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いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた

ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは


ほしぞらと月だけ
でもちっとも ....
リザの朱い唇が震えて 
ガラスの森ができた 
雪の降る音がするんだと言っていた
それはしゃぼん玉が割れるような音で 
十字架にキスをする温度のようだとも言っていた  
アフタヌーンティー ....
      

           いかれた月を舐めたい 
           ひりひりする 
           ひかりで
           けがれた 
            ....
方向性を定めず水面を揺らす少年少女
アイデンティティーの火花が空をのぼっていくから
頬杖ついた透明な空虚
あくびをしながら眺めればいい
空はなにひとつ言葉をもたない
殴り書きの小 ....
仄暗い真夜中の階段
それらは裸足で降りると
冷たくなめらかな
黒猫の尻尾みたいで
よく畝っている



そう考えると
なんと愉快な夜なんだろうと
わたしはおもうのだ


 ....
隣ん家の白い猫が鳴いている
早朝五時に朝ごはんをねだって
起き抜けのご主人様の足元を
くるくると尻尾を巻き付けては
あのグレーの瞳で上目っ面気どっているのかもしれない
どうもその声に少し ....
足音だけを削るように 影は スクリーンの向こう側だった

うたうような 雨が 溢れてた

ポツリ しずくが廻る 頭上のメリーゴーラウンド 

風は 無口で みあげていた

純粋の意味を ....
月を揺すりながら宇宙の
中空散歩の夜が落ちてきて 
ショートスカートをするり
とくぐりぬける箒星の尾っぽで
果てまで飛んで行けたらなと
思うのはなぜなんだろう
かすかに星の砂を
片手 ....
水色の陽射しが降る 浴槽に

14歳の夏の終わりを浸して

青いと 吹き渡る 風の音色

わずかな力で笑っている





白い馬に乗って どこへ行こう
 ....
水の足音が咲いている
うすむらさきの薫りを纏った浴室
    

    雨が降っている


小瓶のなかで鳩が飛んでいる
シャンパンの気泡を眺めている


    雨が降っている ....
たまさんのマーブルさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラストダンス- マーブル自由詩514-1-6
リザ- マーブル自由詩813-12-10
泥のように透明なぬくもりさえも月は舐めたいという- マーブル自由詩513-8-2
少年少女- マーブル自由詩412-10-10
黒猫しっぽと白猫の腹- マーブル自由詩612-10-1
素直- マーブル自由詩6*12-9-17
よるのしっぽ- マーブル自由詩212-8-20
宇宙中空散歩の夜- マーブル自由詩812-4-23
青い夢- マーブル自由詩311-12-23
雨が- マーブル自由詩211-12-6

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