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驚くべきことに土佐日記はおとこがおんなになっておとこのことばを使うしか日常の文学が書けなかったという困難を表している。日本語を使うときそんな歴史があったことを考えるといろんなことがみえてきそうだ。おと ....
ことばは
しずかに
すべりおちていく
せなか
まるく
じてんしゃを
あめのなか
こいでいく
だいぶたいりょくがついてきた
さかをのぼる
としょかんへいくんだ
しはまいにち ....
ぼやき。
ぼやき。
みんなで復唱しましょう。
なぜか?
要は、というか要することはできないがとりあえず
ぼやきを「批評」という言葉に置きかえると、批評の楽しさとつまらなさの判定は
かな ....
母方の父は
南方戦線の
密林にいたそうな
ぼくはまだ行ったことのない
亜細亜の
異国
木の香り
空気に含まれる水
そして
祖父の流した血のにおい
今はかんじられないこと ....
いっぴきの魚が 泳いでいる
水 の表面から 雫が
、 、 点と とんで
ぼくからみて
左の方へ
流れていくすじは
無限の
きらめき
へと
息絶えていく
ぼくの意志 ....
ひろびろとした
大学の教室の
誰もいない
こと
たしかめて
侵入した
空調は消されていた七月の
ブラインダーの降りた
その場所で
母の作った弁当を
箸の音
なるべく立てず ....