まちがえることを
素直におそれた日々は
だれかのきれいな蝶々結びに
たやすく揺られる花だった

あの草原で
かぜを追いかけてゆくことに
不思議はどれほど
あっただろう


 ....
ゆらゆらり

揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ

ゆらゆらり

揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
 ....
まず初めに、このサイトの管理人さん、いつも互いに励ましあって
詩作をしている方々に感謝いたします。

今日でこのサイトに登録してから1年になる。
365日前は詩というものは何一つとして書くこと ....
{引用=




  うすむらさきの 人々が 自転速度で 水平線から
  粉末になって 夜になる 太陽が 空にのぼるから
              きみは 太陽を掴まえる
  緋色の ....
記憶の糸は ここから近い


青葉とともに樹齢に添えば 
風の渡りがよくみえる

耳を 
やさしく奏でるように
静かなことばは 
紡がれて


  会えるひと 会えぬひと もし ....
東京に来て八ヵ月が終わろうとしてる。
その実感が少しづつ沸いてきて、博多に帰る。
未来は確実に迫っている。
東京を総括する。なんて大げさなモンじゃあないが、いつも、九州代表の気分だったから、東京 ....
机は待ってます
春が来るのを
また芽吹く日を
小さな子が
自分の身体に触れるくすぐったさが
その感覚に似ていて
どこかに枝を伸ばしたくなる
少し離れたところで
真新しいランドセルが
 ....
コンビニのレジの後ろに 
「 迷子です 」 
と貼り紙のついた 
こどもの靴が置かれてた 

つまさきをそろえた 
寂しげな迷子の靴 
なぜかぼくの足にぴったりに思え 
後ろ髪を引かれ ....
お前がいまいちばん食べたいものは?

ハーゲンダッツのチョコバー。

なんで?

とりあえずいいお天気だし、
とりあえずおなか空いてないし。
ぱりっとかじりつきたい。
ああ、
ハー ....
その竹薮の中は時が止まっていた
動いているものは風と
竹の軋む音だけ
空を見上げれば
青空の中を積雲が静かに流れる
心の中では
懐かしいオルゴールのメロディーが
小さく流れている
理に ....
東京、
その日もひとりで
幡ヶ谷の太陽と
馬鹿みたいに重い、
心細さを背負って
唇を噛んでた


夏の
だれるような湿度と
車の排気ガスと
肌に纏わりつく
人間、の ....
もし時間に連続性がなかったら
明日の朝は十年後の夜だったり
三日後の晩御飯を昨日思い出したり
そりゃあもうSFだかなんだか
おちおち詩も書いてられないから
やっぱり今日の次は明日 ....
その丘は 
いつも 風が吹いているので
僕は 立つことの意味を 考える

その丘からは 
遠くの川の流れや 大きな樹が作る木陰
彼方の波立つ海が 見えるので
僕は 立ち続けることの意味を ....
蟻の行列を見ていたら
一頭だけ、力尽きたのか 
止まったその時 
君の笑い声が聞こえてきた

そこは遠い世界なのかい
と問いかけると
再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった

 ....
道の中を働く
小さな運送屋は
テロリストにはならない
いくら罪を掘っても
累積された女王の愛で



見慣れない空から
チラリズム
手紙が届く
忙しい時間帯に
類型の物語は ....
少年は必死になって
学校から出された計算練習を
こなしていた
その数に何の意味があるのか
少年にとって関係のないことだった
この宿題を終わらせて
遊びに行くことの方が大切だった
仲間とと ....
目を閉じると
ざわざわとした瞼の光がある
生き死にとは関わりのない所で
夜に終わっている

大変な引力で
言葉が土に還っていく
無音とはそういったもので
雪でも降ったりするんだろうか
 ....
魚は
夜に鳴く
なくした
ラッパを思って

+

砂糖瓶を
よく洗って石段に
並べていくと橋を渡る
来客があった

+

探し物の
予定のない日
菜の花畑で一人
ラジ ....
たまには立ち止まって
振り返ってみようかな
たいした事はない人生だったけど
心なしか誇らしい気持ちになるんだ

道なんてほどじゃないね
轍だらけだし
ただ通れないほど
荒れ果てても ....
雨が降っていた
陸地のいたるところに
がんもどきと
豆腐は今日も
売られていた

+

暑い日が続き
両親は
学校へと行った
届けたかったのだ
うちわをあなたに

+

 ....
夕暮れ 
いつもの通学路で少年は 
独り咲いている 
紅い花をみつけた 

家に帰り 
父と別れた母に話すと 
「 毎日水をおやりなさい 」 
と言うので、次の日から 
少年はいつも ....
俺は君の喉奥に居て
いつかの歌を聴いている

いや、ラ
ヴぃ
飲み込んでいる

俺はかつて
空に下りる全ての命は爆弾だ、
と言いかけてやめた
君に会えて嬉しい
四季が蠢いて
 ....
嵐のあと 
歩道に{ルビ棄=す}てられた 
ぼろぼろなビニール傘 

雲間から射す日射しに 
一本だけ折れなかった 
細い背骨が光る 

あのような 
ひとすじの {ルビ芯=しん}  ....
ふと気がつけば
後ろ手の冬

雪の匂いも薄らいで
それとは知らず
陽をまとい

季節は
追い越せないものだとばかり
待ち続けてきたけれど
いつの間にやら
景色は流れて

 ....
ぼくは今
2つの分かれ道の前に立っている

1つは空へ
1つは海へ

青い空に浮かぶ白い雲を眺めるのは
晴れ晴れしい
鳥の鳴く声は1つの楽器だろう

青い海に流れる白い波を目で追う ....
本当は逃げてるンだ
君の優しさに甘えながら
一定の距離をおいてしか
心を許すことをしない

ごめんね
今の私には
余裕なんかないから
君の期待に
応えられないンだ
うまくいえない気持ちに
怯えてる
関係のないオトばかり
溢れてる この街で

つながれたままの
コトバたちと
冷たくなったままの
この指先と

この心に うたを灯そう
君にも届け ....
ふかい夜のそこで
ひざをかかえていても
かならず夜明けはくる
地球が回っているかぎり…

かなしみのそこで
かなしみがつづいていくのは
じつは
あなたがあなたじしんで
かなしみを追い ....
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
今の僕は都会の中の反乱者
一等地のファーストフードの中にいながらも
頭の中は花鳥風月
小さな机にトレイを端に寄せて
わずかな手元で大きな世界
食べ終わったハンバーガーの包み紙を見ながら
青 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蝶々結び- 千波 一 ...自由詩41+*07-3-22
窓辺の花束- もこもこ ...自由詩12*07-3-21
現代詩フォーラム登録1年を振り返って- ぽえむ君未詩・独白30*07-3-20
usumurasaki- はらだま ...自由詩24*07-3-20
つらなり短冊- 千波 一 ...自由詩15*07-3-20
東京_八ヵ月- soft_machine散文(批評 ...21*07-3-18
童話(芽吹き)- たもつ自由詩11*07-3-18
「_迷子の靴_」_- 服部 剛自由詩13*07-3-18
ハーゲンダッツのチョコバー- ふぁんバ ...自由詩5*07-3-18
平和な一日- ぽえむ君自由詩9*07-3-17
三十二行- はらだま ...自由詩30*07-3-16
めくるめく日常- 優飛自由詩10*07-3-16
とったん- 月音未詩・独白707-3-14
青白い街灯の下- AB(な ...自由詩1107-3-14
みちている- 石田 圭 ...自由詩22*07-3-13
計算- ぽえむ君自由詩10*07-3-13
その街/知られざる- 石田 圭 ...自由詩4207-3-12
さよなら- たもつ自由詩29*07-3-12
- 優飛自由詩3*07-3-11
ありがとう- たもつ自由詩17*07-3-9
「_青い如雨露_」_〜薔薇と少年〜_- 服部 剛自由詩14*07-3-8
飛行兵- 石田 圭 ...自由詩2507-3-8
「_壊れた傘_」_- 服部 剛自由詩13*07-3-6
春風を凌ぐ君- 千波 一 ...自由詩27*07-3-6
ぽえむ君の旅−空と海−- ぽえむ君自由詩4*07-3-5
ごめんね- 春日野佐 ...自由詩10*07-3-5
心にうたの灯火を- 春日野佐 ...自由詩7*07-3-5
夜明けを待ちながら- ふぁんバ ...自由詩9*07-3-5
マントル- 石田 圭 ...自由詩3007-3-5
ファーストフードポエム- ぽえむ君未詩・独白5*07-3-4

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