由詩11*04-5-5
即興川柳猟奇未満ぱーと3- 佐々宝砂川柳204-5-5
- ワタナベ自由詩8+*04-5-5
時代遅れの漂流者- 快晴自由詩5*04-5-5
緑の海- 暗闇れも ...自由詩10*04-5-5
きれいな_せなか- 玉兎自由詩304-5-4
答えは風の中にあるか- 香澄 海自由詩3*04-5-4
たそがれどき- 望月 ゆ ...自由詩1*04-5-4
坂道- HEDWIG自由詩3*04-5-4
上海された- 石畑由紀 ...自由詩55*04-5-3
五月の枯渇音- A道化自由詩1004-5-3
日常と幸せについて- かえで散文(批評 ...4*04-5-3
なないろ- ワタナベ自由詩8*04-5-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101