謳歌する冷蔵庫の中の牛乳 冷える身体は一人のもので
日曜の午後の桜の眩しさに白昼堂々犬を買います
僕が犬を触ることができるのは夜に牛乳皿を割るとき
君と犬の似ているところ探しては沈む夕日に口笛を ....
いい加減教えて下さい、おかあさん
わたしは本当にあなたから生まれてきたのでしょうか?
わたしは本当にあなたとおとうさんの子供なのでしょうか?

いい加減本当のことを言って下さい、おかあさん ....
夏の夜
夏の海

砂、砂

そっと手に掬う
一粒、ひとつぶ

祈る、祈るのは
誰のため?誰かのための

作りかけの自分
少し、すこし傷に砂を入れたい

自分が変われるのか
 ....
もうずいぶん昔のことなのに
最近になってもあけみは
僕の前に現れてきて
彼女はまだ
忘れていないらしい


        僕が彼女を忘れていないように
           それ ....
「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。

あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う

包丁 ....
お子さまからお年寄りまでみんなに人気の定番メニュー、
コアセルベート・スープはいかがでしょうか。

まず恒星の素を用意します。恒星の素はガスまたは液状です。
缶やビンに入ったものがスーパーで売 ....
その男は
ひたすらに詩を書き続けた
何も求めず
ただ書き続けた
詩を書くのと同じように
酒を飲み続けた
肴など必要とせず
ただ飲み続けた
血を吐いては飲み続け
罵倒されては書き続け
 ....
木々
 
いくつもの いくつもの
あかるさと
ささやきに満ちて
 
水 と

眠り
 
よりそう風
はな と
こぼれ
触れる
空に
消える 影 ....
道は水に覆われている
水には雪が映っている
雲も風も星もなく
空は粗く覆われている


灯は消え
曲がり角は軽くなる
貨物のない貨物列車に
持ち上げられては降ろされて ....
牧場は、今日も晴れるや。
山の向こうまで続く青空に
ポツリ、ポツリ 綿雲
良く乾いた干草が ホロホロと
風に浮かびそうな具合で
何となく 美味しそうだと思うのは
雑食動物の脳内変換 ゆえ
 ....
車内はひんやり寒い
乗客はみな一様にうつむき
僕の呼吸だけがまた
不細工な格好で繰り返される

耳元で川が流れている
昔、綺麗な魚に見とれて
手袋の片方を落とした
それは確かにあっ ....
海辺の坂を走る自転車のブレーキが
みぃみぃと鳴く
それが合図だったかのように
目をつぶると
浜辺の巻貝の中へ
体が入り込んでしまった
殻の奥でくつろいでいた巻貝は
ヌルリとだるそ ....
肩にまわした枝先から
次々に花が咲くように思えたのは
良く晴れた陽のまぶしさでなく
あれはそう
池のほとりから身を投げ出して
舞う花びらをつかまえようとした
少し危うげな
それでいて柔ら ....
夏、わたしのさみしさへ
はぐれた雲がひとつその影をおとしてゆきました。
青い空はわたしのものではなく
雲はしずかにながれてゆきます。
そのあわいかげにいつか はなの
しろいひとひらがあらわれ ....
積み上げられて溢れた雲が
いっせいに崩れ
散乱する光


仕入れを忘れ
品薄の空に
また雲を積み上げて
崩れるのを待っている



そんな


春の



活気に ....
   {引用=バージェス化石群のうかぶ
地底の暗がりで
水晶の音を聞きながら
ねむっていた
あなたへ

拝啓}
東北本線の夜行便が
山沿いの陸橋をちいさくわたり
けわしく青らむ空の奥 ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
  幸福を抱きとめて静止するあなたは、蕾のすがた
  胸に手をあててわずかにうつむくその、
  長い祈りにも似た、沈黙


  春を知る朝の、淡い喜び
  風が冷たくても、
   ....
あと三回死んだって

僕はおなじ姿で生きていける

生きる目的は

どこかの誰かが決めている

8ポイントのフォントに慣れてしまって

余裕のない永遠の愛ができる

 ....
おっさんのニオイを嫌がるのは女の子だけじゃない
オレだって嫌だ
終電でおっさん三人に囲まれた (マエちゃんが寂しがり過ぎるせいだ 今生の別れじゃないっつーの ☆コンチキショウ☆)
かなり強烈だ
 ....
早番であがった日
明日のこともわからず
夕暮れに、川の流れを見てる

社員さんの嫌味も聞き飽きたなと
すこし考えてみる
あたしなにやってんだろ。

お金を触るから、指が汚れる
手 ....
人さらいは人をさらったことがない
これからもさらう予定がない
けれど人さらいは人さらい
それは何の比喩でもなく
人さらいが人さらいであるということだ
何故人さらいは人さらいなのか
生まれた ....
海を見ると抱くあのときめきは
回帰してしまう恐怖と隣り合っているのかな
曇天のもと じっと目を凝らしていると
今にもゴルゴ13の顔をしたペンギンたちが
水平線までマトリックス状に押し合いへし合 ....
気がついたら
誰を見ても
ママになってた
道に迷った人がいれば
「かわいそうに、いま連れてってあげるね」
転んだ人がいれば
「あらあら大丈夫、泣かないで偉いわねえ」
寂しい人をみたら
 ....
依頼 の 扇状地 コウノトリ 掘削 消灯 の 手のひら またたいて 構図 radio speaks old stories ふうわりと 散財する 消去法 の 導き 砂漠 頬ずりして 策動する 短め の .... ガーゼの蛾がZ、ジョーカーの蝶がA
ガジェットMar(s)ケット 赤い新交法に
逆さの四月戦は雨がZAAAAと(1:4)
指がァZA全:一 「W.モールス 敵style-A」
鈍痛・2t・ワン ....
テーブルの上ではコンニャクが
ぷるんぷるんとダンスをしている
花束は戸籍を失効してしまった
僕のポケットには扉が無い
行きつけの店で転んだまま
起き上がれない児童相談員は綺麗な歯肉
 ....
(お金なんていらない)

昨日、100円のおにぎりが買えませんでした。
財布の中には104円あっても、
税込み105円のおにぎりが買えませんでした。
コンビニの店員さんは残念そうで、
僕は ....
五分後には
起きているはずだからと
忙しく鳴く小鳥を
なだめて眠る



親鳥は必ず来てくれる
          と


大きな口を開けて
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
優しき弓夜- りっと( ...短歌505-4-10
トゥルース- 太郎本人自由詩14*05-4-9
体がないから文字を与えて存在させます- 完食自由詩8*05-4-8
すべての世界はつながっているというのに- いとう未詩・独白1105-4-8
- いとう未詩・独白17+05-4-8
あけみ- いとう未詩・独白1505-4-8
コアセルべート・スープのつくりかた- 佐々宝砂自由詩9+*05-4-8
名もなき詩を書く男の最後- 初代ドリ ...自由詩7*05-4-7
生まれるもの- 浅見 豊自由詩2*05-4-6
ノート(夜走)- 木立 悟自由詩205-4-6
裸のマリー- 千月 話 ...自由詩10*05-4-6
車内- たもつ自由詩1005-4-6
貝の浜- 湾鶴自由詩205-4-6
桜の木の下で- ベンジャ ...自由詩905-4-5
わたしのさみしさは- 浅見 豊自由詩10*05-4-5
市場- あとら自由詩2*05-4-4
風景観察官の手紙- 朝倉キン ...自由詩23*05-4-4
少しだけ悲しいお話をしたあとに- ベンジャ ...自由詩31*05-4-3
木蓮/長い祈りから- 嘉野千尋自由詩12*05-3-31
○ボタンを連打する間に夏はどこに行ってしまったんだろう- ピッピ未詩・独白405-3-31
おっさんのニオイ- ヤギ自由詩9*05-3-31
早番であがった日- うめバア自由詩605-3-31
人さらい- たもつ自由詩1805-3-30
リサイクル・ミー- クリ未詩・独白305-3-30
職業病- チアーヌ未詩・独白605-3-30
飄々と_埋もれ_る_人間状_の_化合物- ななひと自由詩305-3-30
春.pop- 六崎杏介自由詩305-3-30
優しい仕事- たもつ自由詩805-3-30
お金なんていらない- ベンジャ ...自由詩10*05-3-30
優しい仕事- あとら自由詩5*05-3-29

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