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願掛けかも知れない

じぶんという磁場や意志や真摯さを

試しているだけかも知れない

だからどうだと言うのだ


おれはきみの災厄を吹き飛ばせるか


ガ ....
悲しいような

苦しいような

いまが

幸福>絶望のいまが

永遠に?

どの道いこうがトラブルはある

永遠なんてどこにあるだろう


思い通りにならないことが
 ....
生老病死のなかで

いちばん

無自覚だったのは

こうなってみてはじめて

生だったのだと思う

扁桃腺の癌がリンパにとんでいた

ペット検査をしたのだが

それ以上いま ....
雲に

貝殻の内側みたいな光の

虹が

なんど見ても映っている

なぜ


初心を忘れてしまいそうになるくらいの

たくさんの金が毎月入ってきている

服や靴、食事やタ ....
円はそれを描き重ねていくと

ぎざぎざな多角形になる

円は点の集まりだからだそうだ


何度もそこ通ってた

曇り空

葬式の

垂れ幕みたいな桜木


円はそれを描 ....
蛍光灯より白い月ですね

話すことなんて

吐き出したら終っちゃう


蒸した青い夜

初恋は夏至まえ

三人で自転車

満月のかえり道


蛍光灯より白い月ですね
 ....
可哀想って、そんな

おもいはどこから来る

自意識を守りながら

相手の気持ちになってみる

普通、なんて

たんなる私たちを洗脳する漢字


お花はこちらを向いている
 ....
「雪ふってる」

きみがぼくの後ろ肩に額をあてた。


この部屋にふたりは久しぶりだった。

あのころたがいにたがいの仕事を理解できていなかった。

だからぼくはますます仕事に没頭し ....
山をのぼるたびあたりまえのことだが

生き物いがいも存在しているこの世界に

山が石で岩でできていることをおもう


日本でにばんめに高い山は北岳だ

連山にあるのに富士山より孤独な ....
朝日は夕日

生き物の気配のない夕日だ

でも夕日は

ちっとも朝日ではないのだ


影が長くのびるよ

ビルからひかりの後光さす

朝から立ち止まってるひと

誰も待っ ....
どんな素晴らしい力も

ただしいものにつながってそれを経て得た力でなければ

間違いなく汚れている

そんな力に触れてしまったひとはよく覚えておいてくれ


その汚れはあなたの富や名 ....
2トンてダメだな

まるでダメだ

まるっぽダメだ

40キロだったら

よかったのか

ピラミッドの石って

あれ何トンだ

たくさんひとも死んだだろう


声かけ ....
ふつうがなにかも分からない

善悪の区別もたぶん

ついてもいないし分かってもいない

なにが悲しみなのか

その結果のようなものをタオルで拭く

なにも元には戻らないし

関 ....
時は風のようなもの

俺には虚無の風が吹く

虚無とは無限の風のこと

希望が風のリレーをする

俺よ、俺たちよ

時は時を置き去りにしたりしない


前後ぐらいのことは変わ ....
俺の親父の誕生日を祝うために市場で食材を買う女は

そのちいさな宴を終えて

車から降ろされるまで大声で歌うことをやめなかった

白骨死体が見つかるまで俺を探しつづけるような女だ

俺 ....
ああ神よ

宇宙をつくりたまいし存在の番人よ

あなたの法律は

絶対ではないようです

簡単にやぶれるし

少々がんばればゆるしてもくれる

神よ、俺のいちばんの親友よ

 ....
ゆるすからゆるされるのだ

ゆるさないからゆるされないのだ

あたしをひきちぎる

あなたのひとみ

にんげんみたいなぬいぐるみ


悲しみのピアノ

短調の和音

ゆび ....
思い出のような未来にも

オルゴールから牧歌がきこえている

弱い女が泣いている

この女がどれだけ強くなったかを

死んだ俺がどうして知るだろう


恥など晒して女を和らげてい ....
神よ、シオンでは

あなたに讃歌が捧げられ、

エルサレムでは

いま誓いが果たされます。

主よ、聖霊よ、

わたしの祈りをお聞き届けください。


雲から月が顔をだす
 ....
勝手にやっとけとも言えない

風邪なら休まなきゃいけない

か弱きひとが罪を重ねる

それは理不尽?

それは普遍?

それともよくある不公平?

歩いていると落とし穴が

 ....
暗く苦く甘い感情動作のテトリス

積み上がる

泣いている

安い明かり

ただの偶然

物語のなかでいとしいひとが死ぬ


資本が資本を守り増やし

理不尽を産み落とす ....
あのころまだ

ふたりは人生一回目だったから

ぶこつだった

ぎこちなかった

ぼくはピンクいろの布団を

蹴とばしたし

あたしはあなたが寝るのに

電気を消さなかった ....
バスのなかも

入院棟の廊下でも

ベッドの加湿器の煙りにも

だれかのためなら何でもできる


胸を押さえる

青の洞窟で

浅い息を吐く


バスのなかも

入 ....
いまという過去の最前線が

いまという過去の最北端が

灰色の海原と見分けのつかない蒼空に

ぼくだけを取り残して姿をかえてゆく


時の墓標に手を合わせていよう

あの場にあの ....
時効成立

罪の車輪を拭っても

こびりついた汚れはとれず

車輪がまわるたび

あたりを不均一に汚していた

冗談じゃない


校庭に一輪のはだかの花束をおく

セピア ....
雨にうたれる子供たち

させない傘で帰り道

雨の日も雪の日も

傍観者よろしく

プラカードをみつめてる


この怒りもて

つつがなしや冥府回廊

迷宮の世

立 ....
冬の国道

裸の街路樹

そこから動けず

風にも雨にも負けないで

そこから動かず

葉を繁らせ枯らせ散らせ

冬の国道

裸の街路樹


完全なる受け入れの御姿! ....
水天宮前をあがって

ジャンクションのその先に

20万くらいのワンルームがあった

彼女が住んでいる

近くには成田まで55分のバスターミナル


明日の夢を見る

今では ....
ラジオ少年だった

FMではなくてAMの……

さんまさんに自宅の電話番号を教えてもらったことがある

二度かけてみたら二回とも

ねてるかエッチしてるかひとりエッチをしてるのでご用の ....
世の中、

人間からや自然から、

悪意や理不尽を、

感じてしまうような時、

わたしたちは普段を試されている

普段、世の中を、どう感じているか、試されている


日々、 ....
空丸さんのペペロさんおすすめリスト(66)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガムをやめる- ペペロ自由詩619-3-5
思い通りに- ペペロ自由詩419-2-27
生老病死- ペペロ自由詩5*19-2-26
虹と初心- ペペロ自由詩719-2-25
ぎざぎざの円- ペペロ自由詩419-2-16
初恋- ペペロ自由詩519-2-16
可哀想って、- ペペロ自由詩219-2-15
雪中歌- ペペロ自由詩519-2-11
孤独の山- ペペロ自由詩1019-2-10
朝日は夕日- ペペロ自由詩919-2-7
力と汚れ- ペペロ自由詩419-2-2
2トンて- ペペロ自由詩219-2-2
ふつう- ペペロ自由詩419-2-2
シグナル―風のリレー―- ペペロ自由詩219-1-28
シグナル―時計と写真―- ペペロ自由詩419-1-27
シグナル―願い―- ペペロ自由詩219-1-27
シグナル―ゆるし―- ペペロ自由詩1119-1-27
シグナル―思い出の牧歌―- ペペロ自由詩319-1-25
シグナル―月の手紙―- ペペロ自由詩519-1-20
シグナル―分水嶺―- ペペロ自由詩319-1-19
シグナル―物語殺人―- ペペロ自由詩319-1-16
シグナル―木洩れ日のなかで―- ペペロ自由詩919-1-16
シグナル―青の洞窟―- ペペロ自由詩119-1-15
シグナル―時の墓標―- ペペロ自由詩219-1-15
シグナル―罪の車輪―- ペペロ自由詩119-1-14
シグナル―迷宮の世―- ペペロ自由詩119-1-14
裸の街路樹- ペペロ自由詩119-1-12
箱崎ジャンクションバスターミナル- ペペロ自由詩118-12-24
ラジオ- ペペロ自由詩118-12-24
謝りたいと感じているか- ペペロ自由詩218-11-22

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