たそがれの丘にひとりのカーボーイ夕日を浴びて拳銃かざす

   午後の陽よほこりまみれのカーボーイ牛追い稼業の残業となる

   疾駆する馬を制する手腕かなロデオのように馬つんのめる
 ....
しあわせ村の村長さんは
昨日のことをすぐに忘れる

村の人口は減少してるのに
新しい学校をつくり
新しい文化会館をつくり

そんなこともすぐに忘れて
今は道路をつくることに夢中だ

 ....
Blue Sky
僕らが愛と呼ぶもののすべてが真実でありますように
僕らの幸せが誰かの不幸のおかげでありませんように

僕らのパズルはこんがらがっていつまでも解けない
このまま解けな ....
今日は仕事休みだったので、朝から雪見酒やりながら、だらだらこれ書いていた。
が、十人分書いたところで誤って全文削除してしまった。
笑えない話だ。

では、あらためて。でも、すっごく短評で。
 ....
今回は読む話ではありません。申し訳ない。
最近、調子が悪い。活字が読めない。。。自分の中の課題図書に手を付けれない状態です。
現代詩フォーラムのお気に入りも「new!」だらけ。精神的なものだから、 ....
僕の名前はベンジャミン。
ある日散歩していたら、ガラスの靴をひろってしまった。
おお、まさにシンデレラストーリーな展開だ、と思って、さっそく街にくりだしてみた。あからさまにガラスの靴を掲げながら、 ....
煙が這っている

吸殻 だとか 灰 だとか
抜け殻 だとか カス だとか
置き去りにして
きれいに消えてみせる

そんなふうに居なくなるなんて
ずるい
ただただ ずるい
儚さだけを ....
サンボール
煌く窓辺
髪が頬にかかり
数本は口元まで寄りかかる
白壁のビルが空と一枚になって
雲は遠慮がちに薄い
揺らぐ陰まで淡く香る
ペチコートカーテン
ひらり
青いスニーカーが似 ....
深夜シフトのコンビニ店員は
今日も、自動ドアの向こうにいる

23時から8時まで
これ以上にないほどダサい
緑とオレンジのうわっぱりを着て
レジを打ったり、品出しをしたりする
とても、と ....
真っ白
頭の中

言葉になるだろうことが
あるはずだけど

たとえば
あなたを心から愛しているとか
あなたを心底、憎んでいるとか

でも
それは
「ヴィンテージカー専門ショップ ....
アンドロメダの人よ


時折、
喧騒が吹き過ぎた
ほんのつかの間に
あなたの姿が
淡く とどきます

ともすれば
見落としてしまいそうな
線は
星星をつなぎながら
のびて、の ....
  

なにか?
とあまりにも
涼し気に微笑む君
のせいで
僕はとりあえず
牛乳飲んで
落ち着こうと思う
確か僕は
君の肩に手をまわして
さりげない愛情と
そこからなにげなく続 ....


「柴又ぁ〜、柴又でございます」

京成の電車を降りて{ルビ瓦=かわら}屋根の駅を出ると
前方には旅に出てゆくとらさんの像が{ルビ凛=りん}と立ち
柴又の町を振り返り、みつめている
 ....
その道は
街灯の小さな明るみの中に
白く浮かび上がっていた

様々な思いが通り過ぎていった
その白い舞台の上を
今日は
消え残る足跡がひとつ
闇の中に後ずさる

風が
粉雪と共に ....
  早朝フォーラムを開くと
  17通の私信が届いていた
  びっくりした
  こんなことは初めてだった
  うれしかった
  選挙の当選者と似ているのではないかと思った
  なかにはしょ ....
 田村隆一は太平洋戦争後の荒廃した社会を的確な詩語で捉え、戦後詩壇を代表する存在になった。と、日本の詩の歴史ではそういうことになっているらしい。僕は言うまでもなく戦後生まれ、それも高度経済成長の真っ只 ....  
カーテンの向こうの 
ついぞ見えたことのない 
とおくを見るまなざしの
(がたーん)
ひとりの
(がたーん) 
月影 
この、流れていくみどりのうえの 
ぶれていく指の 
疾走 ....
江ノ島の砂浜で、
少年だったわたしは、
父とカイトを、飛ばした。
父の、大きな背の、
後ろで空を見上げる。
埋まる足元と、手につく砂。
潮風に乗って、
黒い三角形のカイトは、
糸をはり ....
  仔犬のトイ・ヌードル
  ももちゃんは
  六ヶ月になった
  体重も2.7キロに
  いまはとっくんちゅうである
  お手 
  お座り
  ふせ
  ハウス ....
  
  AM4時になった
  烏もなかない
  あんなにゆきとあめをふらせたのだから
  きょうは晴れだろう
  まだカーテンは開けていない
  眠剤が効かないので
  朝早く起きてし ....
朝 起きてくると
窓越しに
遅く咲いた百合の花があって、
君はガラス越しにそれを見ていた
こちらを振り向くこともなく

 台所では
 しじみが口をあけてことりと音をたてる

僕は煙草 ....
風に吹かれ
アルミニューム
薄い地面の中に
突き刺さってみた
ボクいつも
抵抗ははかない

だので無抵抗主義で
砂埃に身体を浮かせ
ボクには光はまぶしく
いつのまにか
四角い部屋 ....
あなたを見つめる私を見つめる街角の眼を見つめるあなた   ノックを受けた
  10本 50本 100本
  陸上競技場でだ
  打っているのは父だ
  容赦なく短いボールや
  横へのボール
  前と後ろのフライ
  ショートバウン ....
掌に乗る
生命の記憶の
なんと軽いこと
幼い頃に言葉を喰らいすぎたのだろう
ジャンキーであると気づいた時には遅かった
わたしのなかには茱萸の実に似たかたちのものが棲みついており
それが私を満たしがんじがらめにする
 
わたしは哀し ....
今朝テレビで観たけど
そっちはすごく寒いみたいだね
戦後最大級の寒波ですって
アナウンサーが興奮気味に喋ってたよ
いま戦争の真っ最中なのに
戦後だなんてなんだかおかしいな
ちょっと遅くなっ ....
川原を歩く
黒くてつややかな石を探す
びんぼうぐさ片手に、これは黒曜石だと騒ぎながら。
そんなはずはないのに
そんなはずはない、と
一番わかっている連中が、騒ぐ
これは黒曜石だと。
つや ....
 

  父は帰ってこなかった
  後で知ることになるが
  街の花柳界で板前として働いていたようだ
  華やかなところだから飲む賭つ買う
  生活を送っていたらしい
  ぼくた ....
覚えてる
迷ったときの指先のちょっとした仕草とか
暑い室内でむっと漂ってきた身体の匂いとか

正午、君がサイレンの口真似をすると
僕らは作業を中断して
いつも小さな昼食をとった

今日 ....
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