「ぶち猫も欲しがってら。」
ばあちゃんの言うとおり、窓の外で三毛猫が
僕らが食べる蜜柑の行方をじっと見ている。
けれど本当に三毛猫が
蜜柑を欲しがっているかは知らない。
一体全体、僕は(きっ ....
あなたの
てのひらには
いつも
虹が
あふれている
ひらがなで笑って
カタカナで怒る
漢字で宥めた
雨の中
それでは歌謡曲ではありませんかと
ミズスマシ

北から来たのが
季節風
南風ではありません
いつまでも
バカ言ってじゃない ....
ほんとうに伝えたいことは
そんなにないのかもしれないね

ほんとうに好きだったかどうか
思い出せないのと おなじで
 
 
 
メリーゴーラウンド回転木馬
どうしてみんな白馬なの
リアルメリーゴーラウンド回転木馬
黒馬茶馬
たてがみつかんで

メリーゴーラウンド回転木馬
乗るよりも
眺めてるほうが綺麗と
思っ ....
   少女達は


    マグマのように


     やっぱりキレるのかしらね


      ヒラヒラと白陶器のような指を燃やしながら


       美しいアチチュー ....
 得意げにまわってる
 あの子は
 何も話せないから
 おどけてるだけなんだよ
 水色の音楽の真ん中
 はしゃぎ過ぎて
 黄色のスカーフが
 ほどけて
 落ちた ....
しらないのですか

 しらないのですか

わたくしはもはや
すがたなきもの

たいしゃはすれども
かれはのしたの
つち
とおなじ
からだをもっているのです

しこうはすれども ....
もちづきの ひかりやさしき はるのよい
たたずむみなもに ふりおりし


つきのこどもの くらげやゆれて
ははをおうてか なみまにみゆる

きらめくしぶきも はるいろみせて
たえまなく ....
児童画
っていうジャンルがあるのだが
児童が描いていれば
それはそうなんだけど

最近の入選作をみていると
圧倒的にはみだしていることに
今日気付いた

浮き輪にのった女の子も
畑 ....
あやしげに夜は僕をつつむ
 騒がしい昼間とつつましやかな夜

 表通の人影がない深夜には
 僕は王様になる

 涼しげに体温を冷やす夜風
 一番心が休まる


 過失は ....
幾千幾万の人波は終わりを告げない


すれ違う一つ一つの顔を
忘れる代わりに
白の背中が
鮮烈に映える

本当は
黒であり
青であり 
赤であるかも知れないが
白で良い ....
とぎれた雲の隙間から
  この街のどこかに
   ひかりが降りそそぐのが見えたんだ


きっとその場所にいる誰かさんに
  素敵な出来事が訪れているにちがいないなんて思ったよ


あ ....
 




   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
わが友 きみも 
魚が水のなかで
生き死にするようには
空で暮らせない鳥です
しっかり地に足をつけていますか
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく

だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ

しはまいにち ....
ベンチに腰を下ろしたら
まるで恋人みたいな気分になって
不思議



人の通りの薄い時刻
けれども人がいない訳ではなくて


噴水を挟んだ向こうのベンチには
しっかりと
恋人た ....
乳白色の
血を流す
草の名を忘れてしまい
野原にからだをうずめた

満天の星の鎮魂歌を
あすの朝の火に{ルビ焼=く}べて
壊れた時計の可燃率とともに眠る

忘却は
時を経るごとにや ....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる

あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
ごらん あれは
眠りの間際の窓辺たち
ごらん あれは
烏賊を釣る船の漁り火
人々の暮らしは在り続けていてくれる

汗をにじませながら
涙をうるませながら
人々の暮らしは在り続けていてく ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
目を閉じてひゃく数えるあいだの
静けさがこわかった

(いーち にーい さーん)

ぼくはずるだと言われるのがいやだったから
はんぶん泣きそうになりながらゆっくりと

(しーい ごーお ....
夢を見た

声を聞いた

{引用=流れ星に願いを。。。}

夢の中で
共に願ったその言葉を
私は一生忘れないだろう。。。



運命と欲望を
波打つ海に捧げた

それはま ....
一夜の戯れ 夢や現つや
うす桃色の 紅のゆくへや

君の御手の うなじに触れなば
わびし心に 月の灯らむ
荒れ野の果ての 草木を分けて
あえかなる身に ....
せっかく外に出たのだから
妻と娘に土産を買って帰りたかった
二人が泣いて喜ぶようなものではなく
小さな包みのもので構わない
ほんの少し甘いお菓子で
お土産買ってきたよ
あら、ありがとう ....
そうして朝には
ぼくはいつもどうりに
仕事にいく

やがて間違いも少しづつ
馴染んできて
気づかないくらいうっすらとなる

ありがとうという透きまから
空がみえるとき
眩しかったり ....
どぉー 
と真っ直ぐに降る雨は
あまり見なくなった

雨じたい
いまは
よく見ることもない暮らしぶりなので
乾燥している

どうやら
気づいてもないけれど
他の人も
そういうも ....
ねえ、きみ
そのみせにいこうよ
きみのひみつのみせに

ねえ、きみ
そのみせではなそうよ
いろんなことを

みっつのころ
たけざおにたこいとつけて
ぱんのみみをえさに
ちんまりと ....
僕が初めて書いた詩は高校の漢文のノートの最後のページに書かれ
ていました。暇だったんだと思います。しかしこの漢文ノートを
うっかりある女の子に貸してしまうとは。

その日、私は今まで絶対に ....
おしまいのひ
がやってきた
おきにいりのふくをきて
しっかりごはんをたべて
にゅうねんにはをみがいて
あたらしいくつをはいて
いってきます
そとへでた
きもちのいいかぜが
ふくた ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蜜柑の味- プテラノ ...自由詩6*05-9-16
- 草野大悟自由詩3*05-9-16
隙間風- あおば未詩・独白3*05-9-16
それでもわたしは歩いていくだろう- umineko自由詩9*05-9-16
メリーゴーラウンド回転木馬- 蒼木りん未詩・独白305-9-16
チムニー- 嘉村奈緒自由詩11+05-9-15
ころがるちゅうしん- カンチェ ...自由詩10*05-9-14
ユウレイ_ノ_ウタ- こしごえ自由詩14*05-9-13
愛しいうた- しらいし ...自由詩11*05-9-13
児童画の正体- umineko未詩・独白6*05-9-13
夜が好き_だって静かだもん- 炭本 樹 ...自由詩4+*05-9-12
火の鳥- 千波 一 ...自由詩16*05-9-12
虹と微笑みの街で- なごまる自由詩1*05-9-11
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4605-9-11
そろもん(友の話)- みつべえ自由詩705-9-11
すべりおちていく- 石川和広未詩・独白7*05-9-11
少しだけ歩き疲れたら- 千波 一 ...自由詩19*05-9-11
忘却曲線- こしごえ自由詩15*05-9-11
あなたと私の夜のお話- さくらい ...自由詩605-9-10
地下水脈- 千波 一 ...自由詩19*05-9-10
花火- あおば未詩・独白11*05-9-10
ぼくは鬼ごっこの名人だったんだ- ベンジャ ...自由詩13*05-9-9
This_is_an_illusion...- Lily of the ...自由詩3*05-9-8
くりごと- 落合朱美自由詩10*05-9-8
漂流- たもつ自由詩3105-9-6
- tonpekep自由詩8*05-9-6
昔雨- 蒼木りん未詩・独白105-9-5
ねえ、きみ- 草野大悟自由詩5*05-9-5
こんなものを書いてきた_01- Monk散文(批評 ...1205-9-4
んっ- アンテ自由詩10+*05-9-4

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