ねぇ?
なあに?

ゆめ を みたの
どんな?

とても キラキラした


ねぇ
なぁに?

ゆめ を みたいね
キラキラした


七色の風 吹く夜は
永く  ....
「水の中の六月」

錆びた鉄の味のする手摺を伝って
空っぽの水槽を満たそうとする早朝
浸水された浴槽の縁を滑らないよう歩く
生まれた時から水に溢れていた




「駆け落ち」

 ....
中庭の芝生の上に
プリーツスカートを
花のように拡げ
背筋を伸ばし、
聖書の言葉を引用する彼女は
修道女みたいで
美しく聡明なその先輩を
私は崇拝していた
(彼女は廃部が既に決定し ....
こどもとさんぽしてると
へんなところでそだってるよ
とおしえてくれる

おとなにみえないものが
みえるんだね

きになって
しかたがないんだね

おとなにみえないもの
それはみえないのではなく ....
妻の誕生日に
新車を買って帰ることにした
プレゼント用ですか
と聞かれたので
綺麗に包装してもらった

走り出して
一つ目の信号にも行かないうちに
タイヤの辺りから
包装 ....
壁にピンナップされた僕らの写真を見ている 時々締め付けられるように過去が蘇るのだが
時間の不可逆性は 僕の味方ではないようだ

一人静かに時を消費することにも慣れてしまった もちろん本意ではない ....
厚い雲は過ぎ去り
青い空が広がっている
それでも私は見えざる恐怖に
震えている
いつ訪れるか分からない暗い日に
死の一文字に飲み込まれそうになりながら
毛布にくるまり目をつむる
どこかに ....
心臓がダメになったら
代わりに
原子炉を埋め込んで
それを動力源にして
パワーアップ!
なんてのもイカスよね
口から放射能を
吐いたりしてさ
大東亜共栄圏目指して
大陸に送り込んでや ....
トラウマを数えていたら時間切れ マドンナの縦笛の穴今年竹 紙飛行機雨の中飛んでいる ぷらすちっくの小さな筒型の編み機には
五つの突起がついていて
人造絹糸を星のかたちに結わえたら
それが
りりあんの始まり

食べ散らかした夏蜜柑の皮
白黴の生えた白パン
蟻の住処は大洪 ....
わたしは ホスト
あなたの ホスト

優先座席を 設けておりますから
別の座席には 座らないで 下さいな

いつもの 時刻
リザーブされた 感情

打ち返す 会話の波
さざなみカク ....
  蜘蛛の足が
  多すぎるからと言って
  面白半分に引きちぎる子供

  休みの日が
  長すぎるからと言って
  魚を釣り上げたあと
  血まみれの口から
  針を引き抜く釣り人 ....
この声は誰にも届かないと この手は誰にも触れないと 極力理解することで自分を守ろうとした だが声は増幅して多数の人々へと届き 手にはいつの間にか無数の糸が絡まり 僕はそれを十分感じていたが それでもこ .... 自販機に嫌われたコインばかり集める 幼い虹が
水たまりを駆けてゆく
窓を流れ 昇る曇
誰かが何かを読む声が
水路の終わりに響いている


空に迷う鳥の声
白に降りる白の声
割れた渦にざわめく森
 ....
水の底で
むかいあっている



水草が
こちらを見ている



水面の陽はむらさき
月が 横切ってゆく














 ....
灰皿に捨てられた
飴玉のように
灰色に灰色に
笑っていた


青空の下
ひと山いくらのペット
焼き魚のにおい
轢かれた音楽


不親切な
海への道のり
 ....
眠ってすごせれば楽しいかもね

男がうちに来たのです
「酢は入りませんか」と
ああ、
酢売りか...
そう思って
「入りません」
と言おうと玄関に行くと
男は
強引に入ってきました ....
──わしが死んでも
  この時計は捨てんでくれよ

親父はよくそう言っていた
死んでから
それがたったひとつの
遺言らしきものだったと思い当たる

祖父がやっていた
はんこ屋の店先に ....
四葉クローバーの芽が出て来た

ペットボトルに 100均でゲットしたフタつけて
ジョウロ代わりに パッシャパシャ

水をあげると 喜んで
暑さに めげずに 笑っているよ

左鉢が  ....
不思議なんて忘れていた頃 ときどき肩をたたかれる 遊ぼうよ あの頃のように
あんたはどうせ枠にはまれないさ だったらいっそ逸脱の限り 尽くしてみたらいかが?

なにも担保にならない 自分さえも  ....
*壱*マダナイへの手紙

「あの猫の名前はマダナイっていうんだ」と、教えてくれた人がいた。
ああ うわさは聞いたことがある。
明治の文豪の家に 飼われていたという 噂だった。  ....
北の果てのとある国 閉ざされた凍えた大地 流氷漂う暗い海峡
灯台の灯りさえ今にも夜に飲み込まれそうなそんな港街

幾人かの荒んだ風体の若者達が流行りのリズムにあわせて
からだを揺らせながら焚火 ....
風の愛撫に
はらり ほろり
八重桜が泣いた

すらり と知らん顔
真新しい翅を輝かせ
トンボは行ってしまう

墓地への細道
静かな午後

まだずっと若かったころ
感性は魚のよう ....
祝日は丸い氷でウイスキー飲む父の絵は直線ばかり エレベーターがある城なら行く ひどく風の ある日
ひとの顔ほどもある木の葉が
ぬいんぬいんと おおきく 
円を えがいたり
突然 すさまじい勢いで 遠くに
流れてゆきます
空は ごろごろと 唸っています


ひと ....
脱ぐかといったら脱がない
深夜の湿度を保った風に揺られながら
海辺をきみと歩く

曖昧なことを
ことばで表現したがらないので
わたしの質問はいつも夜の闇に消えていく

星々だけ ....
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夢のオーロラ物語- 藤鈴呼自由詩3*13-6-19
六月の朝に寄せて- 佐東自由詩11*13-6-19
わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」よ ...- Lucy自由詩21*13-6-18
へんなところでそだってる- 小川 葉携帯写真+ ...713-6-18
新車- たもつ自由詩1013-6-18
たった一人のこの部屋で- 梅昆布茶自由詩1913-6-18
暑い放射能- within自由詩4*13-6-18
原子力じいさん- 花形新次自由詩213-6-18
トラウマを数えていたら時間切れ- 北大路京 ...川柳513-6-18
マドンナの縦笛の穴今年竹- 北大路京 ...俳句213-6-18
紙飛行機雨の中飛んでいる- 北大路京 ...自由詩513-6-18
りりあん- そらの珊 ...自由詩21*13-6-18
わたしは_ホスト- 藤鈴呼自由詩2*13-6-18
生きろなんて、言えない- まーつん自由詩22*13-6-17
twitter- 葉leaf自由詩513-6-17
自販機に嫌われたコインばかり集める- 北大路京 ...自由詩813-6-17
こがね_さまよい- 木立 悟自由詩413-6-16
ノート(二水)- 木立 悟自由詩313-6-16
ノート(50Y.6・14)- 木立 悟自由詩313-6-16
夢か現か幻か- 初代ドリ ...自由詩313-6-16
親父の遺言- そらの珊 ...自由詩1713-6-16
フタつけて- 藤鈴呼自由詩2*13-6-16
不思議の杜- 梅昆布茶自由詩1413-6-16
あの猫の名前はマダナイっていうんだ- るるりら自由詩20+*13-6-15
ギャング- 梅昆布茶自由詩1013-6-14
墓地にて- ただのみ ...自由詩28*13-6-13
祝日は丸い氷でウイスキー飲む父の絵は直線ばかり- 北大路京 ...短歌413-6-13
エレベーターがある城なら行く- 北大路京 ...自由詩413-6-13
me- るるりら自由詩10*13-6-13
海が知っていること- かんな自由詩6*13-6-13

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