俳句2011 冬2
北大路京介

お互いの娘の墓に柿落葉

リストラをされたと言えず日向ぼこ

君の咳止まらないのが心配で

未成年けんちん汁で乾杯を

鴨川に八百万羽の都鳥

セーターをほどいたもので首くくる

チャージしたPASMOなくして寒稽古

夜回りへ拍子木持った変質者

もみの木にシャア専用のゲルググが

きっかけはマルキ・ド・サド忌調教師


俳句 俳句2011 冬2 Copyright 北大路京介 2011-12-03 09:18:39
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