だいぶ ちかくに きたね
きみが よわさを ぽろりと こぼす
てをつなぐより こころを つなぎたい
みえないことを わかるのは むずかしいから
わたしの こころの うつわに ころんって
 ....
  アンデルセンに『即興詩人』という書
  があるがいまだぼくは読んでいない
  JAZZも津軽三味線もアドリブに
  いのちがかかっている
  インプロビゼーションだ
  ぼくの詩もすべて ....
ロードヒーティングの海に
島は浮かんでいました

島には白い人々が小さく住み
春になると島ごと音もなく
海に飲み込まれていくのでした
重たい言葉を呟きながら
折った鶴はくずれた格好でいました
尾なのか頭なのかわからない二本のツノは
怒っていました

指がふるえて
上手に折れないのですから仕方ありません
せめて寂しくない ....
ひょうめんには
あらわれない
ぽっかりした
たましいの かたち

なみだが
でるわけでもなく

ただ かぜが ふき

ただ おとに ならない
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
みぎにねがえりをうったら
ゆめが
ころがってきた

ひだりにねがえりをうったら
ゆめがまた
ころがってきた

ころがりでたゆめは
うずをまき
すぱいらるの
かなしみに
なみだし ....
   土曜日
   もったいないが一日ぼくは寝ていた
   泥鰌のような疲れが溜まっているからだ
   谷川俊太郎さんはぼくより一回りも上なのに
   『まだこれから』という詩を書いている
 ....
大好きな人がいて
大切な人がいる
その人に
他の誰かよりも
ほんの少しだけ
大切に思われたくて
頑張ってきた自分がいる

その人が好きそうなモノ
その人が好きそうな装い
その人が好 ....
さみしさはあなたに伝えない
寄りかかるためのことば
ことば?

誰か私の手をとって

さみしさはあなたに伝えない
あなたを追い込んだのはきっと私だ
あなたはひりひりと私を捨てる
私は ....
 
  金曜日がおわった

  一週間が長い

  精神病を患ったからか
  
  初老の痛みか

  『詩は青春の文学である』

  と関根弘はいったが

  詩はだから宇 ....
流れた

   ふ   う    け        い

目の端に
    ひ
     っ
      か
        か
         った


まま
ぎりぎりいっぱいに

歩いている

やたらと広いはずなのに

歩けるところは

ほんの いくとおりか

ふみはずすと

死ぬか 崩れ去るか

それでも

けっこう ほい ....
  ボクニハカエルイエガアル

  イエノナイヒトモオオイ

  チキュウガイビツナヨウニ

  ヒトモイビツダ

  イヨイヨタイカン

  キタカゼガナミダニナル

  ....
小指を口にひっかけて
人差し指で垂れ目をつくる

ほら、こんなにおかしい

薬指で鼻を上に向け
やり場のない親指と中指

ほら、やっぱりおかしい

お前、ちっとも笑わないね
そう ....
遠くに咲く
    桜の写真
浮かべて 流れて
 さらに さらに 霞みゆく
Gが高めの空気
    追いかけていきそうになる沈黙へ

花びらが散る

クリスマス、雪に見立てた紙吹雪。 ....
とびっきりのえがおが
かけてくる
じかんのながれをぬけて
まほうのように

こがらしのふくみちに
ひかりがあふれ
かれはたちも
かけてくる

かくれていた
あのころや
たちすく ....
夜の空気は光を磨くので
光も鳴るように笑います
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ

恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ

国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
あなたと手をつないで
私が少し流れていきました

今までは1だったのに
あなたに少し流れて不安定になりました

つながって
感情が流れていきます

あなたの中に私を見るわけです

 ....
   低い山の木々にかかって
   泣けてくるような夕焼けが
   剥がれかけた舞踏家の白粉になっている
   ムンクだ 叫びだ
   魂が肉体をかるのか
   肉 ....
ドアをあけると白い石の上にいっぴきの犬がいて
遠くから母さんの声がする
いもうとが残したつめたいご飯を食べながら
ぶらさがっている電球に声をかける
ここが世界のまん中だ
ここが世界のまん中だ ....
始発駅が真っ直ぐになっている
僕らはここから始まって
ここで終わる
発車のベルがいつまでも鳴らないので
自分で押しに行くと、扉は閉まって
置き去りになる
少し笑いで僕は歩き出す


 ....
ことばの夢の季節のような図鑑のなかで
あしたの少女たちが眠っています。
かすかなひびきがきこえます。
青い虫の名前のようにそっとゆれてることにしましょう。
  ことばの枯れた井戸を掘ってみる

  夜空のように星星が輝いていた


  ぼくは夢を見たのではない

  ことばの星は無数にあるのだ

  掘削機はいらない

 ....
  夕暮れの図書館で
  あなたは時間を忘れて頬杖をついていましたね
  わたしは夕焼けに見惚れるふりをして
  ずっとあなたを待っていたのですよ
  あなたがわたしを思い出すまで
   ....
  にぎやかな街のなかには
  派手な歯科医がたくさんあり
  誰もが知ってる眼科医がいる
  ひよこも街の住人である
 
  にぎやかな街のなかには
  派手な産科医がたくさんあり
  ....
言葉には1つ1つ魂がある。
誰もがカンタンに思っている言葉には、
人をキズつけることも、喜ばせることも、
哀しませることも、殺すこともできてしまう。
「死ね。」の一言に、大きなキズが心にできる ....
気付きもしなかった。



こんなにも空が変わらずに流れていたこと
雲は世界をみまもっていたこと
時が流れても、なにひとつ変わっていなかったこと
永遠を信じられるくらいのうつ ....
午前一時
俺のあのころが
反転する

ベレー帽かぶった美知子が
学生集会からとび出し
目の前に現れる

上気した頬に そばかすをちらし
瞳をキラキラ輝かせて
俺にささやきかける
 ....
ひよりさんのおすすめリスト(3012)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
みえないもの- 玉兎自由詩205-1-24
ぼくの詩はこうして書かれてゆくのだろう- 天野茂典未詩・独白205-1-23
黒海に浮かぶ白島- ふく携帯写真+ ...3*05-1-23
折り紙- ベンジャ ...自由詩9*05-1-23
たましい_の_かたち- 玉兎自由詩405-1-23
「先生_お弁当わすれました。」- 蒼木りん未詩・独白7*05-1-23
ゆめ- 草野大悟自由詩605-1-22
まだこれから- 天野茂典未詩・独白305-1-22
I_want_to_be_only_one,_not_to_ ...- Lily of the ...自由詩3*05-1-22
Daisy- umineko自由詩4*05-1-22
じぶんのポケットにしまうことにした- 天野茂典未詩・独白505-1-21
列車- ふるる自由詩7*05-1-20
歩く- こむ自由詩105-1-20
ゼオイド- 天野茂典未詩・独白105-1-20
にらめっこ- ベンジャ ...自由詩4*05-1-20
- 湾鶴自由詩705-1-20
えがお- 草野大悟自由詩105-1-19
冬の空気光る空気- ふく携帯写真+ ...11*05-1-19
賢者は多くを語らないと想像していたい- 煙と工場自由詩1305-1-19
流れる- ふく自由詩4*05-1-19
夜を変えた電気のように- 天野茂典未詩・独白205-1-18
世界のまん中- 長谷伸太未詩・独白305-1-18
レイルロード- 霜天自由詩705-1-18
予感- 青色銀河 ...自由詩605-1-16
プラネタリウム- 天野茂典未詩・独白505-1-15
夕暮れの頃- 嘉野千尋自由詩12*05-1-15
絵本- 天野茂典未詩・独白605-1-15
言葉- 天使自由詩305-1-15
夏の終わり- なるせ自由詩305-1-15
あのころ- 草野大悟自由詩405-1-15

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