鷹の目は鋭い
   300mは軽い
   目標物を
   正確に捕らえる
   猛禽類だ
  
   鷹の目の眼力が欲しい
   表現するための
   正確な
    ....
馬鹿ターボ
全開で帰宅する俺
髭をたくわえ少しワイルドな俺に
おかえり、を言う娘は少しワイルドな俺に少し慣れ
一番星が出始めた空の下で縄跳びの練習中
綺麗でしょ、綺麗でしょ
いや、 ....
アイスチャイが作る船の
端に立ってごらんよ
スミレの花の
花弁の奥に顔を背けてしまう
因果とシナモン
刺激が感化する乗ってゆくJR
遠くへ行こうと人波が蠢く改札へと
吸い込まれてゆくキッ ....
「?」

今日は、太陽が、乾いているね
空は、ひかひかと光っているね

鳥が、すーいと横切っていくね
まだ、あなたはねむたそうだね

木は、枝々で空を触っているね
(とてもさわやかな ....
風が流れて草も木も髪も揺れる

特に何も変わったことでもないのに

君といるだけで・・・・ホント、何でも楽しくなっちゃって

時々自分がバカみたいだと思う

君は君で君のままで

 ....
きみがすきなもの、と
てをふれるから
かなしみも
さびしさも
たびにでる

ゆらめいているのは
ときおり みえなくなる きもち
だいじなものを だいじとつたえられるように
あたた ....
  

   あまり淋しいから
   ひとりで寝ている
   
   午後15時10分の憂鬱
   外は晴れている

   これから風呂にはいる
   温もればいい

    ....
傷つくほどに赤は流れ

与えることなく緑は枯れて

見上げることを忘れ青は沈んだ


いろいろを手放しても透明は訪れず
白い紙に黒い文字を並べれば


溶け出した灰色に
埋もれ ....
瑞々しい感情など
とうの昔に失くしたと思っていた

ワイシャツの襟汚れに
靴下の泥汚れに
石鹸を塗りつけ
揉み洗いをする手

夕飯の買出しに行っては
20円の値引きに目が留ま ....
Blue Sky
僕らが愛と呼ぶもののすべてが真実でありますように
僕らの幸せが誰かの不幸のおかげでありませんように

僕らのパズルはこんがらがっていつまでも解けない
このまま解けな ....
青い窓
と、部屋
泣きそうになるその人が
もう飽きたかのような指先で
コップの端を噛んでいる


くたびれてしまった
すこしねむってみたいな

そんな具合に
どこかから雨漏りがし ....
帰宅途中、車の中から
ぷよぷよ太った老犬が
ぶくぶく太った青年を
散歩させているのを見た。

老犬は青年を気遣うように
時々立ち止まり
引くひもをゆるめ
よたよたと歩く青年を
振り返 ....
風が好き
その自由な存在が
絶対に捕まれることのないあなたに憧れる
私は一生地べたに
捕まってしまったけどねちょっとこの入れ物に苛立つこともあるけど
おもいっきり走って
あなた ....
態度で傷付き言葉で傷を刺すのと
言葉で傷付き態度で斬りつけるのとは


さして変わらない
痛みが同じ様に


が、しかし考えてしまうのだよ
どちらが より凶暴で凶悪かを




眠れぬ夜のおまじない
 ....
ちょうちょは空を飛べるけど
ちゅうちょは地面を這い回り
あげくに

運命とか
限界とか
いまさらとか
どうせとか
いろんなものに妨げられて
たどり着くのもままならず

結局
縁 ....
  明るさは残っているが
  パソコンのために電気をつけた

  部屋の中を金魚がいっぱいおよいでいた

  ぼくも水槽の中にいた
  ぼくの部屋は水族館だったのだ

  あしたは ....
あなたが奏でる音は
悲しい音
気が付かなくてゴメン
気が付かなくてゴメン
土の下に眠るあなた
あなたはいつも
私の先を歩いていく
涙なんか流れない
言葉なんていらない

あなただけ ....


「柴又ぁ〜、柴又でございます」

京成の電車を降りて{ルビ瓦=かわら}屋根の駅を出ると
前方には旅に出てゆくとらさんの像が{ルビ凛=りん}と立ち
柴又の町を振り返り、みつめている
 ....
 田村隆一は太平洋戦争後の荒廃した社会を的確な詩語で捉え、戦後詩壇を代表する存在になった。と、日本の詩の歴史ではそういうことになっているらしい。僕は言うまでもなく戦後生まれ、それも高度経済成長の真っ只 .... 雨の粒たちが描く
池の波紋を見ながら
保育園からの帰り道
娘は赤い小さな傘をさして
唇をぎゅっと結んで

最近、娘の話題といえば
明日の遠足のことばかり
弁当のおかずの注文 ....
よる は ふしぎ
いえないことが
するん、と
すべり おちる

よる の ふしぎは
あまり しられてないし
おしえて あげられない
ひみつを しりすぎると
あさに かえれなく ....
千人斬りか。大言壮語したもんだなあ。いいなあ、若者は無鉄砲で(笑)
しかし、さすがに一人ではシンドイと泣きが入ったので、三人で百人ずつ交代でやることになりました。いやしくも他詩を斬るからには、みずか ....
  ノックを受けた
  10本 50本 100本
  陸上競技場でだ
  打っているのは父だ
  容赦なく短いボールや
  横へのボール
  前と後ろのフライ
  ショートバウン ....
といかけのない
こたえをさがして
きょうも
なみうちぎわを
あるいています

あしもとを
ころがってゆく
ことばたちが
ちいさなきずを
つけてゆくのです
ちょっとした
じこ ....
私の中に
さかなが棲む

私の知らない
さかなが棲む

何も知らないくせに
あなたは
さかなを求めてる
そうして

私は
さかなを解き放つ

自在に泳ぎ
反らし
そこは ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか

正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった

今日 ....
思考が
ゆっくりと剥がれ落ちていくような、真夜中の辺りで
時計を逆さまにして
そのリズムに
あくびも忘れて

巡る、巡る
体の中と外を行ったり来たりで
まとまらない、指先の行進、深く
 ....
丘に寝そべっていた少年が
組んだ足の先で 空を横切る電線を踏む

はりつめていた空は ぴりりと裂けて
へき開し
裂け目の奥からふうわりと
薄紅や
橙や
菫色の花びらが
うっとりと目 ....
  

   遠くで犬が吠えている宵
   ぼくはふらふら起きてきた
   枕にアイスノンを乗せて
   一日寝ていた
   葛根湯を飲んでいる
   一日寝ていて話題がない
   元 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なあ、相棒- 天野茂典自由詩205-3-1
団欒- たもつ自由詩2505-3-1
チャイ- 湾鶴自由詩405-3-1
三重奏- ふるる自由詩4*05-3-1
君は君で君のままで。- 天使自由詩205-2-28
ボーダーライン- 玉兎自由詩205-2-28
アフリカへ- 天野茂典未詩・独白605-2-27
- ベンジャ ...自由詩705-2-27
欠片- さち自由詩6*05-2-26
Blue_Sky- たもつ自由詩1405-2-26
緞帳- 霜天自由詩205-2-24
散歩- 草野大悟自由詩205-2-23
生き方- 未詩・独白205-2-23
モノクロの裏に- HEDWIG携帯写真+ ...4*05-2-23
ちゅうちょ- umineko自由詩405-2-23
ぼくも水槽の中にいた- 天野茂典未詩・独白305-2-22
土の上からあなたに- 自由詩305-2-22
風の寅次郎- 服部 剛自由詩12*05-2-21
田村隆一(その詩行のかっこよさから語る)- 岡部淳太 ...散文(批評 ...30*05-2-20
願い- たもつ自由詩1005-2-20
よる_の_ふしぎ- 玉兎自由詩1005-2-20
三匹が斬る〆_現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻__其 ...- 肉球マニ ...散文(批評 ...1205-2-19
飛びつきながらボールをさばくぼくらの姿は- 天野茂典未詩・独白305-2-18
よる_の_こえ- 玉兎自由詩705-2-18
さかな- umineko自由詩605-2-16
その血もまもなく滅びようとしている- 天野茂典未詩・独白2005-2-16
サイレン- たもつ自由詩3605-2-16
ゆれ、おちる- 霜天自由詩305-2-16
- ふるる自由詩9*05-2-15
アムールタイガーが吠えている- 天野茂典未詩・独白405-2-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101