いちど曲げたところを
直線に戻そうとすると
ほかのところが曲がる
針金のように
どうでもイイと
なげステルより
ナントカしようと
がんばるほうが
おれたちラシイ
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている
たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....
男は椅子に座っている
頭の上には青空が広がっている
けれど屋根に支えられて
男は空に押しつぶされることはない
屋根は壁に支えられ、壁は男の
視線によって支えられている
目を瞑る、それ ....
山のうえに
太陽がにじんでいた
アメーバのように
ちぎれそうに
ひかりがゆがんでいる
いのちは削るものなのですか
あなたは答えないかわりに
ぼくにそれを見 ....
ごらん
今日は特にそう
湿った空気のせいで
星がまたたいているよ
ずっと見つめていたら
涙が出てきそうなほどなんだ
とぼとぼと歩きながら
ずっと手をつないでいた
良く見 ....
グランドの脇に
今日
ひまわりを植えました。
球児ばかりを
尊いかのように
騒ぎ立てるメディアは
嫌いなのですが
どうしてでしょう
あなた方を見ていると
なんだか泣 ....
や、
そうだ
@
そこには
michi
光da
@@@@@
michi
ポータブルトイレ
@
純粋
@@@@
michi
ねじ曲げられ
閉ざされ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと
あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
ぼくらだけに降りかかってきた
ぼくらの出来事は
だれにもその正体が分らず
だれも振り払うこともせず
いまはただ
キリンのように
背伸びした首だけが
ぼくらの味方となった
強い風が
いろんなガラクタを
吹き飛ばして残ったのは
からっぽの青空
どこまでも視線を
深く高く運んで行けそうな
純粋な空色をたたえた
からっぽの空
からっぽの空から
吹き下 ....
「就職おめでとう」
そう言われて渡された
腕時計です
黒い皮バンドの
文字盤だけの
シンプルがベストでしょう
それからいつも
相棒の腕で
一緒に働いていました
....
独り暮らしの古家から
週に一度
玄関から門前に出て
杖を手にワゴン車を待つ
「おはようございます」
ドアが開いて下りてくる
孫のような青年の
腕につかまりながら
車 ....
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい
匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない
なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ....
白いチョークで
ポケットいっぱいの
言葉をおぼえた
おさない遊び
二本の線を引きながら
公園をよこぎって
道路をまたぐ
景色がだんだん小さくなる
電車のように
かたこ ....
痛みを抱えた
あいつが泣いた
優しさ抱えた
あいつが狂った
ドライブする、夕暮れ
タニマチたちの、宴か
痛みを抱えた
あいつが泣いた
優しさ抱えた
あいつが狂った
そのちいさな身体には大きすぎる
僕のYシャツを着ている君
窓に浮かぶ思い出は
あの日ならんで歩いた砂浜
せまってくる白線をとびこえて
水しぶきをあげてはしゃいでいた
いま
....
赤い空に埋め尽くされた僕の街を
一羽の鳥が見おろして
どこまでも どこまでも 飛んで行かない
落下した鳥たちを
踏みしめて歩くその頭上で
擦り切れたフィルムをなぞるように
その光景は繰 ....
見てくれてありがとう
仲間とお辞儀をしています
ここは神社なのです
あなたは
何をお祈りにきたのでしょうか
去年
あなたが来てくれたのは
覚えています
私達と
同じ色 ....
薄いピンクの花びらが
はらはらと散るように
あなたの
夢も散るのでしょうか
忙しい彼
なかなか会えないのですね
庭に咲く私を見る
あなたはとても寂しそう
いつか
....
鼓動のように雨戸は共鳴し
残余するものはもう何も無い
火傷の痕は指に育まれ
心の貧しいものだけが
人になることができる
その線をこえてはいけない
黄土色の骨に包まれた肉体
もはやそ ....
窓越しに揺れる景色が
ゆっくり刻まれてゆく
雲の流れは気ままです
鳥はすらりと通り過ぎ
風が隠れて笑ってます
動かないのは僕だけで
世の中はぐるぐる回り
まるで孤独のよう ....
迷いや憂いが
くもらぬように
目から
胸から
耳の奥から
にごりに満ちて
澄み渡れ、
春
愛するべきと
かなしむべきと
つつしむべきと叫ぶべきとに
....
星と星をつなぐと
いきものになった
言葉と言葉をつなぐと
ひとになれる
指と指をつなぐと
こいびとになれたかもしれない
夜になると
貝を洗うような音がする
わたしの星が ....
散歩をした
車椅子に君を乗せて
君は
新しい家を見に行く約束を
楽しみに待っていたけど
疲れ切った君を
ぼくは
新しい家まで
連れては行けなかった
散歩をした
....
私は
もうすぐ散っていきますが
公園で
真っ赤に真っ赤に咲いています
愛おしそうに
私を見つめ
携帯電話で写真を撮ってくれている
若いカップル
その
はじけそうな笑顔を忘 ....
朝日が
私を目覚めへと
追い出していく
小さな時のこびとたち
素早く 同じテンポで
かけめぐる
私の目の前へと
そして過去へと消えていく
星の記憶
月の夢
太陽のアルバ ....
がんばることに
つかれたときでも
そらを
みあげてみれば
そこに
かぜはふいているから
こころ とばせ
なみだをふいて
こころ むすべ
あ ....
最後の /色
残されたままに/
/ひとつの ....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある
ときにあばれて
ときに乱して
かろやかだったり
微かであったり
あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
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