腕から生える腕
腕から生え他の腕に潜る腕
すべて腕
てのひらの無い腕
てのひらだらけの腕
今日の天気は腕ときどき腕
ところによりにわか腕
という天気図を指し示す腕
腕そば一丁、腕大 ....
悪気などないのだから
だから尚更
優しいあなたは嘘つきになる

誰をも騙せなくて
自分を騙すことではじめて嘘つきになる


それがたとえ取り繕いの仮面であっても
優しいあなたは
 ....
友が きえた
きえちゃった…

違う形で友は来た

魂を感じることができた
きえても こうして逢える
なんでだょぉ   って思うけど

友の  エネルギー  パワー  きえるわけない ....
男のズボンの右ポケットは
いつの間にか上着の胸ポケットに繋がっていた
えいっ、と腕を突っ込めば
指先が胸ポケットからにょきりと出る
それが生きていくうえで何の役に立つというのか
試し ....
来月、はたちになります。
こうやって詩や日記を通して自分の生活をつづっているとなんだか20歳の誕生日がおおきな節目に思えてならないのです。十代という人生において大きな10年間を終えようとしている今、 ....
馬鹿みたいに場違いな歌を唄います
だけど 心ウラハラ 想います
君と歌った フレーズを

「あの日響かせた口笛を今も覚えていますか?」

いつもの場所は
今日も痛い位 輝いています
あ ....
背中あわせに立って あるきはじめた 
ふりむきざまに 撃ちあうこともなく
ふたたびは相まみえるはずのなかった
もうひとりの わたしとの
決闘が 用意されている
時を刻むより他に
自分にはすべきことがあるんじゃないか
時計は思った
けれど何をしようにも
手も足も出るわけがない
ただ柱にぶらさがって
そこはそれ時計の悲しい性なのだろう
正確 ....
錐揉みしながら
落ちてきた
とおいふる里のことも
すっかり忘れて
妖精が
家庭菜園造りに
精出す日曜日


ゴーヤは
伸びきった蔓を
なんとか
風に巻き付かせようと
精一杯の ....
やわらかい めせんで
てを にぎる まどろみ
くうかんが ゆるんで
ほどけてゆく

カーテンからの こもれびも
なだらかに ながれる じかんも
このてに おさまる ぬくもりと
 ....
ねぇ、アリス
貴女が居なくなっても
この世界は続くと思っているでしょう

ここは 
たまたま落ちた夢の国

だから
たまたまなんて
二度と起きたりしないのよ


ねぇ、アリ ....
かけおりた坂道のおわりには
ボーダー柄の、夏が
波のような顔をして
手をふっていた


それから、 と言ったあとの
あのひとの声が
ノイズにのまれて、ちらちらと
散ってしまったので
 ....
こんにちは
おはようございます
こんばんは


みしらぬひとが
あたりまえのように
あいさつをかわす

みしらぬかぜが
みしらぬひかりが
あたりまえのように
あいさつをかわす
 ....
「私のひと押し詩人」というテーマでの依頼。
ひと押しというか、好きな詩人は、

1.有名で今さら紹介する必要もない人
2.ひっそりと書いていて紹介なんかされたくない人

だいたいこ ....
1988年の秋に、私はそれまでの詩のかき方を精算すべく、個人詩誌「風羅坊」を創刊しました。コンセプトは、短く、平明で、身辺的であること。そこにはそれ以前に親しんできた現代詩的な構文への反発がありました .... 3歳の{ルビ姪=めい}が
遠視矯正めがねを初めてかけて
鏡に映る見慣れない顔とにらめっこ

「似合うよ」

後ろから見守るママが言うと
にっ と{ルビ微笑=ほほえ}む君の目は
人よりも ....
夏休み
街から人はいなくなった
窓という窓
木陰という木陰
ベンチというベンチ
そのいたるところから
少しの匂いと
体温を残して

静寂、というには
まだわずかばかりの音 ....
寒冷に順応できず
やがて
命を奪われかけて
それゆえ
灼熱


灰と 火柱と 黒煙と


好き好んで
化身となったわけでは無いのに

ただ
寒さに耐えられず
ただ
冷た ....
腐るまえに
食べます さかさにして 
付け根のあたりを
ひらいて
吸って
久しぶりに実家に戻ると
父はまた少し小さくなっていた

質量保存の法則というものを
信じるのであれば
生真面目に生きることを止めようとしない父は
きっと
何処かで
何かを
与 ....
私が、よく考えることの1つに、作者と詩と読者の関係というのがあります。
関係っていうと、大げさかな・・・。お互いが、お互いをどう思っているか、というの。
それが違えば温度も違うということで・・・。 ....
まっすぐ、ね
すすもうとしてるんだけど
うしろをみれば
くねくねと
ついている
あしあと

つまさき だちして
あなたとすれちがった
あたりをながめてみる
あら?ころんだあと
か ....
ある時世界は小さく頷いて
私の肩に優しさを呼ぶ

私は水の中でユメを見ていた頃のように
水の外で地べたに頬を添わせていた時のように
優しさの幽かな震えに私を預ける

しかし気が付けばいつ ....
私は今まで通り過ぎて来た
広大な荒地の上に黒い血を吐いた
無数の遺体の傍らを

倒れかけた木造の家の
ベランダに干されたシャツが
突風に身をよじらせ
空に飛んでいく様を見ては
鈍い心 ....
夢って何なんだろうと思うときもあったんです。
掴んでしまうとあっけなくて、掴めないともどかしくて・・・

今の自分を誰が想像出来たんだろう?僕には多分無理だったと思います。
だって、幼いこ ....
夜、歩道橋の上。
缶コーヒーで、煙草を4本吸う。
そんな処では詩が生まれない。知っている。
実際に、詩は生まれなかった。いい場所だ。
夜は、昼間よりも、詩が溢れている気がする。
例えば、近所 ....
田圃に水が張られ
田植えもほとんど終わった。

これまでの鉄筋巣箱を捨て
庭付き一戸建て官舎に住んでいる。
職場まで車で5分
渋滞など無縁である。

田圃の上を
オハグロトンボがひよ ....
さよならの「さ」は
さよならの「さ」

さよならの「よ」は
さよならの「よ」

さよならの「な」は
さよならの「な」

さよならの「ら」は
らっぱの「ら」

突撃らっぱ ....
また夜がきた そうして風がしみる
ぼくの肩も胸も もろく こころは
出血を くりかえしているが
かまわずに よりかかってくれ
きみひとりなら まだ支えられる
若い友人のところで「公募ガイド」という月刊誌を見せてもらった。じつは昔、創刊号を本屋で立ち読みしたことがあるが、その当時にくらべると、はるかに大判で、しかも厚くなっていた。これ一冊で懸賞生活が営めるぞ ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すべて腕- たもつ自由詩1905-7-14
優しきあなたへ罪状を- 千波 一 ...自由詩20*05-7-13
友ょ- piyococco自由詩6*05-7-11
七人の男(ハトを捕まえる男)- たもつ自由詩1205-7-9
はたちになるまえに- 散文(批評 ...305-7-9
リプレイ- HEDWIG自由詩2*05-7-8
そろもん(試練の話)- みつべえ自由詩605-7-6
時計- たもつ自由詩3205-7-4
妖精とゴーヤ- 草野大悟自由詩4*05-7-4
かけはし- 玉兎自由詩2*05-7-4
不思議の国のアリス- 千波 一 ...自由詩16*05-7-3
空の底- 望月 ゆ ...自由詩49*05-7-3
- 草野大悟自由詩8*05-7-2
良い詩人は、、、- いとう散文(批評 ...23*05-7-1
●そろもん第一の栞- みつべえ散文(批評 ...2305-6-30
旅先の夜の灯火- 服部 剛自由詩6*05-6-29
夏休み- たもつ自由詩1805-6-29
サラマンドラ- 千波 一 ...自由詩11*05-6-28
そろもん(据膳の話)- みつべえ自由詩205-6-28
法則- たもつ自由詩1305-6-26
作者と詩と読者の関係について(ネットの詩の温度差)- ふるる未詩・独白8*05-6-24
まっすぐなきせき_- 玉兎自由詩7*05-6-22
頷き- 松本 涼自由詩10*05-6-20
時の無い都市- 服部 剛自由詩7*05-6-20
夢・心・今- もこもこ ...未詩・独白2*05-6-19
破壊的衝動による狂乱の独白- 虹村 凌未詩・独白7*05-6-19
田舎- 草野大悟自由詩8*05-6-18
さよなら- たもつ自由詩1405-6-17
そろもん(抱擁の話)- みつべえ自由詩405-6-17
三匹が斬る〆_現代詩フォーラムランダム道中千人斬りの巻__其 ...- 肉球マニ ...散文(批評 ...305-6-17

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