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息をトメルのは
簡単で
走るのに疲れたら
歩いても良いと
言ってくれた
どうせなら
簡単に終わらせることができる
この道の先を
ちょっとよそ見して
誰かと手をつないで ....
ゆっくり ゆっくり
一粒 一粒
体にあたる
硝子の向うをただ見て
また目をそらして
うずくまる
ああ 私の中の何かが壊れる
ああ また死んでしまったよ
片に砂が一粒 落ちた
青 青 あの色は何処まで続くのか
ふわ ふわと涌きあがるあの白のように
私もあの青の一部になりたい
風が好き
その自由な存在が
絶対に捕まれることのないあなたに憧れる
私は一生地べたに
捕まってしまったけどねちょっとこの入れ物に苛立つこともあるけど
おもいっきり走って
あなた ....
あなたが奏でる音は
悲しい音
気が付かなくてゴメン
気が付かなくてゴメン
土の下に眠るあなた
あなたはいつも
私の先を歩いていく
涙なんか流れない
言葉なんていらない
あなただけ ....
ガランとした教室
窓の外の木々が揺れた
頬を撫でる冷たい風
綿飴のような雲
ちらりとのぞく青の隙間
はらはら
風の動きにあわせて
風花が舞い踊る
はらはら
髪を飾る白い花
道を飾 ....
朝、起きたら大きな穴が体に空いていた
ぽっかり空いた穴
心臓骨肺…これって脂肪てやつかな?
でも母に聞くと何言ってるのよって頭叩かれた
どうやら私しか見えないらしい 外に出ても平然とみんな ....
好き
その言葉がストンと
胸に入ってきた
呼吸をするみたいに
自然にあなたを好きに
なりました
気が付いたら目で探してて
この階段を下りたらまた会えないかなって考えて…ドキドキし ....
イイコってなんですか
先生の言うことを何でも聞くことですか
親の言うことを何でも聞くことですか
大人の言うことを何でも聞くことですか
間違ってな ....
カラス
ゴミをあさる黒い鳥
不吉な鳥
いつのまにか増えて
群れて
人を襲いはじめる
そんな風にしたのは
人なのに
−増えたら殺さなきゃ
どうして
−だって恐い
何が
....
厚い雲が晴れ教室に射し込む日差し
風が吹くだびにカーテンがゆらゆらと踊る
カツカツ 黒板をたたくチョークの音
シーンとした教室に響く先生の声
机の端に刻まれた知らない名前 誰も知らない名前 ....
ゆらゆら と 水面が揺れ
光が反射して
ひらひら と 葉が水面に
落ち波紋をつくりだす
水面が空を鏡のように映し出す
形を変えながら
ゆっくりと流れる
空の時間
....
手が
想いを伝える
静寂のなか向かい合い 私たちは話したね
ときどき喧嘩もしたけど楽しかったね
でももう貴方はいないもうこの世界のどこにも いない ....
カラン カラン
げたが規則正しく音を作り出す
カラフルな浴衣
出店の匂いと客引きの声人々の熱気が空気から伝わってくる
見上げれば光の洪水と下弦の月
川の流れる音
風が高ぶった心と身を冷や ....
小さな手に握られた指が
離せなくて
ずっと寝顔を 見ていたい
不思議な感じ
何もかも違ってみえる
些細なことが嬉しくて
ちょっと照れくさくて
頭を小 ....
―何処か行くか?
ぽつりと誰かが言った 心に広がる
もどかしい 感情がただ うれしかった
行くあてもなく ただ歩きつづける
それしかできない
逃げて 逃げ ....
あの頃の小さな自分は
いまの歳になれば
なんでもできる 大人だって
思ってた
それは
違って ....