青年は、生まれながらにして沼の番人だった。訳も知らぬまま、彼はこれまでの人生を底のない一つの沼を守ることだけに費やしてきた。沼のほとりで乞食同然の生活を続けながら、近づこうとする者を追い払い続けるの .... 探し物は 何処に売ってる?
呟く台詞に 思いつく
スーパーマーケットならば
何とか なるんじゃ ないかって

倖せの種ならば
誰かの心に 宿ってる?
歌詞カードを 見比べたなら
 ....
江戸っ子だから
寿司だなんて思われてたら
心外よ

好きなものは
麻婆豆腐と飛鳥

麻つながりなんて思われたら
これも心外
だってあたしの飛鳥は
飛鳥でも
ライオネスの方だもの
 ....
月夜に溶けるブランコになる 永久不滅ポイント0のぼくら硬度10の憂鬱ふらっと


こめかみに指ピストルを押し当てるネジ式のサイレントサイレン


こなごなと呼吸うれいてる断片たちうちできない夏に埋めて
 ....
僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
「あなたは神を信じますか」
ふいに声をかけられ、振り向くと、若い美しい女が立っていた。
 鈴木俊介は保険会社に勤務し、主に災害や火災に適応した商品を担当していた。昨今の地震や水害に対応するべく画期 ....
遠い、遠いあの日
結婚式のときにいわれたな

サムシングブルー
何か青いもの

「青」とは
透き通る
悲しみと、誇らしさ

おお、結婚。

はて、それならば
離婚の色は
何 ....
火花 踊る 
恐怖 揺れる 
刹那 祈る

マチマチの心が
町町に 溢れ
まちまちに 当たり
弾ける

田畑を 焼き尽くす
大文字の 彩りが
秋に肥え 冬を越え
枯れた ....
私の体で
彼は疲れる
私の言葉で
彼はいがむ
私の島で
彼は漂着する
私の果実で
彼はもぎとる
私は島を沈める
彼は舟すら作れない
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
 
過去は逆立ちしたってかわんねー

でも、未来はどうだ?

今しだいじゃねーのか



 
紫陽花や女ばかりの研究所 経済的な理由から
全て「ジャンク」だった
クズとされるその部品を寄せ集め

これまたお笑いな筐体に
ガラス張りの天板のテーブルだよ

ちゃぶ台君と名づけたそれは
今日も私のパートナーだ ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
砂浜の砂を握りしめ
手を開けば
崩れる砂
崩れた砂を見ると
砂は砂粒と砂粒だった

地球はひとつでも
本当の地球は
個々の人々や生きものたち
一粒一粒の砂粒

この世の中の本当の ....
脂の乗った腹は 嫌だけれども
油の乗った 人間には なりたい

油ばかり 売っていては
物事から 脱線して しまうけれども
売る油すら 手元に無いようじゃあ
潤いが 無い 気もするの

 ....
雷の落ちたあたりに錆びた塔 一般的問題はすぐに答えられらた
だがその後に延々と演算を求められ
そしてその果てに少数点以上三桁を記せと
これが鉄道会社の入社試験
二百人近くが本社ビルの会議室で
面接も当然あった
母親・ ....
グーグルアースのそこに眠る街の火が見える
かそけき線だ、名づけ親たちはみな
後悔している
野について知らず、またあなたについて知ろうとしない

生っぽい白いシーツが夕暮れても
なぜか不完成 ....
部屋は、けたたましいベルで溢れ

駆け引き以上のやり取りが

男女の垣根を乗り越えて

あちらこちらを行き交いする。。

「はっけよい!残った!!待ったは無い!!」

もう ....
警報の鳴り崩れたる冷奴 きゅっと結わえた髪が
頭の中を クリアにする

カチューシャは
ハワイの香り

正月までの 気忙しさを
すっかり 忘れて

雪なんて 世の中に
存在しませんヨ とばかりに
 ....
戦争ゲームで熱が入ったのとワインを一本開けたので興奮が収まらず
近所の飲み屋へ
おばあちゃん1人でやってる
店舗と家兼ねてる小さな赤ちょうちん
カウンターでおばあちゃん店主と延々と話す
白髮 ....
【また きます】


「雨が降り始めましたから
みなさん もう いそいで 降りてください」
と云われて 震えた
そういわれて わたしは いそいで 
その場を離れてしまった

ほんとう ....
君のことはフツー

ただいっしょに
ケーキ選んでるだけ
ただいっしょに
傘さしてるだけ
ただいっしょに
肉食ってるだけ
ただいっしょに
抱きあっているだけ

いっしょのうえに太陽 ....
此処には
白菜の 代わりとなる
透明な ダイヤモンドも

人参の 代わりとなる
紅き ルビーも

モロキューみたいに 爽やかな
エメラルドも ないけれど

くっつりと 寄り ....
さよなら さよなら
季節は足早に過ぎ去って行く
あの頃の思い出も見上げた空の色も
今では遙か黄昏の彼方に

黄昏よ
いつの日もおまえはそばにいてくれたね
どんな時もその光に包まれれば
 ....
ここエジンバラの森では象が歩く度に草花は押しつぶされて
つぶされた土の中からお化けが顔を出すよ

、困った、 困った 、

揺れる度に匂いは吸いとられてしまう
匂いにつられて小さ ....
.
熱は下がったのだろうか夜半過ぎ
冷蔵庫から出した牛乳の上に等量のコーヒーをおとす
流しに重ねられたポルツェランはなんども水をかぶったから綺麗にひかっている
蛇口をひねりたいがひねらない
 ....
あおばさんのおすすめリスト(15331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旧約蝶々- やまうち ...自由詩3*14-9-10
飯の種- 藤鈴呼自由詩1*14-9-10
江戸っ子メグ「わたしの好きなもの」- 花形新次自由詩114-9-10
月夜に溶けるブランコになる- 北大路京 ...自由詩714-9-9
硬度10の憂鬱_ - 阿ト理恵短歌9*14-9-9
彗星のうた- 梅昆布茶自由詩2114-9-9
- 山人散文(批評 ...7*14-9-9
わかれのいろ- うめバア自由詩714-9-9
モノクロ花火の夢- 藤鈴呼自由詩2*14-9-9
遠くの島- nemaru自由詩2*14-9-9
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
未来- 殿上 童自由詩20*14-9-7
紫陽花や女ばかりの研究所- 北大路京 ...俳句214-9-7
もう選択肢は少ない- ドクダミ ...自由詩214-9-7
『iPhone』- あおい満 ...自由詩914-9-7
だから僕は時々空を見る- ichirou自由詩14*14-9-7
アブラカタブラ- 藤鈴呼自由詩2*14-9-6
雷の落ちたあたりに錆びた塔- 北大路京 ...俳句114-9-6
入社試験と- ドクダミ ...自由詩114-9-6
かぼそいしむなしい- 平井容子自由詩714-9-6
願掛け- 梓ゆい自由詩114-9-6
警報の鳴り崩れたる冷奴- 北大路京 ...俳句414-9-5
カチューシャ- 藤鈴呼自由詩1*14-9-5
Pain_in_the_ass_hole- 馬野ミキ自由詩214-9-4
住う寝る所_二編- るるりら自由詩27*14-9-4
フツーの人- やまうち ...自由詩2*14-9-4
白い鍋の夜- 藤鈴呼自由詩4*14-9-3
黄昏よ- 未有花自由詩20+*14-9-3
仮に/蘭はモビルスーツを試着中- アラガイ ...自由詩7*14-9-3
ぶっつけ未詩_9- Giton自由詩4*14-9-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492 493 494 495 496 497 498 499 500 501 502 503 504 505 506 507 508 509 510 511