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胸のいたみに身をまかせ

予感のまえで肘をさすった

空がこどくを叫んでいる

あたらしい緑が燃えている

だっくだっくと坂を下る

つないでいるのは骨だった


 春にむか ....
山のうえに

太陽がにじんでいた

アメーバのように

ちぎれそうに

ひかりがゆがんでいる


いのちは削るものなのですか

あなたは答えないかわりに

ぼくにそれを見 ....
痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った


ドライブする、夕暮れ

タニマチたちの、宴か


痛みを抱えた

あいつが泣いた

優しさ抱えた

あいつが狂った
太くなる

風が太くなる

孕んでいる

闇を孕んでいる

風が闇を孕んで太くなる


湿り気を帯びている

自然は昔から獣だった


太くなる

風が太くなる
 ....
あの日から遠いこころが始まった

そっちがいい

どっちがいい

気が向いたときだけ優しくできる


こらえきれず

きみを待ってる

ギター教室から

きこえる音楽
 ....
街にほどかれて

悲しみがほころんで

ふらついていた


悲しまない

悲しむまい


どこかで僕らは

計られ

見守られ

さやかな風が運ぶ

なにを見た ....
夜風を、友よ、

ぼくは、青春と呼ぼう、


黒の日だまりのなかで

ひとりを抱えて

自転車をこいでいる

いくつか光を過ぎて

セルロイドみたいな

外灯のそばの新緑 ....
ジャパン・ランドのうえを

ひかりが

風が、雲が

ちからの流れを変えてゆく

ぼくらはどこから来たのか

ぼくらはどこへ向かうのか

おなじでも

べつべつでもないのに ....
木蓮はほどけて

黄いろい死斑を散らせていた

桜の木々は赤く汚れて

ところどころに

灰いろのピンクを零していた


季節はひとつを終わらせ

ひとつを始めてゆくというの ....
月が好きなふたりだった

いくつもの月がふたりを照らした

あのころの轍に

いさぎよくSAYONARAしよう


春なのに月は

霞みが微塵もなかった

真昼のしろさだった ....
青灰いろの街が夕暮れ

赤がひときわ輝きだすころ

東の低きにそれは座っていた

なんびゃく万マイルその先の


     ○


ラブホイヤーに会いに行こう!

リオデジ ....
荒野だと思えば

ここはそんなところだ

悲しみは哀しみに

それが営みというものだ

ひとりではないのに

ひとりに酔いしれ

それが生身であるということだ


七月の ....
埃くさい

骨組みだけの

濃いひかり

会いたくなった

確かめたくなった


現実にはピンとこない

でもいつも

イメージだけを

感光紙に翻訳しなおす

 ....
ひよりさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(13)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バベル- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-26
Nobody_knows.- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-22
ドライブする、夕暮れ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-5-13
五月の夜- 吉岡ペペ ...自由詩608-5-6
遠いこころ- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-3
悲しみがほころんで- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-1
さよならの前につたえる- 吉岡ペペ ...自由詩1308-4-28
四月の風- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1008-4-18
春の切実- 吉岡ペペ ...自由詩1108-3-29
SAYONARA- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-22
天体の誘惑- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-21
群青のサンドウィッチ- 吉岡ペペ ...自由詩807-7-12
色彩の翻訳- 吉岡ペペ ...自由詩707-6-28

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