なんと呼ばれる鳥なのだろう
石段の不揃いな傾きに
しっとりと煙る霧の中
コードの巻かれた掃除機は
底辺の視界を黙々と追っている

ガラガタリと小さな車輪を回し
苔を舐めるように登って ....
僕は病院が嫌いです。
痛いし辛いし怖いし寂しいし、何もいいことなんてありゃしない。でも、行かなきゃいけないときは行こうと思っています。何でそう思うようになったのか、僕の話を聞いてください。

僕 ....
〔3月の風〕
風上に向い口を開ける
口の中を短い鼓動で回流する風は
粘膜を乾かすことをやめようとしない

〔幼少の頃、〕
「この子は他の子より唾液が多いみたいで」
母は決まっ ....
きょう、は
明るめの服を着て
ほのかに染まっていく
午後に立っています
炭酸飲料のはじけるビンの底
向こう側が、揺らいで
私の午後も揺れます


クロール、ビンの中を


眠り ....
「何をしようかな・・・」
君は男の人にしてはほっそりした少し頼りのない
長い腕をすぅっと上に伸ばして
背中越しの見えない誰かに向かって大きな独り言を言う

けれど、今日の君・・・
今はなん ....
街の喧騒の中で

取り残された

迷子のように

俺は

立ちすくんでしまった

明日はどこへ行こう

明日はどこへ行ったらいいんだろう

ネオンに聞いたところで

答 ....
                    132時 @ハト通信

とてもねむかったので
ぐっすりねむった
おなかがすいたので
おなかいっぱいたべた
なにか
しなければいけないことがあっ ....
夜更けの不毛な会話ごしに
雨は小さな神樣をつれてくる
曇ったこころの真ん中に噛み付いては
別になにをするわけでなく
ともだちって
位置だね

自転車を押しながら橋の向こう
電車に乗るき ....
中学生の頃、僕は「不良グループ」と呼ばれる集団の中にいた。
でも学校ではまったく逆で、成績もまぁまぁ良かったし、友達や先生から「何であんなやつらと一緒にいるんだ?」って、「抜け出せないなら助けるよ」 ....
どうにもこうにも
犬の糞をふんずけてしまった時みたいに
マヌケだ
きれいにかしこまった感じで
「どうでもいいよ」と
受話器からのご返事
ああ
がぶがぶとポカリでも飲んで
その後ティラミ ....
この冬 もっと寒くなればいい

私は心をにぎりしめて

せいいっぱい凝縮して

限界まで純度を高めたら

その想いを 一粒の

深く 深く輝く 言葉にして

あなたに届けられた ....
今まで積み上げてきたすべて
足したり引いたりの繰り返しの中で
今になって足りないことに気づく

知らぬ間に見うしなってしまった
何か大切なものを
打ち寄せてくる波がさらってゆく

ゴミ ....
  

   晴れた日の夜空に輝く星は
   あれは人魚の涙ではありません

   晴れた日の夜空に輝く星は
   あれは夜鷹ではありません

   あれはぼくの右ポケットからこぼれ落 ....
 
  ★ 落ちてくるラメ入りの空
  高架線の駅からは
  遠くが見える
  夕方のラッシュ時の
  高校生のおしゃべり
  同じ空に目をくれるものはいない
  みんな街に帰 ....
プリーズ Mr.ポストメン
運んでよ
春風みたいに
やさしいニュース

遠い北の牧場で
牛の奇病を看破した
若い獣医が命を絶った
彼女を
殺したのは 誰?

自分よりか弱きものが ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか

いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
あぁ こんなに晴れた日には
眩しい朝日を受けて微笑みたい

幾多の光の線をたばねて
心を包むかごを編みたい

朝には朝の
そんな笑顔でいられるように


あぁ こんなキレイな星の日 ....
※過激な表現と受け取れるものが含まれています。気分を悪くすることもあるのであらかじめご承知ください。



死ねないから 死なないのか
死ねないから 生きるのか

流れる紅い血を眺めれ ....
いやぁ^^; 微妙な反響だったのでね数で勝負!(勝負?)

「病院体験談 その2」

今回は「胃カメラ体験談」です。
きれいな内容ではないので 食前食後はおひかえください。

最近は胃カ ....
愛はよくわからないけれど
好きでいるのは
簡単


星を見上げるのが好きです
それと同じで
あなたが 

好き

星が降るわけでも
あなたに
届くわけでもないけれど

 ....
どれだけ曲がりくねった道を
振り返っても 見通せないような

けれど
今に続いていることは確かで

そこで出会った人たちは

僕がこの道を歩いてきたから
出会えたんだね

いつの ....
飛び出した街で
晴れない空が
灰色の夢に朝を待っている
電信柱の下の窓辺では
気象予報士が雨だというので
ブラウン管は沈黙したまま
喋らない

ここでは僕等の関係が希薄だというので
 ....
低い音 鳴ル
スピーカーから聴こえる 声

低い音 鳴ル
昨日とはマタ違う 声

今日が昨日ではなくて良かった
声は確かに{ルビ二重=ふたえ}に重なる
群青と橙々と紫
その中の白にな ....
ばあちゃんは髪結いになりたかったのだと聞いた

襟足を剃ってもらった
花嫁になるでもない子どもの頃に

髪結いの修行のために東京へ向う前の日
じいちゃんと結婚することが決まった

ばあ ....
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている

だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん

つめたくなった
たましいでさえ
 ....
大粒の涙が
ちんまりと正座して
嗚咽をこらえ
ぽろぽろぽろぽろ
反省している

それを見ていると
ついつい
ついつい
よかよ
もう、よかよ と
ぼろぼろになって
頭をなででしま ....
日付の裏側で微笑んだり

「おはよう」に
「おやすみなさい」と
噛み合わない会話でも

それはそれでいい

はるばる空はどこまでも
はるばる海はかなたまで

途切れることなく流れ ....
朝、起きたら大きな穴が体に空いていた
ぽっかり空いた穴
心臓骨肺…これって脂肪てやつかな?
でも母に聞くと何言ってるのよって頭叩かれた
どうやら私しか見えないらしい 外に出ても平然とみんな ....
好き

その言葉がストンと
胸に入ってきた
呼吸をするみたいに
自然にあなたを好きに
なりました

気が付いたら目で探してて
この階段を下りたらまた会えないかなって考えて…ドキドキし ....
   昼下がりの午後
   うとうとしながら私は
   かがみのなかの真っ白な牛の夢をみていた
   牛は顔をこちらに向けて立っていた
   弟の絵にそっくりだった 聖なる牛だった ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
掃除機- 湾鶴自由詩404-12-7
白衣の人- ベンジャ ...散文(批評 ...6*04-12-7
風だった- たもつ自由詩1804-12-6
きょう- 霜天自由詩804-12-6
「さてと」- もこもこ ...自由詩4*04-12-5
☆179_マイゴ- 貴水 水 ...自由詩5*04-12-5
まあいいや- アンテ未詩・独白504-12-5
ともだち- 船田 仰自由詩304-12-5
「バイクと少年」- ベンジャ ...散文(批評 ...7*04-12-5
鼻でわらえ- ミネ自由詩9*04-12-4
深まりゆく季節- ベンジャ ...自由詩3*04-12-4
九十九里浜- ベンジャ ...自由詩2*04-12-4
流れ星- 天野茂典自由詩104-12-3
人はみな歌をもっている- 天野茂典未詩・独白704-12-3
プリーズ_Mr.ポストメン- umineko自由詩6*04-12-3
レム睡眠- チアーヌ自由詩1604-12-3
朝には朝の_夜には夜の- ベンジャ ...自由詩3*04-12-3
生きよ- ベンジャ ...自由詩4*04-12-3
病院体験談_その2〜4_(大盤振る舞い!)- ベンジャ ...散文(批評 ...3*04-12-2
冥王星を飛び越して- umineko自由詩404-12-2
出会い- ベンジャ ...自由詩4*04-12-2
ジオラマ- 霜天自由詩504-12-2
i_will_be…- HEDWIG自由詩3*04-12-2
ばあちゃんは髪結いになりたかった- 蒼木りん未詩・独白6*04-12-1
たましい- 玉兎自由詩604-12-1
正座する涙に- 草野大悟自由詩7*04-12-1
つながっている- ベンジャ ...自由詩3*04-12-1
- 散文(批評 ...104-12-1
好き- 未詩・独白204-12-1
遥かなり神々の座*- 天野茂典自由詩304-12-1

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